ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの紅葉情報。「曼殊院門跡」。遠州好みの枯山水の庭園。

2016-11-21 | 歴史・史跡

京都の各所の紅葉見物に、連日、出かけているミモロ。「いっぱい行きたいところあって、もう体がもたない…」と、言いながらも、どこか楽しそう。「だって、やっぱりこの時期しか楽しめないものだもの。見ておきたいよね~」と。

この日出かけたのは、京都の北東に位置する「曼殊院門跡」です。
 
「ここの紅葉もなかなか素晴らしい~。さすが門跡寺院、なんか品格を感じるね~」と。

門跡というのは、皇室の方が、代々住職であった寺院で、日本には17ヶ寺があり、そのうち京都には、13ヶ寺あります。それは、青蓮院、知恩院、妙法院、三千院、聖護院、実相院、仁和寺、大覚寺、毘沙門堂、随心院、勧修寺、三宝院、そしてここ曼殊院です。
その中で5ヶ寺、青蓮院、三千院、妙法院、毘沙門堂、曼殊院が天台宗の寺院です。

「いずれの門跡寺院も、大きくて、りっぱなお座敷があったりするよね。さすが、皇族の方が暮らされた場所だもの。どこか雅な趣がある気がする~」とミモロ。

ここ「曼殊院門跡」は、元々、比叡山にお堂を建立したことに始まり、明暦2年(1656)に、現在の場所に移りました。また、ここは、桂離宮を作った八条宮智仁親王の息子、良尚法親王によって作られた茶室、枯山水の庭などがあり、優美な貴族好みが反映された景色が見られます。

建物の内部は、撮影ができないので、今回は、お庭をご覧いただきます。
  

建物のあちこちを歩き回るミモロ。時折立ち止まっては、お庭を眺めます。


広い建物のあちこちで眺める庭は、いろいろな趣が楽しめるもの。
 
「鶴島」には、樹齢400年の五葉の松が鶴の姿をかたどっています。

ミモロが訪れたのは、11月中旬。「まだちょっと紅葉の盛りより早かったかな~」


紅葉も美しいのですが、ここは、5月に咲く霧島ツツジが有名。「そのころ、また来たい~」と思うミモロでした。

紅葉の時期に設けられたお茶席のあるお部屋のそばを通ると、中からなんとも荘厳な音楽が聞こえてきました。 
「なんだろ?」と耳を澄ませるミモロ。
その音楽は、天台声明とグレゴリオ聖歌のコラボしたものだそう。「すごく心癒される音楽だね~。あの~CDないんですか?」とお寺の方に伺うと、「今は、ありません」とのこと。「う~残念…すごくいいなぁ~」と、しばし、その音楽を聞いていたミモロです。

「聖歌と声明って通じるものがあるんだね~不思議~」とミモロ。平和と人々の幸せを祈る声には、国境も宗教の違いもないようです。

さぁ、ミモロ、そろそろ帰りましょ。もう4時半だから、急がないと陽が暮れますから。

「うん」というと自転車に飛び乗ったミモロ。

「あれ、ここの紅葉すごくキレイだよ~」と曼殊院門跡のそばの弁財天を祀る社へ。
 

そこにお詣りして、紅葉が彩る池を見たり・・・
「わ~大きな鯉がいる~」と身を乗り出します。


ミモロ、もう行かなくちゃ~。京都は、5時になると、陽が沈み暗くなります。
「ホント、最近、日没早いね~」と、自転車のバスケットの中で。ペダルを真剣に踏んで、家路を急ぎました。

*「曼殊院門跡」の詳しい情報は、ホームページで


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