３４．５度

少し遠い店まで歩いて買い物に行き　あまりの暑さにげんなりする

こんなにも暑い夏に私は何年も徘徊をし続けてきたのかと思うと　情熱の力に感心するやらあきれるやら

雨傘でも持ちたくない私なので　日傘なんて到底無縁でここまで来たが　ひとがさして歩いているの見ると　ああ　あれだけでもかなり涼しくなるのだろうなあと思うようになったのは　年のせいだろうか

冷房を入れてしまうと　快適ではあるのだけれどどこか物足らない

夏はダラダラと汗を流して　その汗を拭きながら暑い暑いと言いたい

そう思うので　日が暮れて窓を閉めるまでは冷房は入れないことにしているのだが　めげるなあ・・・


あっ　今日で今年も半分終わるのか

梅雨明けしちゃった

昨日は徘徊の下調べをしていた

そして今日　外に出たら空気が熱い！

と思ったら　関東甲信地方の梅雨明けが出された

先週の予報によると今週はずっと曇りや雨模様のはずだったのに　いきなり月曜日から青空で３５度

梅雨の時の晴れ間とは違う　真夏の空と太陽だ

１０日間天気予報を見るとちゃっかり傘マークを消しているではないか

嫌な予感がするけれど幾らなんでもまだ６月　いやいやいや　ありえないでしょう・・・とは思うものの　ここ数日　毎日空はどこ吹く風でご機嫌である　

昨年もかなり早かったのに今年はその上を行く？と思っていたら　本当にそうなってしまった

観測史上初めてというけれど　おかしいでしょう

でもおかしいと言ったって　相手は自然なんだから仕方がない　

現実は現実

８月になったら早くも秋雨かもしれない

タオルケットやレースのカーテンを洗濯しながら　徘徊が躊躇される空模様に少し戸惑っている
　

滅多に見ないアニメを見た

文化放送のラジオ番組である「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」をいつも楽しみに聞いている

朝の８時前　月曜から金曜までの毎日１０分ほどのコーナー番組で　会社員の頃に振替休日か何かで聞いたのが最初だと思うが　本格的に聞くようになったのは退職後のことになる

１週間あるいは２週間にわたり　ひとつのテーマについて彼が説明をし　感じたこと　考えたこと　わかったことなどを話す番組であり　まな板の上に乗せるのは書物であることが多いのだが　このところは珍しく映画

そして先週から今週にかけて取り上げられたのが『この世界の片隅に』

映画の流れに沿って話は進められるのだが　それがなかなか面白くて　私はあまりああしたアニメーションを見ないのだけれど　彼の解説を聞いているうちにどうしても早く続きを知りたくなって　映画を見てしまった　

そしてあれは俳優が演じるのではなくてアニメだからこそ　あれだけ悲惨で残酷な世界でありながらも淡々と描くことができたし　私たちも一歩引いて見ることが出来ると　私もそう感じた（彼曰く　まるで人形浄瑠璃と同じではないかと）

誰が悪い　誰が敵であり　誰に責任があるのか　そういった視線を投げかけてはいない

戦争を声高に反対するわけでもなく　憎悪の気持ちもあらわにしない

さまざまな人たちの平凡で普通の人生が戦争によって大きく変えられてしまうと同時に　そんな非日常と思えるような日々にあっても日常の生活を営んでいくそのひとの健気さ　たくましさ　明るさ　そして力

色々と細かいところの伏線もなかなか

と思っていたら　なんでも来月からテレビで実写ドラマとして放送されるんだって

多分　アニメとはまた違った世界になるのだろうなあ


夜　南の空に綺麗な満月

食事会の約束

朝から台風の余波かと思うような風が吹いている

藍染製品のまとめ洗いをしてから　買い物に行くのをやめて今日は家の掃除をすることにした

家じゅうのガラス窓を拭き　網戸も綺麗にし　これから本格的に使うことになるエアコンの掃除もする

掃除といっても機械が自動的にほこりを取り除いてくれるので　カセットのようなものを取り出して捨てるだけなのだが　　場所が高いだけにどうしても億劫になりがちではあった

が　そこはおっとどっこい　先日買った踏み台が役に立ってくれる

それが無かった時には　椅子の上に２０センチほどの台を置くという実に不安定な姿勢でやっていたのだ

セットし直してから念のために試運転をしたら　切れなくなってしまった

まあいいか

夕方　会社の先輩だった人から電話があり　来週の食事会の約束をする

仮住まいの時に会ったから　１年半ぶりぐらいになるだろうか

出かけるとなったら　食事会の前にどこか徘徊しようかなあ

解放感に包まれて

空っぽの冷蔵庫にあげるご飯を買いに出かける

長かった病気から快復し　気になっていた冷蔵庫も無事に新しいものに替え　小さな山を越えたような解放感に包まれているのを感じる

外は気持ちよく暑く　日頃入らないお店にも寄ってみる

変化していく町にあっても昔から変わらずに残っているお店もあり　ここまで足を延ばして買い物に来ていた母のことが思い出される

去年の朝散歩の時に　こんなところにあったんだと気が付いた　少しオシャレな古本屋さんも覗いてみた

古書店独特の匂いがする店のカウンターには　３０代と思われる男性がいる

３人ほどの客がいるけれど　この町での古書店の経営は十分に成り立つのだろうか

なんて　余計な心配かあ

散歩や徘徊がしたくなってきたけれど　いよいよ私も日焼け止めを塗った方が良いかもと思うようになった

あの夏の徘徊で真っ黒に日焼けした腕が勲章のように思う時もあったけれど　さすがにこの年齢になると少し躊躇する

この暑さを味わいたくて　今日は冷房を入れずに汗を流しながら一日を終えた