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日々の暮らしのなかで

金銭感覚

2008年05月07日 | 日記・エッセイ・コラム
物事には優先順位がある。
 
例えば電気、ガス、水道、電話などの公共料金。
滞納すれば、まずは電話が停まる。
これは割りとすぐに停まるらしい。
電気、ガスは数ヶ月の滞納で停まり、
水道は最後だと聞いたような気がする。
 
こんな感じで、緊急事態に対しても
生活の中での役割等を考えて
何から解決していけばいいかを良く考える必要がある。
今風に言えば“トリアージ”と言うことだ。
 
我が家には、
不思議と壊れていないモノが少ない。
早く言えば、どこか壊れているモノばかりだ。
 
そんな中で最近、壊れ物に仲間入りしたモノがいた。
 
小便器。
 
我が家は洋式トイレなのだが、
その横には小便器が併設されている、
ちょとお洒落な空間が存在する。
その小便器の流れがすこぶる悪くなった。
ゆっくりと流れる小便器にイライラを募らせる。
 
オヤジが意を決して掃除に取り掛かったが、
どうやら掃除をするにも蓋が取れないらしい。
どんな方法でも無理らしい。
少しの間、洋式トイレで用を足していたのだが、
やっぱり小便器が使えないのは少々不便。
 
で、オヤジが一言言った。
 
「掃除がでけへんから、便器ごと交換しよか?」
 
絶句した。何をのたまわれてるのかと。
 
「8万ぐらい出したらあるやろ!」
 
そら、あるやろ。
でもね、でもね、オヤジよ。
8万も出して便器ごと変えてしまうなら他にあるやろ、
シャワーや、シャワー。
 
風呂場のシャワー。
もう一年ほど、水温調整が出来ないまま使ってる。
頭の皮が剥けてしまいそうなくらい
激熱な湯しか出ない。
身体に当てても熱くてガマンできないほどの水温で
頭を洗っている。
 
「シャワー直そか?」 
 
ガマンしきれずに切り出すと、 
 
「うん・・・・、せやけど高いやろ?」
 
「・・・・・・・」
 
シャワー丸ごと変えていくらするか知らんけど、
掃除がでけんぐらいで8万だすなら、
まずは、シャワーや。
 
ふつう、そうちゃう?