ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都から新幹線で45分。日帰り旅で楽しむ「姫路」。日本庭園の「好古園」。坂本龍馬も訪れた鰻屋の老舗「森重」。

2021-06-21 | 歴史・史跡

京都日帰り旅で訪れている兵庫県姫路。「世界遺産 国宝姫路城」を望む城下町です。
「姫路城」の西御屋敷跡に平成4年に開園した日本庭園「好古園」を訪れたミモロです。


面積約1万坪の広い敷地は、城主本多忠政の時代に造営された西御殿跡や、武家屋敷跡、通路あとなどが発掘調査で確認され、その地割を活かし9つの庭園が造園されました。

「すごく広いんだ~」とミモロは、敷地内を進みます。

やがて入口の門に到着。ここで受付をして中へとさらに…。


園内には、夏木の庭、松の庭、花の庭、築山池泉の庭など四季折々さまざまな表情を見せてくれる庭が続き、グルリと回って楽しめるようになっています。

「緑の木々がきれいだね~」とそれぞれの庭の趣を楽しむミモロたち。
 

通常は、庭を望むレストランや茶席なども営業されるそう。

「だれもいない~」と、広い庭のどこを歩いても、他に人に出会いません。

「ここもだれもいないんだ~」とミモロ。

「ミモロちゃん、このお花知ってる?」とお友達。「なあに?」小さな白い花…

それは沙羅双樹。「祇園精舎の鐘の音…に出てくるお花でしょ?」と「平家物語」を思うミモロです。

「あ、これも祇園祭によく見るお花…」

檜扇の苗です。祇園祭の時期になると、京都のおうちに飾られる花…「え~100円で苗買えるんだ~」と、ちょっと欲しそうなミモロ。

さて、この日本庭園の見どころは、庭から望む姫路城です。


「いろんなお庭があったね~」とミモロ。実は、ここでは映画やドラマなどの撮影がよく行われるのだそう。
最も使われるのは、武家屋敷跡。「ここは太秦より本物感あるね~」と。


姫路城を見学したら、ぜひ時間があれば、「好古園」にも足をのばしては?

さて、ミモロは姫路が初めて…そこで「どこでランチしたらいいの?」と、町歩きガイドなどを見ながら迷います。
そこで、ミモロは、商店街の中にある呉服屋さんへ。「きっとここの方なら美味しいところ知ってるかも…」というネコの勘。

地元の人に愛され続ける呉服屋の「多田呉服店」です。
「あの~京都から来たんですけど、姫路初めてで、どこに行けば美味しいもの食べられますか?」と飛び込みで尋ねます。
「こんには~京都から来たの…」「あの~姫路の名物ってなんですか?」とストレートな質問。

「う~ん、名物ね~まぁ、海が近いから、海鮮物のお店でしょうか?播磨牛などもありますね~。でも、これぞ!っていう姫路名物ってないかも…」と。
「でも地元の人たちに昔から愛されている鰻のお店がありますよ~。よければ行ってみたら…」とアドバイス頂きました。

「あなたクマ?」「ううん、ネコ…」とミモロ。「わ~ネコ大好き~」となんと帯には、ネコの顔。

さすが呉服屋さん…素敵な帯。なんでもここのお店は、京都などからも呉服を仕入れているそう。

その様子をそばで見ていたミモロのお友達。「さすがミモロちゃん、物おじしないで地元の人に聞くってすごい!」と。
スマホなどを見ても、よくわからないことも多いので、信用できそうな方に伺うのが一番。
教えてくださって、ありがとうございました。

緊急事態宣言が発令されていた兵庫県。姫路の飲食店もかなり休業していて、観光客がいないので、ランチタイムでもお店を見つけるのが大変でした。

地元の方にお勧め頂いたのは、嘉永元年(1848)創業の鰻とカキ料理の専門店「森重」です。

「ここ坂本龍馬も京都に行く途中で寄ったんだって…」と店の資料を読んだミモロ。

でも、その当時の建物は、空襲で焼失し、場所も移動したそう。「でも、昔ながらの味は一緒じゃないの~」とミモロ。
ここは、姫路にいらした明治天皇にも献上したそう。
ミモロはランチタイム限定の2200円の鰻ランチを頂きました。

「鰻ちょっと小さいけど、だし巻き卵もついてる…」と、芳醇な鰻に舌鼓。

*「森重」の詳しい情報はホームページで

初めての姫路。昔ながらの商店街も多く、町歩きも楽しそう。


町を見守る天守閣…本当に見ごたえのあるお城です。

ちなみに現在「姫路城」の所有者は、文化庁。管理団体は姫路市です。
「え~姫路市のものじゃないんだ~」知ってましたか?
尚、二条城の所有者は京都市、大坂城は大阪市です。

「また姫路に来たいね~京都からすごく近かったんだ~」とミモロ。新幹線でなくても、新快速を利用するのが一般的。充分、京都から日帰りで楽しめます。

「本当にいろいろ見ちゃった~」とその景色を思うミモロですが、きっとミモロが見た「だれもいない~姫路城」は、今後ありえない景色かもしれません。外国人観光客に人気の名所。コロナが収束したら、再び大勢の観光客で賑わうことでしょう。



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