7月24日の「祇園祭」の「後祭」山鉾巡行。朝9時半に市役所前をスタートし、河原町通から四条通を経て、午後14時過ぎに町会所がある新町通に戻ってきました。
ミモロは、お友達といっしょに新町通の「大船鉾」の会所の前で鉾を待つことに…。
「前祭」の山鉾巡行は、四条通から河原町通、御池通を経て、新町通や室町通など半時計周りに進みますが、「後祭」の巡行は、その逆で、時計回りに御池通、河原町通、四条通で進みます。
すでに新町通には、「鷹山」「北観音山」「南観音山」が入っていく姿が…
「あれ?鷹山は、三条通に町会所あるから、先に新町通に入らないと…ということは、先に巡行をしていた「北観音山」「南観音山」は、四条通で、「鷹山」が到着するのを待っていなくちゃいけないんだ~わ~大変…」とミモロ。今年、196年ぶりに山鉾巡行に「鷹山」が復興したことで、2つの山の待ち時間が増えたことになります。
「辛いかもね~」とミモロがいうのは、早朝から巡行の準備をする人たちにとって、少しでも早く町会所に戻りたい~と思うもの。おそらく1時間近く、「北観音山」「南観音山」は、「鷹山」の到着を待ってたかも…。
「鷹山が、室町通から三条通に戻るようにすれば、他の山が待たなくていいのにね~」と思うミモロでした。
3基の山が、新町通を北に進んだ時点で、「大船鉾」が、四条通から新町通を南へと進みます。
「あ、大船鉾戻って来たよ~」
裃姿の役員の方を先頭に、最後の辻回しを終えた「大船鉾」が新町通にその姿を見せました。
周囲から、「わ~」と一斉に歓声が沸き上がります。
「あれ?」とここでもミモロが声を…
「大船鉾、バックで新町通に入ってくると思ってたら、龍頭からだ~」と。
そう、今まで、鉾は北向きに建てられていました。そう、船首が南を向くのは、巡行を終えたときだけなのです。
鉾を町会所へと止めるため、最後の力を振り絞ります。
はい、きっちり予定の場所に止まりました。
半日、日差しに照らされ、仕事を終えホッとした表情のひき手の人たち。その顔は、日焼けし、そしてやり終えた達成感が…。
無事に町会所に戻って来た「大船鉾」。四条町のみなさんが、その雄姿を迎えます。
「本日は、無事に巡行を終えることができました。本当にありがとうございます」と役員の方のご挨拶。
そして、「では、一本締めを…ヨ~」パンとみんなで手を打って、山鉾巡行を納めました。
「う~感激しちゃうね~」とミモロ。
本当に多くの方が、時間をやりくりして携わった祇園祭。祭りに関係する人は、通常の仕事をしつつ、祭りのための時間を作ります。
「祇園祭」だけではなく、全国の祭りに関わる人たちは、みな同じように祭りのために…という思いで奉仕しているのです。
「祇園祭って華やかで素敵ね~」という観光客。その素敵さを守り続けるために、多くの人の努力があることを改めて知って欲しいと思います。
「お疲れさまでした~」とミモロが挨拶したのは、「大船鉾」全般をお世話なさっている方。
また、息子さんが囃子方で頑張るのを、応援するようにご奉仕さなっているお父様。
そして、ミモロたちがご奉仕するのをお世話してくださる方など
連日のご奉仕で、みなかなりお疲れでしょうが、その顔には、祭りを無事に終えることができた達成感が溢れます。
「山鉾巡行の日は、朝6時半に集合して、衣装を整え、出発の準備をします」と。
汗まみれなお姿…でも、「かっこいい!」と思うミモロです。
町会所に到着した鉾からは、ご神体が会所内に移動され、それからさまざまな懸装品が次々に外されます。
翌日には、鉾の姿は、町の通りから消えています。
巡行が終わっても、祭りに関する作業は、まだまだ続くのでした。
本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
京都では、コロナ感染者は過去最大の数に…。「祇園祭したから、もうこれ以上増えないといいね~」と願うミモロです。
なお、「八坂神社」では、7月31日まで「祇園祭」の神事が続きます。
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