麻痺して、ういっしゅ

昨今、大型の倒産が相次いでいるが
負債総額何百億とかと言われてもピンとこない
また、海外への援助が何千ドルといわれても
見た事もなければ、使った事もないんで
それがどれくらいのモノなのかが実感出来ない
ただ、そんな数字が氾濫してるから
汚職事件や横領事件の金額を見ると
たいした額じゃないじゃないか？と感じてしまう
　
例えばプロ選手の年俸
大きな額のニュースを見た後に
　
「ダルビッシュが２億７千万円！」
　
と言われてもピンと来ない
ダルビッシュで思いだしたが
そういえば
　
“ういっしゅ！”
　
は、流行語大賞に選ばれませんでしたね
紅白落選に続いて、彼にとっては予想外の
結果に残念でしょういっしゅ！
　
最近はオフになるたびにメジャーリーガーが
誕生して、その度にメジャーの年俸の額に
驚かされてるんで
２億や４億って言われても、ちょっと
その凄さが麻痺してしまってるというか
　
他に、金額じゃなくても日常の中で
麻痺してる数字ってのはある
　
昨日、タレントがブラブラと街を歩いている番組があり
小学校を訪れ、ちょっと挨拶したいからと
教頭と掛け合って、お邪魔できることになった
　
「全校生は何人ですか？」
　
の問い掛けに教頭先生は　
　
「１４１人です」
　
その瞬間、僕の頭の中には
　
（多いなぁ～）
　
の文字が
もちろん、それを聞いたタレントは
　
「少なっ！」
　
って言ってました
普段、仕事をさせてもらってる学校は
もっと少ないんで
どうもそれになれてしまったようだが
よく考えれば
小学校で１４１人は少ないんでしょうね
　
数字ってのは、実感出来ないものなのです