ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

秋の夜「聖護院門跡」の塔頭「積善院」で開催された「月うさぎの会」。お釈迦様のお話や御符づくりなど

2023-11-16 | 体験

「できた~!」と真剣な眼差しで御符を書いたミモロ。


10月末の満月の日…京都東山の「聖護院門跡」の塔頭「積善院凖提堂」では、「月うさぎの会」が催されました。

参加費5000円

「積善院凖提堂」は、早春「五大力」のお寺としても知られ、多くの参拝者で賑わいます。

そもそもその歴史は、少し複雑。「積善院」「凖提堂」「才知院」「定泉院」という、この地域にあった本山修験の4寺がまとめられた寺院です。それぞれが、長い歴史をもつ寺院ですが、明治の神仏分離令、廃仏毀釈の流れなどで、大きな影響を受けました。また修験道禁止令で、修験道の本山である寺院は、長い間厳しい状況に置かれます。
「ここの歴史、すごく複雑だから、ホームページで見てね~」と、ミモロの口からは語り切れないものがあります。

「はい、ようこそ~」と、この日は、凖提堂の本堂で、ご住職の宮城さんのお話が…

ウサギ年の今年は、「文殊の知恵とお釈迦様」がテーマです。
「卯年の守り本尊は、文殊菩薩です。知恵の仏様と言われ、試験に受かりますようになどと御祈願なさる方がいますが、文殊様は、覚りへ至るための正しい考えを導かれる仏様で、試験に合格するように記憶力をアップさせるなどという知恵ではありません。もし記憶力をアップさせるなら、むしろ普賢菩薩様に御祈願なさったほうがいいかもしれません」と宮城さん。

1時間にわたり、お釈迦様のお話などを伺ったミモロたち参列者。
「夜にこういうお話伺うの、なんか心が落ち着くね~」とミモロ。

そして、参列者は、お寺の別のスペースに移動。そこで「御符」を作ります。
机の上には、梵字のお手本と祈願する項目のサンプルが描かれた紙が…
[文殊菩薩」を示す梵字です。

「梵字って書くのむずかしいんだよね~形のバランス難しい~」と、何度か書いたことがあるミモロ。
お手本を見ながら、何度も練習。また宮城さんの書き方のコツのご指導なども…。
黙々と文字を練習した後…「ふ~これでいいかな?」といって、本番の木札に文字を描きます。


「あの~これ大丈夫ですか?」と心配そうなミモロ。
「はい、一生懸命書けてますね~」と宮城さん。「では、お札を紙に納めて、それに御加持を行います」と。


お寺さんがご用意くださった紙の中に木札を納めます。

「あ、ススキの穂が付いてる…」そう、秋らしくススキの穂先もいっしょに納められます。

はい、これでお札の用意はできました。


そのお札にご加持をして頂きます。
再び、お堂へ


やがてご加持が終わり、参列者は、久しぶりの交流会へ
ミモロは、誰もいなくなったお堂の中で、しばし心を落ち着けます。

グ~静寂を破る音が…う?!ミモロのお腹の音???
「あちらにお弁当のご用意ができてますから、どうぞ~」と促されて、移動します。

さぁ、お弁当を頂きましょう。

「わ~美味しそう~秋の彩りだね~」と大喜びのミモロ。

ご加持祈祷をして頂いたミモロのお札

「お家にお祀りして守っていただくんだ~」と。

秋が深まるお寺のお庭…聖護院エリアの紅葉も日々艶やかさを増す今日この頃です。


「積善院凖提堂」の詳しい情報はホームページで


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら 
お待たせしました!「ミモロの京都暮らしカレンダー2024」登場です!


「今回のミモロちゃんも可愛い!」と大好評…。ぜひおそばに…癒されますよ~

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ビーバーの山の会」。京都... | トップ | 京都府綾部市にある「グンゼ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

体験」カテゴリの最新記事