「この景色、凄いよね~」と、眼下に広がる池と島の絶妙な配置に感激するミモロ。
ここは、「修学院離宮」の「上離宮」の景色です。
ミモロが訪れた12月下旬は、すでに紅葉は終わっていましたが、以前、まさに紅葉の時期に訪れた時は、池の中の島には、赤、黄色、オレンジ、緑の木々が本当に見事な美しさを見せてくれました。
「修学院離宮」の中で、一番高い場所にある「上離宮」。谷川を堰き止めて作った「浴龍池」を中心に展開される大規模な回遊式庭園です。「本当に後水尾上皇さまって、スケール大きいねぇ~」とミモロ。確かに、これほどの規模の回遊式庭園は、京都には他にありません。さすがです…。「龍が水浴びする池って名前だね~もしかして、ネッシーみたいな龍が池にいるのかもね~」と。
そのお庭を眺める建物の「隣雲亭」は、六畳一間と三畳二間で、床も棚もないシンプルな作り。一切の装飾を排除し自然と向き合うためにある建物なのです。「ここだけ、ミニマリストなんだ~」
「でも、ここで池の景色を眺めながら、お昼寝したら気持ちいいだろうねぇ~風も心地よいし…。きっと夕焼けもキレイだよ~」と想像するミモロ。普段暮らす「京都御所」では、このような開放的な景色は望めなかったはず。雅な装飾に囲まれた暮らしから、誰の目も気にせずゴロンと横になられたこともあるでしょう。
シンプルな姿の建物ながら、その構造および使われている木材などは、目を見張るものがあります。
「ここも特徴のひとつです~」とガイドをしてくださる職員の方の周りに、参観者が集まっています。
「え?なに、なに?」とミモロもそこへ。
注目されていたのは、深い軒下のたたき。
漆喰のたたきには、小石が1つ、2つ、3つと埋め込まれていて、「ひふみ石」と呼ばれているもの。
「この小石のこと…?」ミモロの靴と比べても、その小ささがわかります。
シンプルな建物に寄り添う遊び心ではないでしょうか?
現在、池の一角にある創建当時の唯一の建物である「窮邃亭(きゅうすいてい)」は、修復工事中。
残念ながら拝見できません。
そのそばにある「楓橋」は、その名の通り、紅葉のビューポイント。
橋の下に、楓の落ち葉が、秋の名残りを留めていました。
「うわ~なんかモダンな感じがする景色…」と、「西浜」の静かな景色に見惚れます。
木々のシルエットが映る池の面…季節により、枝に繁る葉の形が変わり、そこに現れる景色も異なる趣向です。
「ここで舟浮かべて遊んだんだって…いいなぁ~」とミモロ。親しい人たちと共に過ごす舟遊び…
山の麓にある池で、高所にあるため、そこからの景色は、開放的。谷川を堰き止めた人工池は、西側の開ける場所には、視線を遮らないよう、高い木は植えられていないのです。
視線を遮らないと共に、石垣を隠すように植えられた数十種類の常緑樹は、丁寧に刈り込まれ、周囲との調和を醸し出しています。
「すごい幅広い刈り込み…カットするの大変そう…凄いね~」と、変なところに感心するミモロ。
雄大な自然を感じながらも、それが緻密に計算されたお庭であるところが「修学院離宮」の魅力。
皇室用財産(国有財産)として宮内庁が管理する「離宮」は、まさに歴史を物語るもの。でも、仏像や建物とは異なり、さまざまな木々という変化する生き物も管理する大変さは、想像を超えるものがあります。「どの季節に来ても、本当に美しい…」と。
歩きながら、その管理の見事さにも感激してしまいます。
秋を鮮やかさをかろうじて、わずかに感じることができた12月下旬
「前ね、雪の日にも、ここに来たことあるの…それは、本当に美しい白銀の世界だったよ~。すごく寒かったけどね~」とミモロ。
どの季節に訪れても、きっと感激する「修学院離宮」です。
*参観に関しては、昨日のブログに詳しく説明しています。ぜひそちらをご覧ください…。
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ここは、「修学院離宮」の「上離宮」の景色です。
ミモロが訪れた12月下旬は、すでに紅葉は終わっていましたが、以前、まさに紅葉の時期に訪れた時は、池の中の島には、赤、黄色、オレンジ、緑の木々が本当に見事な美しさを見せてくれました。
「修学院離宮」の中で、一番高い場所にある「上離宮」。谷川を堰き止めて作った「浴龍池」を中心に展開される大規模な回遊式庭園です。「本当に後水尾上皇さまって、スケール大きいねぇ~」とミモロ。確かに、これほどの規模の回遊式庭園は、京都には他にありません。さすがです…。「龍が水浴びする池って名前だね~もしかして、ネッシーみたいな龍が池にいるのかもね~」と。
そのお庭を眺める建物の「隣雲亭」は、六畳一間と三畳二間で、床も棚もないシンプルな作り。一切の装飾を排除し自然と向き合うためにある建物なのです。「ここだけ、ミニマリストなんだ~」
「でも、ここで池の景色を眺めながら、お昼寝したら気持ちいいだろうねぇ~風も心地よいし…。きっと夕焼けもキレイだよ~」と想像するミモロ。普段暮らす「京都御所」では、このような開放的な景色は望めなかったはず。雅な装飾に囲まれた暮らしから、誰の目も気にせずゴロンと横になられたこともあるでしょう。
シンプルな姿の建物ながら、その構造および使われている木材などは、目を見張るものがあります。
「ここも特徴のひとつです~」とガイドをしてくださる職員の方の周りに、参観者が集まっています。
「え?なに、なに?」とミモロもそこへ。
注目されていたのは、深い軒下のたたき。
漆喰のたたきには、小石が1つ、2つ、3つと埋め込まれていて、「ひふみ石」と呼ばれているもの。
「この小石のこと…?」ミモロの靴と比べても、その小ささがわかります。
シンプルな建物に寄り添う遊び心ではないでしょうか?
現在、池の一角にある創建当時の唯一の建物である「窮邃亭(きゅうすいてい)」は、修復工事中。
残念ながら拝見できません。
そのそばにある「楓橋」は、その名の通り、紅葉のビューポイント。
橋の下に、楓の落ち葉が、秋の名残りを留めていました。
「うわ~なんかモダンな感じがする景色…」と、「西浜」の静かな景色に見惚れます。
木々のシルエットが映る池の面…季節により、枝に繁る葉の形が変わり、そこに現れる景色も異なる趣向です。
「ここで舟浮かべて遊んだんだって…いいなぁ~」とミモロ。親しい人たちと共に過ごす舟遊び…
山の麓にある池で、高所にあるため、そこからの景色は、開放的。谷川を堰き止めた人工池は、西側の開ける場所には、視線を遮らないよう、高い木は植えられていないのです。
視線を遮らないと共に、石垣を隠すように植えられた数十種類の常緑樹は、丁寧に刈り込まれ、周囲との調和を醸し出しています。
「すごい幅広い刈り込み…カットするの大変そう…凄いね~」と、変なところに感心するミモロ。
雄大な自然を感じながらも、それが緻密に計算されたお庭であるところが「修学院離宮」の魅力。
皇室用財産(国有財産)として宮内庁が管理する「離宮」は、まさに歴史を物語るもの。でも、仏像や建物とは異なり、さまざまな木々という変化する生き物も管理する大変さは、想像を超えるものがあります。「どの季節に来ても、本当に美しい…」と。
歩きながら、その管理の見事さにも感激してしまいます。
秋を鮮やかさをかろうじて、わずかに感じることができた12月下旬
「前ね、雪の日にも、ここに来たことあるの…それは、本当に美しい白銀の世界だったよ~。すごく寒かったけどね~」とミモロ。
どの季節に訪れても、きっと感激する「修学院離宮」です。
*参観に関しては、昨日のブログに詳しく説明しています。ぜひそちらをご覧ください…。
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