「祇園祭」の宵々山、7月15日に町にやって来たミモロ。まずは、「八坂神社」へ向かいました。
この日、神社の舞殿では、「日本伝統芸能団奉納」が行われます。剣舞、舞踊をはじめ、今様などの日本伝統芸能を継承する活動をなさっている方々が、次々にその芸を奉納します。
「お友達が出てるんだ~」と、15時から始まる今様の奉納をするのです。
「今様」は、平安時代、後白河法皇がこのなく愛したもの。当時、流行歌で、人々が憧れた芸で、スターもいろいろ生まれたそう。
お友達も10年以上も今様を学んでいます。その日ごろの精進を披露する舞台です。
「雅な芸だね~平安時代の人たちは、こういうの楽しんだんだね~」とミモロ。
もちろん、昔はレコーダーがありませんから、本当はどのようなメロディーや調子で行われていたかは、資料などを基に再現を試みられるのですが、どうしても想像される部分も多いそう。
「後白河上皇も喜ぶね~今も、昔の芸能を楽しむ人がいるんだもの…」と。しばし雅な舞台を楽しんだ参拝者たちです。
「まだ、時間かかるね~ずっとここにいると熱中症になっちゃうかも…」とミモロ。出演したお友達が衣装を着替えてミモロと合流するまで、かなり時間がかかりそう。
そこで、ミモロは、「八坂神社」の南側にある「中村楼」の甘味処「二軒茶屋」で休憩しながら待つことに…。
「ここなら涼しい~」と。人気の甘味処…ちょっと待ってから、お席へ。
そこでは、かき氷などが人気です。「でも、お腹冷えちゃう…」とミモロは、わらび餅を注文…実は、ちょっとお腹も空いていたのでした。
モチモチで滑らかなわらび餅…あっという間に完食。
「美味しかった…なんか生き返った感じ…」と。お茶やお水をたっぷりとってから、再び「八坂神社」の境内へ向かいます。
7月15日の夜20時からは、「宵宮祭」が行われます。
これは、境内に鎮座する3基の神輿にご神霊が遷される神事です。境内の照明を消して、厳かな雰囲気の中で行われる神事。以前、幾度かミモロも参列したことがあります。
「すごく幻想的な神事なんだよね~今日は参列できるかな?」と。
すでに17時半、山鉾を今から見物に行って、20時までに再び神社に戻れるか…???
今様を演じる大役を済ませたお友達は、浴衣に着替えてミモロと合流。
「さぁ、山鉾見に行こうね~」と四条通へと進みます。
18時から、四条通、烏丸通は、交通規制が行われ、歩行者天国になりました。
「わ~すごい人出だね~こんなにたくさんの人見たの久しぶり…」と、驚くミモロ。
若い人を中心に、本当に多くの人が、通りに集まっているのです。
ミモロは、あまり「祇園祭」を知らないというお友達のために、案内役に・・
「ここは御旅所って言って、山鉾巡行の後に、お神輿が渡御する場所だよ~」
7月17日の夜に神輿を迎える準備も整っています。
「これは、大船鉾の先頭を飾る金色の龍頭…すごいでしょ!」と、大船鉾のお手伝いを毎年しているミモロは、ちょっと自慢気に紹介します。
さぁ、もっといろいろな山鉾を見て歩きましょう。
「でも、すごくたくさんの人で、歩けない…」そう、前に進むのも大変なほど、時間を追うごとに人の波にもみくちゃにされそうになるミモロです。
「コロナ大丈夫かな?」と心配になるほど密の状態…くれぐれも用心しなくちゃ~
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