今日は憲法記念日。
改憲、護憲、様々なグループの会合が行われていますね。
今年は、NHK朝ドラ「虎に翼」の影響なのか、法律や憲法に関心を持つ人が増えているようです。
番組の中で、主人公が「法律は弱者を守る盾のようなもの、攻撃する武器のようなものと考えていたが、法律は綺麗な水源のようなもので、汚れるのを防いで正しく導かなければいけない」と言っていました。
つまり法律はいろいろな思惑で悪いほうに改正される恐れがあるので、皆で守らなければいけないということですね。
法律を改正するには、改正に必要な立法事実(現在の法律では問題を解決できない事実)が存在しなければいけないのですが、この議論が極めていい加減です。
憲法改正は、更に厳格な要件が課されていて、法律で解決不可能な場合に憲法改正の議論ができる。
立法事実の説明もいい加減ですが、法律で解決できないという説明も話にならないくらいにいい加減です。
例えば、自民党が憲法9条を改正しようとする理由が、現状の9条では自衛隊の存在が明確ではなく、隊員が可哀そうという極めてあいまいで感情的な理由です。
しかも法律で解決できないという説明もきちんとできていない。
「虎に翼」を観て、じっくり考えてほしいですね。
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