コロナの変異種が猛威を振るい始めた大阪。連日、感染者数はうなぎのぼり…現在、まん延防止等重点措置が適用されることに。
そんな中「国立文楽劇場大阪」では、「4月の文楽公演」が(4月3日から25日まで)始まりました。
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コロナ対策をしっかりとしながら公演をスタート。文楽の人形たちもマスク姿で、観客への注意喚起を行っていました。
公演スタート直後、京都から京阪電車と堺町線を乗り継いで劇場に到着したミモロ。もちろん、マスクをして、空いた車両で過ごしました。
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どうしても見たかった演目は、「小鍛冶」という京都三条とゆかりの深いお話です。
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「いつもお世話になっている「粟田神社」の関係するお話なんだよ~近くの合槌稲荷社の由来がわかるんだ~」と、以前から楽しみにしていたもの。
アルコール消毒と体温チェックを行って、会場へ。そこにあるプロジェクターからは、観覧への注意が太夫の語りと浄瑠璃人形によってわかりやすく呼びかけられています。
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「みんなで、コロナ対策を頑張ってるんだ~」
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客席も密にならないように、半分以下の観客数に制限。それぞれの席の間が充分距離を取られているのです。
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「退場の時も、少しずつ動くようにって…」ミモロは、そのビデオを真剣に見ました。
いつも観客でにぎわうロビーですが、いるの人数は少なく、しかも係の人が、観客が集まらないように注意を…。
そこに展示された人形たちもマスク姿でした。「みんな、コロナ対策、しっかりやってるんだ~」
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会場のいろいろな場所に展示されるコロナ対策のポスター。
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もちろん観客同士のおしゃべり、また舞台への掛け声なども控えなくてなりません。
「なんか空いてる感じ…これなら安心だね~」とミモロは自分の席へ進みます。1列に2人ほどしか座っていません。
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ミモロが見たのは、「傾城阿波の鳴門」順礼の娘、おつるが別れた両親との悲劇的で出会いのお話です。それと「小鍛冶」京都三条の刀工,小鍛冶宗近が神様の化身のキツネの力を借りて、見事に素晴らしい宝刀「小狐丸」を生み出す話です。
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文楽鑑賞は初めてのミモロ…最初から最後まで舞台に釘付け…。
「文楽の舞台って大きいんだ~。義太夫の太夫の表情豊かな語りもいいね~。人形の動きの微妙な感じ…勉強になる~」と、すべてが初めてのミモロにとって、夢のような時間が過ぎてゆきます。
「せっかくママとパパに会えたのに、そのことも知らずに殺されちゃうなんて、酷すぎる…可哀そう…なんにも悪いことしてないのに…」と、両親を思う一途なおつるの思いが、胸に迫り、ミモロの目には涙が…。
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もちろん、コロナ禍でも、舞台にあがる人形はマスクなしです。舞台で声を出すのは、太夫だけ…。太夫と客席との距離もいつもよりかなり広く取られているのがわかります。
休憩時間に、文楽がいろいろわかる展示スペースへ。お休み処などの飲食は、原則禁止のよう。
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「キレイなお姫様~」
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また、「刀剣乱舞」に登場する剣士「小狐丸」にまつわるお話ということもあり、会場には、刀剣女子の姿も多く見られました。
ロビーの剣士 小狐丸のフィギュアの前は、撮影ポイント。係の人の支持に従って、距離を保ちながら順番に撮影します。
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今や大阪は、不要不急の外出の自粛要請が強化され、なかなか舞台を見ることもできない状況になりそう。厳しさが始まる前、ギリギリで観劇したミモロです。
主催者のコロナ対策も万全。その中で上演へ携わる人たちの篤い思いを感じます。
客数も半分以下に制限し、その売上も従来のようにはいきません。本当に厳しい状況…。舞台に携わる人たちの状況はますます大変に…。
終演後は、お友達とも「楽しかったで~す。またね~」と、挨拶も早々に京都に向かいます。
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「本当は、観劇の後に、みんなでおしゃべりしたいけど…それは、またいつかね!」と思うミモロ。
20時以降の飲食店の営業規制が行われているため、大阪の町はひっそり。
ミモロは、北浜駅から京阪電車に乗車。「ここからだと混雑するから…」と奮発してプレミアムカーに乗車しました。
換気を頻繁にしている車両。指定席にマスクのまま爆睡するミモロ。乗車した時は、さすがに満席だった電車ですが、目覚めた終点の出町柳駅に到着した時は、ミモロ以外、乗客はいませんでした。「だれもいない…」と、プレミアムカーからひとり駅に降り立つミモロです。
「注意しなくちゃ~」と、帰宅後、すぐに全身をアルコールティッシュで拭き消毒…「これ結構キツイんだよね~でもしなくちゃね~」と毛並みの乱れの加速が気になるミモロでした。
*「国立文楽劇場」の詳しい情報はホームページで
京都もこれから感染者数は、増えることが予想されます。おでかけは、人が少ない場所を選んでいるミモロです。
<ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
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