清水寺に続く清水坂の近く、東大路通の東側にある昔ながらの和菓子屋さん「浪川菓舗」。
「ここ気になるんだ~」とミモロは、前を通るたびにお店の中を覗いていました。
9月は、店の前に「月見だんご」の紙が貼られています。「月見だんごだって~美味しそう」
店の中に、小さな月見だんごが…
「いらっしゃいませ~」と奥から出てきてくださったのは、ご店主の並川一久さん。店内には、古い菓子箱が積まれています。
「こんにちは~。あの~このお店、昔からここでやってるんですか?」とミモロ。
「はい、創業は明治5年といわれます。私で六代目になるんですよ~」と。「え~そんなに歴史あるお店なんだ~」そう、京都の老舗のひとつです。店には、さまざまな表彰状。そしてこのお店は、「清水寺御用」を務めているのです。
先々代のご店主が、清水寺の座主さまのおすすめで、お寺に納めるお菓子を作っているのだとか。
「清水寺」の法要などの折に、納められるお菓子です。
「わ~ここのお菓子、みんなかわいい~」とミモロ。
季節の上菓子は、お茶会などにも使われる品。小ぶりで食べやすいサイズで、しかも1個150~180円というお値段。
「今時、安すぎるって言われますが、まぁ、ギリギリですけど、喜んでいただけるんでねぇ~」と。
お餅、上菓子、餅菓子、焼き菓子のすべてを奥で作っています。
食べやすいサイズで、贈答品にも好評。この時期は、栗もち、きんかん餅も食べたい品・・・。
「あ、栗まんじゅう、栗が入ってるんだって~。どら焼きもいいなぁ~」とミモロ。
ちょっとレトロな雰囲気の包み紙も素敵。
京都の老舗菓子店というと敷居が高そうなところも多いのですが、ここは地元の人たちが気軽にお茶請けのお菓子を買に来るお店。ミモロもちょっとお腹が空くと、「1個ください~」とお菓子を包んでもらっています。
京都には、こういう飾らぬ老舗も多いのです。清水寺に行ったらぜひ、立ち寄ってはいかがでしょ?ちょっと和菓子が食べたくなった人に気軽に楽しめる、美味しい和菓子です。
*「浪川菓舗」京都市東山区東大路松原上ル辰巳町113 075‐561‐0933 8:30~17:30 不定休 東山区役所向かい側
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro@piano.ocn.ne.jpまで
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら