10月8日は、東山の「粟田神社」の「神幸祭」。
「ミモロ越境氏子なの~」と、親しみと崇敬を抱く「粟田神社」。ミモロは、このエリアに住んでいないので、お友達の家に下宿しているということにして、祭りに参加しています。
それぞれの神社の氏子町は、明確に分かれていて、神輿が巡る範囲は、決してその氏子町を出ることはありません。
今、ミモロが住むのは下鴨神社の氏子町。「でも下鴨神社には、お神輿ないんだもの~」と。そう「下鴨神社」の祭事は「葵祭」をはじめ。いろいろありますが、お神輿はありません。ということで、神輿や剣鉾好きのミモロは、以前住んでいた東山の「粟田神社」のお祭りに今も参加しています。「それに顔見知りも多いしね~」そう、地域との結びつきは、その地域にどれだけ知り合いがいるか…が一番に。
「ホイットー、ホイットー」という掛け声が響く神輿。その声を聞くと、「なんか心がワクワクしちゃう~」ミモロです。
「すごい神輿の半被着てるんだ~」と声が。「祇園祭」の神輿「三若」に昔から関わる方から声が…。「はい、神輿会の方に作っていただいたんです~」と、自慢の半被を見せるミモロ。そう神輿の半被は、神紋が入っているので、勝手に作ることは憚られます。
京都の神輿は、東京の神輿と担ぎ方も掛け声も異なります。「ワッショイ、ワッショイ」は、東京の神輿。また掛け声と共に踏むステップは、弾むように軽やかで、それがなかなか難しく、担ぎ手は練習をしています。
「それに、京都の神輿は、金ぴかで錺がいっぱいだから、すごく重いの」そう、1トンを超す神輿で、胴の部分も大きく、東京の神輿とはスタイルが異なります。また担ぐための長柄の長さも相当です。
京都人は、「京都の神輿が日本一」というプライドを持っているよう。
大きな神輿を担ぐには、多くの担ぎ手が必要で、京都各所の神社の祭には、それぞれの担ぎ手がお手伝いに出かけ、助け合っています。「祭りシーズンは、担ぎ手の人たち、毎週どこかの神輿担いで忙しそうだよね~」。11月の初旬まで、週末は、どこかで祭りをやっている京都です。
ミモロは、神輿にしばらくついて歩いてから、「粟田神社」の境内に戻りました。
この日は、剣鉾と神輿が、氏子町を巡りますが、そのコースも時間も異なるため、両方見物しようとすると、あちこち歩き回らなくてはなりません。「すごく忙しいの~」とミモロ。
「う~ちょっと休憩しよう~ふ~」
さすがに歩き疲れたミモロは、子供神輿のそばで休憩。子供神輿は、午後早い時間に神社を出発し、1時間ほどで境内に戻っていたのです。
「あれ、ミモロちゃん、ここにいたんだ~」と、神社の崇敬会でお祭りにいろいろ関わる前田さん。満面の笑みで。
「うん、お神輿、戻ってくるの待ってるの~」とミモロ。
「あ、声聞こえる~もうすぐお神輿帰ってくる~」と耳をピクピクさせるミモロ。
やがて神社の石段の下に神輿の姿が...佐々貴宮司さんや神輿会の一澤会長も戻ってきました。
さて、ここからがもうひと頑張り。石段を経て神輿を境内に上げなくてはなりません。
「みなさん~神輿を引っ張るの手伝ってください~」との声。「は~い」ミモロも微力ながらお手伝い。
「ヨイショ~」境内にいる人たちが、神輿に繋がる綱を引っ張ります。剣鉾の差し手のみなさんもお手伝い。
無事に神輿は、境内に。ここで最後の差し上げなどが行われます。
「あなたの神輿担ぐの?」と女性の担ぎ手の皆さん。「ううん、小さいから担げないの~」と残念そうに答えるミモロ。
京都の神輿は、女性が担げるものと、担げないものがあります。「一度担いだら、はまっちゃって~」と、おっしゃる皆さん。担げる神輿には、参加なさっているそうです。
いよいよ今年の「神幸祭」を納める神輿担ぎが始まりました。
境内にはいっそう大きな声が響き、担ぎ手は、最後の力を振り絞って、何度も神輿を差し上げます。
その様子をじっと見守るミモロです。
人々の穏やかな暮らしを守っていただくよう、神輿に乗る神様にお願いします。
「お祭り終わっちゃう~」祭りの後は、やはり寂しいもの。
夜が迫るころ、無事に「神幸祭」は、納められました。
10月15日は、10時から「例大祭」が行われます。
11時には、式包丁の奉納も…「また来なくちゃ~」と、ミモロの祭りは、まだまだ続きます。
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