「ここ来たかったんだ~」とミモロが訪れたのは、滋賀県長浜にある「ヤンマーミュージアム」です。
京都から快速電車で約1時間で行ける長浜は、京都旅の1日、日帰りで訪れたい町のひとつ。
長浜駅から、徒歩10分ほどで行ける「ヤンマーミュージアム」。週末には、駅からの送迎シャトルもあります。
ヤンマー創業100周年を記念し、2013年にオープンしたミュージアムで、そこには、創業者の山岡孫吉氏のチャレンジ精神を表現する「やってみよう!」というワクワク体験の施設がいろいろ揃っています。
長浜は、山岡孫吉氏の故郷。農家出身であることから、農業の大切さと大変さをよく知るからこそ、開発された世界初の小型ディーゼルエンジン。様々な用途を目的に開発された農機具は、日本だけでなく世界の農業従者にとって、なくてはならないものと言えます。
自然を守る…そして人をしあわせにする…そんな強い思いが、幾多の失敗をも乗り越え、ヤンマーを農機具だけでなく、ボート、建機などの分野でも世界的な企業へと発展させたのです。
その偉業を示す展示エリアもあり、そこには、歴代のエンジンをはじめ、いろいろ興味深いものを多数見ることができます。
受付近くは、記念撮影コーナー。
「ヤンマー」のマスコットキャラクター、ヤン坊、マー坊といっしょにミモロも記念撮影を…。
「僕の名前は、ヤン坊…君の名前はマー坊・・・ふたり合わせてヤンマーだ、君と僕とでヤンマーだ~」と歌い出したミモロ。
う~なんでその歌知ってるの?「ママに教わったの~」と。昭和の時代を知るものには、大変馴染みのCMソング。
「ヤン坊マー坊天気予報」は、毎日見ていた人も多いはず…。その放送開始は、1959年6月1日で、なんと2014年3月31日まで55年も続きました。
ちなみに、ミモロまでも歌えるあのCMソングは、「リンゴ追分」「三百六十五歩のマーチ」など、数多くの名曲を世に送りだした作曲家米谷正夫氏によるもの。作詞は能勢英男さんで、当時ヤンマーの社員で後に「たそがれの御堂筋」などさまざまな歌手の歌を手掛ける作詞家になった方です。
日本のCMソングの中でも、今なお多くの人が歌える名曲といえます。
「なんか顔の印象、昔と違う…」というお友達。そう、二人は時代と共にイメージチェンジを繰り返し、現在の姿は2019年のもの。
「二人は、双子なの?」とミモロ。たぶん…..ヤン坊がお兄さんです。
さて、入館料800円を納め、受付を済ませると赤いカードが渡され、まずは「チャレンジエリア」へ進みます。
入る前に、「ヤンマー」のことを伝える映像が映し出されるスペースへ
「ヤンマーって、山岡さんの山とオニヤンマから名づけられたんだ~」と、そこで知ったミモロです。
トンボは、農業を象徴する存在であると共に、決して後ろに退かないことから戦国武将に好まれた文様でもあり、ここにも山岡孫吉氏のチャレンジ精神が読み取れます。
やがてスクリーンが開き、そこにチャレンジエリアが姿を見せました。
「わ~すごい~」と、茫然とするミモロ。
「どうぞ中へ進んでください~」と係の方に促され、ワクワクしながら進みます。
チャレンジエリアには、壁を登るクライミング、迷路、パワーシャベルなど体を動かす体験、ゲーム感覚やクイズ、フットボール体験など、子供だけでなく大人も楽しめるものが揃っていて、次々に挑戦できるのです。
「なにから、チャレンジしようかなぁ~」と、まずは、全体を見て回るミモロです。
*「ヤンマーミュージアム」の詳しい情報はホームページで
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