ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都、四条通の御旅所に、「八坂神社」の3基の神輿渡御が…。感激するミモロ…

2022-07-18 | 祭事・神事・風習

「わ~よかった~間に合った~」と、7月17日、19時過ぎに京都四条通の高島屋近くにある御旅所に到着したミモロ。


実は、この日、ミモロは親戚の法事のため、東京に朝から出かけて、山鉾巡行を見ることができませんでした。でも、どうしても神輿渡御は拝みたいと、法事が済むと、新幹線に飛び乗って京都に戻ったのです。

今年の「八坂神社」の神輿渡御は、神社の西の石段下での神事をはじめ、氏子町へのそれぞれの神輿の渡御は行われず、四条通をまっすぐ御旅所まで進むことになりました。

18時に神社を、素戔嗚尊をのせた中御座、奥様の櫛稲田姫命の東御座、そして8人のお子様の神様の西御座が、次々に出発。一路、御旅所を目指します。

「わ~もう御旅所に中御座が到着してる~」
御旅所の前は、人がいっぱい。身動きもできない状態で、なんとか後ろにずれて、寺町通から回り込み高島屋近くに移動します。
「ふ~ここなら、一番前で見ることができる~」と、ミモロはそこに落ち着くことに…。

「あ、東御座が来た~」

目の前を神輿が動きます。「3年ぶりだね~この熱気いいよね~」と感激しているミモロです。


「やっと河原町通を西御座が渡ったみたい~」と、ミモロの前に、「錦」の文字が染め抜かれた半被を来た担ぎ手の姿が多くなりました。

ミモロは、キョロキョロ…お友達が「西御座」の神輿を担いでいるのです。

御旅所に東御座が入ろうとするころ…突然、「救急車が通ります…道を開けてください~」とアナウンス。
「わ~きっと熱中症かなんかで、倒れちゃった人がいるんだろうね~」と。この状況ならそれも不思議ではありません。
ピポピポをサイレンを響かせながら到着した救急車。神輿の担ぎ手のみなさんは、それを静かに見送ります。


「あ、田村さん~!」「ミモロちゃん、来てくれたんだ~」3年ぶりに神輿を担ぐ姿を見たミモロは、感激。

ずっと西御座の担ぎ手をなさっている田村さんです。
「ミモロもお神輿担いでみたいなぁ~」と。「う~それは無理…祇園祭の3基の神輿を担ぐのは、いろいろな関係者の推薦が必要なんです。だからアルバイトみたいな担ぎ手は一人もいません。事前に打ち合わせがあったり、規則も厳しいんですよ~」と。

1基の神輿の担ぎ手は、300人以上は名を連ねているそう。「う~なかなか気合の入った人たちが多いよね~」とミモロ。
この時もミモロのそばで神輿を見ていらした方…「後祭りは担ぎますよ~」と。

ちょっと怖そうな感じですが、実は、すごく笑顔が素敵なやさしい方々でした。

錦の染め抜き半被は2種類あって、赤色が入っているのは、役員や錦市場関係者の方々で、それ以外は、助っ人になるのだそう。


「また、氏子町を渡御できるようになるといいね~」とミモロと田村さん。

東御座が、御旅所に入る様子を遠くから眺めます。

そろそろ西御座の神輿が動く時間がやってきました。「がんばってね~」と声援をして田村さんを見送ります。


「ホイット、ホイット~」の掛け声とともに、西御座の神輿が御旅所へと進みます。

その姿が小さくなるまで、見守るミモロでした。


御旅所に入った3基の神輿は、24日の夜、還幸祭で、再び「八坂神社」へと帰ります。
「また、拝みに行こう~」とミモロ。

祭りの夜は、遅くまで、賑わっていました。
すでに前祭の山鉾の姿が消えた通り…明日には、後祭の山鉾が次第姿を現します。
20日には、山鉾の曳きはじめも昼頃に行われます。

24日の夜まで、祭りの雰囲気で盛り上がる京都の町です。


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