「祇園祭」も残すところ、「八坂神社」での神事だけになり、京都の町には、日常のリズムが戻っています。
「お祭りで、今年出会ったもののお話したい~」とミモロがいうので、今日はそのお話です。
「この白馬に乗ってるのが、源頼朝なんだって~」とミモロ。
「鯉山」の町会所がある室町通を歩いていた時、ふと足を止めたのが、屏風祭を告げる表示でした。
この表示があったのは、江戸、美濃で享保年間に創業した「山本仁商店」の前です。
京都に店を構えたのは、昭和になってから。当時は、白生地問屋だったそう。時代の移り変わりの中、京都の伝統の意匠などを染める品々を扱うように。今は、染による手ぬぐいやスカーフ、ハンカチなどさまざまな和雑貨を手掛けています。
そんな店の入口に飾られていたのが、今回ご紹介する屏風でした。
「どうぞ、お近くでご覧ください~」とお店の方に促され、ミモロは、中へと進みました。
大きな金屏風には、たくさんの人たちがイキイキとした姿で描かれています。
「はい、これは、曽我物語の屏風です。今年、大河ドラマの「鎌倉殿の13人」でも登場した、頼朝の富士の巻き狩りと曽我兄弟の仇討ちの様子を描いた屏風を公開しました」とおっしゃるご店主。
「そうなんだ~よく見せて頂きます」とミモロ。
です。
屏風を丁寧に見てゆくミモロが、「あ、これ富士の巻き狩りでイノシシやっつけた仁田四郎忠常だ~」と声を。
「あのね~この武士は、ミモロのママのご先祖さまなんだって~」と続けます。
「へぇ、そうですか~」とご店主。「ここで会えてうれしい!」とミモロ。
他にもじっくり見てゆくと、興味深い景色がいろいろ描かれていました。
日ごろ、拝見できない貴重な家宝が公開されるのも「屏風祭」の楽しみでした。
*「山本仁商店」の詳しい情報はホームページで
また、近くの仮設テントに並んだかわいい髪飾りにミモロは足を止めました。
「あ、ミモロちゃん、お久しぶり~」といつものように素敵な笑顔で迎えてくださったのは、つまみ細工の「おはりばこ」の北井さん。
「わ~お久しぶりです~以前は、お世話になりました~」と、もう3年前になりますが、ミモロの日本髪の鬘に似合う髪飾りを作ってくださったことがありました。
「これかわいい~。どれが似合うかな?」と北井さんに見ていただくミモロ。
「やっぱり赤いのが似合うんじゃないですか?」
「うん、これにする~」とお小遣いから髪飾りを購入したミモロ。
髪飾りというか、ミモロの場合、耳飾りになってますけど…「ちょっと痛いけど、おうちで調整しよう~」と。
*「おはりばこ」の詳しい情報はホームページで
3年ぶりだった「祇園祭」の山鉾巡行…「こんなに感激すると思わなかった~」とミモロ。
その祭りに携わった方々の感激は、いっそう。京都の夏の風物詩…伝統の行事が中断されたこの2年間の長さを感じます。
「来年は、今年より、もっといつも通りになるといいね~」と願います。
コロナ感染者が急増している今、観光客もそれほど多くありません。また、猛烈な暑さのためか、町に出る人の姿も少なく感じます。
毎日、何度も救急車のサイレンが響く京都…今後もコロナへの注意と熱中症対策に気を抜けない夏が続きます。
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