先日本屋に行ったら 来年の運勢の本が並んでいた
ほう~もうこんな時期かと思ったが 買うことは勿論 見ることもしない
「女性は占いが好き」らしいが 「占いが好きなのは女性である」というのは否だし
「占いが嫌いな人間は 女性では無い」も否である
否であると言わないと 私の女性としての立場が無くなる
それでなくても大分失いかけているのに…
私には 手相を見てもらったり 占いをしてもらう人の気持ちが判らない
話半分としても 嫌なことを聞いちゃったら気になるだろうし
良いことを聞いても 実現しないと寂しい
もっともその良いことに煽てられて 木に登ってしまうかもしれない
来年は○○に奮起しなさい 良い結果が得られます なんて言われたら
おっ ちょっと頑張ったりしてみようかな~なんて思ったりもして
それが結果オ~ライだったりしたら…
だからこそ 私は占いを敬遠してしまう
占いの信憑性を問う気はないし 信じる人を馬鹿だなぁ~と思ったりもしない
そういうものに関心が無いのは 多分私は自分の自由意志を尊重したいし 信じたいのだろうと思う
結果が良ければ どうよ 私って凄いジャン!って思いたいし
結果が悪くても それが自分だってあっさり敗北宣言して ま いっかぁ~
実際 人は色々なものを信じたがるものだ
権威を信じ 肩書きを信じ 似非宗教を信じ やせ薬を信じ 天気予報を信じ UFOを信じ 鰯の頭を信じ
果ては 今日と同じ平凡だが安定した明日を信じて眠る
まさに信じる者は救われるのだ
だって とことん信じてたら どんな解釈だって成り立つでしょう?
それって案外幸せの境地かも
でも 私が一番信じたくて信じられないのは 自分のようだ
とことん信じたならば 幸せだろうけれど
でも世間からは非難轟々 礫が飛んでくることだろう
此処はひとつ 何の因果か占ってもらう必要があるかもしれぬ