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早朝、朝焼けが美しかった。登山の時は、少し気取ってモルゲンロート。ドイツ語でモルゲンは朝、ロートは赤。少し空気中に、水分が含まれている方が、赤味に深みがあってより美しく見えるような気がする。4時半に目が覚めて、東の空が薄いピンクに覆われた。カメラを取り出している内に、明るさが増して、普通に見る朝焼けになってしまった。空の様子は実に時々刻々と変化を見せる。虹を撮影する時も同じだ。こんな美しい虹は初めてと思ってカメラを取り出しているうちに、もう虹からその輝きが消え去る。カメラのショットも、最高の状態で撮影できのは、低い確率になる。
しのびたる所にありては、夏こそおかしけれ。いみじくみじかき夜の明けぬるに、つゆ寝ずになりぬ。やがてよろずの所あけながらあれば、すずしく見えわたされたる。
いますこしいふべきことのあれば・・・(『枕草子』)
清少納言の夏の朝の語らいは、飛び立つ烏の鳴き声にうち消されていく。今日は、コロナで行けなかった尾花沢へ盆礼。気温は36℃の猛暑日が予報されている。強い陽ざしは、身体に強いストレスをもたらす。高齢になると、気をつけることが、ひとつずつ増えていく。
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