秋が深まりつつある京都。ミモロは、夕暮れ時に岡崎の「京都国立近代美術館」に出かけました。

琵琶湖疏水沿いにある美術館。その周辺には桜の木々が秋には赤く色づきます。
「う~まだ紅葉は先だけど、ぐっと秋らしくなったよね~」すでに一部は、色づきはじめ、「もしかしたら今年の紅葉早いかもね~」と思うミモロです。
10月19日から開催される「藤田嗣治展」は、没後50年を記念し、史上最大規模の回顧展なのだそう。

藤田嗣治は、明治19年に東京で生まれ、軍医だった父親の赴任で熊本に移りますが、12歳からは東京で暮らし、東京美術学校西洋画科を卒業し、画家としての人生を歩みます。そして81歳まで精力的に作品を描き続けます。そして人生の半分以上をフランスで暮らし、69歳の時に日本国籍を捨て、フランス国籍を取得します。

フランスで高い評価を得た画家でもあります。
トレードマークは、メガネとおかっぱ頭。この個性的な風貌は、フランス生活が始まった頃から。太平洋戦争当時は、日本に戻り、坊主頭にしていましたが、その後再びおかっぱに。

「やっぱり印象的な風貌って、芸術家には必要だよね~」とミモロ。
さて、美術館の3階と4階に展示される作品の多さは、さすが最大規模の回顧展にふさわしいボリュームです。
81歳の人生であってもよくここまで作品を描いたもの・・・と感心する作品の数。長寿の芸術家の作品数は多いものですが、藤田の作品の多さには驚くはず。
藤田がよく描くテーマに「女性」そして「裸婦」があります。

また女性と共に愛したのは「ネコ」。飼いネコをモデルにした作品なども目立ちます。

「犬も描いてるけど、断然ネコの絵の方が多い~」となんとなく嬉しそうなミモロ。

ネコをモチーフに作った食器なども愛用していたよう。「こういう食器あったら、きっと人気でると思うんだけど~」

また、「風景画」そして「作戦記録画」という戦争を描いた作品は、今回の見どころの一つです。
さらに興味深いのは、彼の日記帳。細かい文字で紙の余白がないほど埋め尽くされたページ。「文字書くのも好きだったんだ~」と日記は、いつも3日坊主のミモロ。
「図録も厚くて立派~ちょっと重いけど…」

圧倒的な作品数は、湧き上がる思いの多さそのもの。表現することへの情熱を感じます。
「すごいね~」ときっとミモロならずとも思うはず。
その作品の表現方法もいろいろあり、画家としての力量をあますことなく見せつけています。
12月16日までという長い開催期間ですが、連日、混雑することが予想されます。
金曜・土曜は夜8時まで開館。「ここが狙いめかもね~」と思うミモロです。
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