3月21日は、京都では「伝統産業の日」というのだそう。ミモロは、18日に、京都岡崎の「みやこめっせ」に出かけました。3階にエスカレーターで上がると、広いスペースには、京都の伝統工芸の品々が多数展示されていました。
会場内をトコトコと歩くミモロ。
「あ、紙漉きやってる~」と興味津々で足を止めます。
京都府の北部、綾部市の黒谷は、昔から良質な和紙の産地として知られます。なんでも黒谷には、800年ほど前、平家の落ち武者が隠れ住み、生活の糧に和紙作りを始めたのがそのルーツだとか。
「へぇ。そこの和紙職人さんたちって、平家の子孫なんだ~」と、別のことに関心を抱くミモロです。
黒谷には、「黒谷和紙工芸の里」という場所があって、週末、そこで「はがき漉き体験」などもできるそう。[温かくなったら、行ってみたい~」というミモロです。
「こんにちは~」清水焼のブースで、以前お目にかかった「わかば会」の陶芸作家の山口さんに偶然遭遇。
「かわいい~」ここでは、小さな箸置きの製作をなさっていました。「ミモロちゃん、こんにちは~また会えたね~」「うん」と再会を喜ぶふたり・・・。
ここには、いろいろな体験コーナーがありました、
「あ、ここ知ってるもん~」というのは、真田紐の「江南」の和田さんです。
[ミモロちゃん、こんにちは~」「ここに来てるってホームページにあったから、会えるって思ってました」とミモロ。
最近、五条通エリアにお店を移転。「新しい店にも遊びに来てね~」と和田さん。「はい、伺います」とお返事。
「これいいな~」小さな下駄についた真田紐を見て…。真田紐を鼻緒に使った下駄も素敵です。
「あ、お久しぶりです~」と隣りのブースは、「京こま 雀休」です。ご店主の中村さんにご挨拶。「こまで遊んでいってください~」と。
「クルル~」と回して遊びます。
伝統工芸に興味のあるミモロは、会場内には、顔なじみの職人さんがいっぱい。さすがインパクトの強いミモロ、しばらくお目にかかっていなくても、しっかり覚えていてくださいました。うらやましい~
「あ、鼓がある~」
ここのブースは、鼓や太鼓に使う「調べ緒」を作る「山下慶秀堂」の5代目の山下雅治さんのブースです。
全国で、この調べ緒を作る職人さんは、3人しかいないそう。
「調べ緒」というのは、鼓の皮と胴を組みわせるのに使う紐。そればかりではなく、鼓の音程を変える部分でもあります。
「え~そんなに職人さんが少なくなったら、歌舞伎なんかでお囃子演奏する人困っちゃいますね~」とミモロ。
「そうですね~。調べ緒は、消耗品ですから、何年に1度は、替えないと~」と山下さん。
「ミモロ、前に鼓習ったことあるんです~」と、そこで実際に鼓をポン~と。「おや、なかなか上手・・・」と山下さん。「はい、笛も習ったんですけど、ミモロ、指短くてダメでした。それなら鼓ならと…でも、鼓持つ腕が吊っちゃいました」と、とりとめもないお話を…。
「調べ緒」は、麻で作ります。
小鼓で、8m70㎝、大鼓で10mにもなる長い紐です。
染料を染められた美しい紐に・・・。紫色のものは、家元クラスしか許されないものだそう。
「伝統産業の日」は、京都の職人さんとその優れた技をもっと多くの人に知ってもらうために京都市が「春分の日」に設定しました。日本の宝の伝統産業。その多くが後継者不足に直面しています。
「調べ緒なくなったら、大変~」とミモロならずとも思うはず。「もっと文化庁なんかが、支援すればいいのにね~」と。きっと多くの人が同じような思いを抱いているのでは?
「もっといろんな伝統産業レポートするんだ~」と、意欲的なミモロです。
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