ちょっと疲れた。いくら「失敗は成功につながる」とか、「100回失敗しても最後に成功すれば結果オーライ」とか言われても、失敗は余分な時間がかかり、肉体的にも精神的にも疲れてしまう。昨日に続いて今日も午後から井戸掘りをする。とはいえ、昨日は6メートルまで掘り進めたので、今日はさらに掘ることが出来るのかを確認し、これ以上掘れないのであれば吸管を入れて汲み出し、水量を確認するところまでが目標である。
ところが思い違いがあったり、手順を忘れていたり、やっぱり年を取ってしまったと思うことが重なった。まあ、最後は豊富な水を汲み出すことができたから、「終わりよければすべてよし」なのかも知れない。明日はいよいよ手押しポンプを取り付ければ完成だ。他人というか、建設業者が、「おまけ」(?)で設置していった手押しポンプの修理はやはり手間がかかるが、逆に学ぶことも多くあった。
今日の午前中は市制10周年記念式典で、元議員の私も出席した。昔懐かしい顔も多く、「やあ、元気そうだね」とか「今は何やってりゃーす」と話しかけられる。私がこの街に住み、地域新聞を始めたのは1985年10月、生活圏が同じだった2町を地盤に10年続けた。始めた頃は2町が合併するとは思わなかったけれど、1つの街になってもよいのにと思う気持ちは年毎に高まった。地域新聞は2町で生活する人々を取材しスポットを当ててきたから、市になる基礎作りを果たしてきたことになる。
会場で会う人の多くが知り合いだった。やはりそれだけ多くの人に助けられていたと痛感した。市制が敷かれて市長にはなれなかったが、これも縁あって大和塾の事務方を引き受けることになり、10年間間違いなく認知度を高めてきた。人のために働くなどと言うと、余りにも驕り過ぎているが、そういうことに夢中になるのが私の定めのようだ。「終わりよければすべてよし」と開き直ってみようか。