ミモロのお雛祭りリポートから、再び三浦半島の日帰り旅に戻りましょう。
「日本料理 葉山 日影茶屋」で季節のお弁当を頂いたミモロに、
お友達が「近くに器のお店があるから、覗いていきましょう」と誘います。
二人が、向ったのは、「日本料理 葉山 日影茶屋」の左側にある
「小池陶器店」です。
通りにある看板から、路地に入り、その奥にお店がありました。
「サラダを盛るのにいいかも」
さっそくミモロは、気になる器をみつけたよう。
ここには、鎌倉に縁の深い北大路魯山人の器のうつしをはじめ、
染付けや粉びきなど、さまざま器や花器が、店内に所狭しと置かれています。
旅のポイント:美食家で知られる北大路魯山人は、1927年、多治見の陶芸家荒川豊蔵を鎌倉山に招き、作陶活動を開始。その豪放磊落な作風の器は、後の、多くの陶芸家に影響を与えています。「小池陶器店」には、そんな作風の器が棚の一角に並んでいます。お気に入りが見つかるかも。「小池陶器店」:三浦郡葉山町堀内10 電話046-875-5983 11:00~18:00 水曜休み
店の中をあちこち見て回るミモロ。
「あ、これは何?」
細かく彫刻された木製の台でしょうか。
「これは、置物台?それともお椅子?」
ミモロは、興味津々です。
「使い方は、その人の自由にどうぞ」とお店のご主人。
なんでも、庭のテラスにある工房スペースで作られるこの店のオリジナル作品だそう。
「ここで作っているんですか?」
ミモロは、さっそく庭に出てみることに。
工房スペースには、作りかけの台が。
木の温もりが伝わってくるような手作りの作品。
表に掘り込まれた図柄は、龍や花など、吉祥紋が人気だそう。
陽射しが温かなテラスには、ミモロより先客が、
陽だまりにくつろいでいました。
「私も一緒に・・・」
本物のネコちゃんの隣りに並ぶミモロ。
ネコは、そばのミモロに怪訝な表情を見せながらも、
お日様の温かさにウツラウツラ・・・。
ミモロもちょっと眠くなりました。
「海を見ながら、ケーキ食べましょう」
お友達の言葉に、ミモロの眠気は吹っ飛び、
一目散に、お友達のもとに走ります。
「どこに行くの?美味しいケーキがあるの?」
ミモロの頭の中は、もうケーキのことしかないみたい。