「下鴨神社」に初詣にやってきたミモロ。お友達に送るお年賀のお菓子を買いに、神社から徒歩5分ほどにある「茶寮 宝泉」へ。ここは、ミモロが先ほど白玉しるこを食べた神社境内にある「お休み処 さるや」の母体の和菓子店です。


住宅地の一角にある趣ある日本家屋が、茶寮で、お菓子を買うだけではなく、そこのお座敷で、わらび餅やお抹茶などがいただけるのです。
このお店には、お雛祭りの時期や、祇園祭の時期などにも訪れているミモロ、お気に入りのお店のひとつです。


暖簾をくぐり、店内にはいると、広い土間のスペースに、いろいろなお菓子が並んでいます。「下鴨神社」にちなんだ葵の葉をかたどった「賀茂葵」は、丹波大納言を使った、この店を代表する銘菓のひとつ。「ハートの形に似てる…」とミモロ。それ、葵の葉っぱです。

「どのお菓子にしようかなぁ~」と、品を見ながら、そこの試食を次々に…。「う~どれも美味しい…悩んじゃう…」と言いながら、またパクリ。
「あ、ミモロちゃん、あけましておめでとうございます」と奥から出てきてくださったのは、このお店の店主の古田さん。

お正月の三が日、古田さんは、下鴨神社の「さるや」で、ひたすらお雑煮をつくっていたそう。「う~食べたかったなぁ~」と、1月4日までのお雑煮を食べそこなったミモロは、残念でたまりません。
また、今年は、「下鴨神社」の式年遷宮の年。

約20年で、建造物をはじめ、あらゆるものが、古びて、あたらなパワーをチャージするために、新しいものを作るという日本の神道の考え方。まだ使えそうと思っても、新調することで、その技術が保たれる…なんと昔の人たちは、考えが深いのでしょう。未来のことをしっかり見据えているのです。
「ミモロちゃん、お茶どうぞ…」と…。「わ~うれしい…」

「あの~お座敷上がっていいですか?」とミモロは、今日は食べないのに、お庭を見に、お座敷へ。
まだ雪が残るお庭を、ガラス窓越しに眺めます。

「あ、お正月の飾りがある…」床の間には、初日の出のお軸や、福鈴が飾られています。


「あら、クマちゃんが振袖着てる~」と、座敷をあちこち歩き回るミモロを見て、お座敷にいらしたお客様。
「あの~ネコなんですけど…」

ミモロは、「賀茂葵」と栗のお菓子を箱に詰めてもらって、「これ、お友達に送るんだ~」と目的を果たして満足そう。
「このお菓子も食べたかった…」と、季節の和菓子を眺めて…。まだ食べる気なんだ~。

「今度にする…」そういうと、夕暮れが迫る中、トコトコと家路に向かいました。

*「茶寮 宝泉」京都市左京区下鴨西高木町25 075-712-1270 10:00~17:00 水曜休み

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