goo blog サービス終了のお知らせ 

常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

カンカン渡り

2022年02月26日 | 日記
溶けはじめた雪が、朝の冷え込みで凍って堅雪になっている。抜かることのない堅雪の上を歩くことを方言でカンカン渡りと言う。久しぶりの朝の陽ざしを浴びて朝散歩。大坊川の河川敷の親水公園はすっかり雪を被って足跡もない。カンカン渡りで目指したのは、その公園で咲いている筈のマンサクの花だ。家から10分ほどの距離である。気温は陽ざしのなかで上がってきたが、早朝だけに雪は堅く凍っている。目指す赤花のマンサクが、雪の白さに映えている。気になっていた花の咲き始めを見届けてほっこりする。少年のころ、学校への遠い道を、堅雪の上を近道にして歩いた記憶がよみがえる。雪が溶け始める3月、ほんの短い期間ではあった。

睡眠のサイクルが正常に戻り始めた。スマートウォッチの睡眠分析で、初めて良好の評価が出た。就寝9時41分、起床5時9分。睡眠時間7時間25分。深い睡眠2時間37分、浅い睡眠3時間4分、レム睡眠1時間44分。熟睡が64点で標準時間の70点までもう少しになった。目覚めた回数1回、呼吸の質98点。このくらいの睡眠の質が毎日保たれると、今年の目標である睡眠の質向上は達成できる。今まで頼っていた導入剤の使用も、止める方向で量を減らし、1/4錠を1週間続けた。晩酌を止め、まだ20本以上残っている歯を大切にし、運動で戸外に出、疲労を回復する上質の睡眠。こんな生活リズム手に入れることが今年の目標である。

睡眠のサイクルが回り始めて、読書の時間も小間切れながらとれている。散歩で寄るブックオフから、原田マハの文庫4冊を読了。この人の本は面白すぎて寝入りを邪魔することがある。小島直記『老いに挫けぬ男たち』は、この随筆執筆中に2度の癌に冒され、その地獄のような闘病生活のなかで書かれたものである。著者は老いだけでなく、癌に挫けぬ男でもあった。この本から、この期間どれほど力づけられたことか、計り知れない。本棚から探しあてた本には永井龍男『石版東京図絵』、岡潔『日本の心』などの名著。もう一度読み返して裨益されることの大きさを改めて知る。さらにブックオフから樺沢紫苑『アウトプット大全』『行動最適化大全』、堀江貴文『スマホ人生戦略』などは、高齢の日々を暮す有益なノウハウが満載されている。読書とスマホの融合、この時代でなければできない情報活用で高齢の日々を楽しむことができる。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする