「今日は、時代祭なんだ~」とすでに7回も見物しているミモロ。「まぁ、ちょっと出かけてみようかな~」と11時頃、「京都御苑」に向かいました。行列の出発は12時です。
出発まで1時間あり、京都御所の建礼門の前には、今朝、「平安神宮」から担がれた桓武天皇と孝明天皇の2基の鳳輦が置かれ、その前で神事が行われます。
それを拝見して、ミモロは、行列の出発を待つ人たちが待機しているところへ。
「こんにちは~」行列の先頭を進む方たち。
また、「京都御苑」で披露された鼓笛隊の演奏は、「山国隊」の方々です。
「時代祭」の先頭を進む「維新勤王 山國隊」は、「戊辰戦争」の時に、新政府軍に加わり、幕府軍と戦った人たちで、京都北部の周山街道の地域に暮らしていた農民の部隊です。
この地域は、桓武天皇が平安京遷都の際、都造営のために木材を供給する地域で、以来、朝廷との結びつきが強いエリアなのです。その深いつながりから、朝廷のためにと、83名が、農具から、一度も握ったことがない刀を握り戦いに参加。新政府軍と幕府軍の戦いは、京都から関東、東北へと移ります。その戦いの中で、命を落とした7名を弔うために創建された「山國神社」。その例大祭で「山國隊軍楽保存会」による軍楽行進が行われます。
「山國隊」は、江戸到着後、行進曲など鼓笛軍楽を習得。明治元年には、さらに軍楽の練習に励んだそう。それが現在も保存され、時代祭の先頭を進む鼓笛隊のベースになっているのだとか。
さて、待機している場所でのミモロの楽しみは、馬や牛に会うこと。
「こんにちは~」
馬に声を掛けて近づきます。
「おやつ食べてるの?」御苑の草を食べるのに夢中な馬。「行列お腹空くもんね~」
「がんばってね~」
これから始まる2時間ほどの行列に向かう馬にエールを送るミモロです。
「わ~馬さんたちみんなキレイ~」行列には、たくさんの馬が参加します。映画撮影をはじめ、葵祭やいろいろな祭り、イベントに参加しているベテランの馬たちです。
「時代祭」は、時代装束行列が見どころですが、実は、馬を飾る装飾も見事なもの。
「あ、いる~」とミモロが恐る恐る近づいたのは、牛車の牛。「こんにちは~黒毛和牛さん」
牛も美しい装飾をされています。「黒毛和牛さん、頭に飾りつけてる~」
「ハハハ~これ肉牛じゃありませんよ」といわれました。
黒い牛を見ると、黒毛和牛さんと声を掛けるミモロなのです。
トコトコいろんな場所を歩いていると「あ、ミモロちゃん!」と声が…。
石座神社や粟田神社のお祭りでお目にかかった剣鉾の差し手の方と祭りなどの役員をなさっているお父様。
「わ~このお祭りにも参加してるんですか?」とミモロ。「はい、今日は鳳輦担いでます。昨日は、八大神社の剣鉾差し上げました。今週は、亀岡祭にも行くんですよ~」と。「わ~連日、忙しいですね~」とミモロ。京都では、それぞれの祭りをみんなで助け合って行うのです。「がんばってください~ミモロも亀岡行こうと思ってます」と。
さて、ミモロがトコトコ歩いていると、なんと「これどうぞ~」と、観覧席の招待券をいただきました。
「キャ~座って見られる~」となんとラッキーなミモロ。
観覧席から行列を見物します。
目の前に次々現れる時代装束の行列。
「わ~鳳輦だ~」
行列の最後は、2基の鳳輦が…。
12時からスタートした行列の最後尾が「京都御苑」を出たのは、14時30分くらい。その時刻、先頭は、すでに「平安神宮」に到着しています。行列の長さは、約2キロといわれ、通過所要時間は、約2時間。
「わ~つまり行列のコースずっと交通規制なんだよね~。なんか今日お天気いいから、全部見たら日焼けしちゃった~」
観覧席の前の方に座ったため、途中で移動ができず、結局2時間、久しぶりに全部の行列を見物することになったミモロでした。
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro@piano.ocn.ne.jpまで
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら