ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの桜リポート。ちょっと足を延ばして滋賀大津の「三井寺」の桜

2022-04-09 | 旅行

「京都の桜もいいけど、滋賀の大津の桜も素晴らしいね~」と琵琶湖を望む景色と桜に感激するミモロ。

この日、ミモロたちが訪れたのは、滋賀大津の桜の名所「三井寺」です。

3月中旬に「大津絵ツアー」で訪れた時、「桜が咲いたら、絶対に見に行くんだ~!」と。その思いを実現したミモロです。


「三井寺」は、天台宗の総本山で、「園城寺(おんじょうじ)」が正式名称。天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があることから、「御井(みい)の寺」と呼ばれたことに由来します。

創建は、672年。大友皇子(天智天皇の息子)と大海人皇子(天智天皇の弟:天武天皇)の皇位継承をめぐる壬申の乱が勃発し、戦いに敗れた大友皇子の息子が、父の霊を弔うために建てた寺が始まりだとか。
「なんかすごい!壬申の乱に関係するなんて~」と、その歴史に驚くミモロです。

その長い歴史の中で、何度も焼失。でも、豊臣氏や徳川氏の尽力で再興され、今日にいたります。

境内に一歩足を踏み入れる、至る所に桜の花が…。


国宝の本堂にまずお詣り。

本尊の弥勒仏が秘仏として祀られ、その建物は、秀吉の正室・北政所により再建され、桃山時代を代表する建築物です。
「ここからも境内の桜が見えるね~」


広い境内様々なお堂が点在。その周囲を桜の花が彩りっています。

慶長6年(1601)に徳川家康により寄進された三重塔の背景にも桜が連なって、本当に見事。


境内に点在する歴史的建造物を巡りながら、桜を楽しむミモロです。


満開の桜を愛でに大勢の参拝者が…。でも、京都のお寺ほどは混雑していません。


境内には、名物の力餅が味わえる茶店も…。
 
「なんか混んでるみたい~」と今回は、諦めたミモロですが、「また、来たら食べるんだ~」と後ろ髪を引かれる思いのよう。

「わ~いい眺め~」

桜の花越しに見える琵琶湖の姿。「滋賀県ならではの景色だね~」とじっと見惚れるミモロ。

そもそも京都からはJRや京阪電車で、30分弱で到着する大津の町。
「京都の中心部から嵐山や貴船なんかに行くより近いかも…」と思えるほど。でも、なかなか京都を訪れた観光客は、大津まで足を延ばす人が多くないよう…。「もったいないよね~こんなに素晴らしい景色が見れるのに~」とミモロ。


今年から「三井寺」では、境内でも最高の見晴らしを誇る「観月舞台」に予約制で入れるようになりました。(4月10日まで)

また、ライトアップも4月10日まで行われます。
「え~もうすぐ終わっちゃうんだ~。今年、桜咲くの遅かったから、もう少し長くてもよかったのにね~」と正直思ってしまいます。

「来週の半ばごろまでは、桜充分楽しめると思うよ」とミモロ。

ぜひ、訪れたい桜の名所のひとつです。
*「三井寺」の詳しい情報はホームページで

さて、「三井寺」のそばには、京都に通じる琵琶湖疏水があります。

「わ~ここの桜も満開だ~」


まだ桜が楽しめる大津でした。



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