ロシアでは政府の年金改革案に対する不満の高まりから、ウラジーミル・プーチン大統領の与党・統一ロシアの支持率が、2011年以来の最低水準に落ち込んでいます。
ロシア連邦議会の最大勢力を誇る与党・統一ロシアの人気は、プーチンあってのものだった。だがサッカー・ワールドカップの開幕直前に年金受給開始年齢を引き上げる改革案を発表し、急いでそれを可決しようとする議会の動きが伝わると、あらゆる世論調査で統一ロシアとプーチンに対する支持率は急降下したそうです。
全ロシア世論調査センターによれば、最新のデータでは、政府の改革案を最も強く推した統一ロシアへの支持率は、37%にまで下落。2011年に記録した史上最低の34.4%に非常に近くなっています。
プーチン政権に対する支持率低下はさらに激しく、31.1%でした。
別の国営調査機関や独立系のレベダ・センターによる調査も、同じような結果になっているとのことです。
今回の年金制度改革案では、年金受給開始年齢は男性が60歳から65歳、女性は55歳から63歳に、今後10年間で段階的に引き上げるというものです。
日本では、もう年金受給開始年齢が65歳に引き上げられていて、更に段階的に引き上げて70歳まで引き上げるという話も出ているそうです。
年金受給者に取って死活問題なのに、日本ではロシア程大きな反対運動が起こったり、内閣支持率、自民党支持率が低下するという現象は現れていません。
この差は何なのか。
日本国民の大人しさ(ある意味統制されやすい)に原因があるのかも知れませんね。
現在年金を受給している人、受給目前の人達が文句も言わず、内閣支持率、自民党支持率を下げるような抗議行動に出ないことが大きな原因でしょうね。
このような大人の態度を取っていると、安倍政権に馬鹿にされ、いいように搾取されてしまいます。
若い世代のことを考えることも大切ですが、自分たちの生活を守ることの方が優先順位は高いでしょう。
熟年世代、団塊世代よ、もっと過激になって、安倍政権と自民党に抗議しましょう。
内閣支持率、自民党支持率が急激に低下すれば、少しは反省するでしょう。
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