京都の町の北部、岩倉にやってきたミモロ。10月20日は、岩倉の産土神さまの「石座神社」の例大祭です。


「こんにちは~」と駆け寄るのは、剣鉾を差し上げるみなさん。

「あれ~ミモロちゃん、ここにも来たんだ~ホントに剣鉾好きなんだね~」と顔なじみの差し手のみなさんに言われます。

京都各所の神社で復活の兆しが見える剣鉾。ここ岩倉地区にも6基の剣鉾がそれぞれの町内にあるのだそう。
毎年、祭りの時に、それらの剣鉾は、差し上げる人がいないため、神輿の前を横にして進んでいたのですが、今年、岩倉地区の方が、60年ぶりに剣鉾の差し上げの復活を果たしました。差し手をやることを志た町の有志の方々が、粟田神社や八大神社など剣鉾の差し上げが盛んな地区に出向き、練習を重ね、ついにこの日を迎えたのです。
祭りの行列が動きだしました。


「わ~剣鉾の差し上げだ~」と目を輝かすミモロ。


カ~ン カ~ンを鳴り響く剣鉾の鈴(りん)の音。それを見上げる氏子の人たちから拍手が起こります。
60年ぶりに響く鈴の音、「なんか感激的だね~」とミモロも拍手をおしみません。
「あ、稚児さんもいるんだ~」


御稚児さんの衣装を着て歩く子供たち。その次に、子供神輿が登場です。

そしてついに大きな神輿がやってきました。

「あれ?ここホイットーホイットーじゃないんだ~」と首をかしげるミモロ。というのは、京都の祭りで、ミモロが知る「祇園祭」の神輿、粟田神社、松尾大社などいろいろな神社のお神輿は、ホイットー、ホイットーの掛け声で、そして神輿を高く差し上げて激しく揺さぶり、神さまのパワーを高めるのです。
「あの~ここは、差し上げやらないんですか?」とそばの方に伺うと、「はい、ここでは、ワッショイと言って、神輿を担ぐだけですよ~」と。「あ、そうなんだ~」京都には、ワッショイとホイットーの少なくとも2種類の担ぎ方があることを知りました。
「わ~バスがギリギリ・・・」

剣鉾と神輿は、御旅所から「石座神社」へと戻りました。
神社前の広い場所で、最後の差し上げが行われます。


剣鉾の差し手の人が、1本剣鉾を差し上げると、急いで、元の場所へ走って戻ります。
実は、6本ある剣鉾の内、差し上げるのは3本。そして差し上げる人は1組しかいないので、その方々が他の2本を差し上げるためにもどっているのでした。


「きっと将来、3本が一度に上がるときがくるといいね~」と思うミモロです。
そして神輿も、最後に勇ましく担がれます。


観光客などの見物人が少ない地元の祭り。地域の人たちの心意気と神社への崇敬が毎年祭りを続け、次の世代へとその心を伝えています。

「明日も、明後日も、どこかでお祭り行われるんだよね~」
連日、どこかの祭りに出かけるミモロ。「お祭りって、なんかパワーもらえる~」祭り好きのミモロの忙しい日々が続きます。
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