大規模な金融緩和を中心とした安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」の指南役として、当時内閣官房参与を務めた浜田宏一米エール大学名誉教授は、10年に及ぶ政策の効果について「賃金が上がらなかったのは予想外で、私は上がると漠然と思っていたし、安倍首相(当時)も同じだと思う」と証言しました。
大企業の収益改善を賃上げへとつなげる「トリクルダウン」を起こせなかったことを認めました。
アベノミクスは、安倍氏が任命し間もなく10年の任期を終える日銀の黒田総裁が、2013年4月に緩和策を始めたのが柱で、円安に誘導し、輸出関連の大企業の収益を改善させ、賃金上昇、消費拡大につなげる狙いから、浜田氏は政策の開始当初「アベノミクスはトリクルダウン」と何度も強調していました。
しかし、大企業のもうけが下請けの中小企業に波及せず、賃金も上がらなかったことが明らかになった今、浜田氏は「ツケが川下(の中小企業や労働者)に回った」と問題を認めました。
その上で「賃金がほとんど増えないで、雇用だけが増えることに対して、もう少し早く疑問を持つべきだった。望ましくない方向にいっている」と懸念を口にしていました。
アベノミクスが間違いだったことは指南役が認めているし、安倍元首相も亡くなっている、黒田氏も日銀を去るので、アベノミクスの失敗を」認めるための障害は少なくなっています。
岸田政権はアベノミクスの失敗を認めて大胆な政策転換を図った方が、国民のためにも、支持率を反転させるためにもいいでしょう。
ここで決断しないと広島サミットまで持たないですよ。
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しかし、大企業のもうけが下請けの中小企業に波及せず、賃金も上がらなかったことが明らかになった今、浜田氏は「ツケが川下(の中小企業や労働者)に回った」と問題を認めました。
その上で「賃金がほとんど増えないで、雇用だけが増えることに対して、もう少し早く疑問を持つべきだった。望ましくない方向にいっている」と懸念を口にしていました。
アベノミクスが間違いだったことは指南役が認めているし、安倍元首相も亡くなっている、黒田氏も日銀を去るので、アベノミクスの失敗を」認めるための障害は少なくなっています。
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