雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

「ジョッピンかけたか」と鳴いている 

2020-06-04 22:22:55 | 

「「ジョッピンかけたか」と鳴いている」

6月の野は小鳥たちの楽園になってきました。鳥たちの鳴き声が私の身体に心地よく入ってきます。

自然は多くの植物、動物の居るほど豊かさがそこにあると言えます。

都会には無い心地よさが我が菜園のまわりにあるのです。郭公の声が切れ間がなく聞こえます。夕方からはエゾセンニユウの「ジョッピンカケタカ」の声も聞けるようなりました。これからますます声を張り上げ鳴くことでしょう。

時にはヤマバトの声も聞こえ、雄のキジの縄張りを誇示する「ケーン・ケーン」の声も聞こえます。

小鳥たちの鳴き声は朝の時間、夕方の時間に目立ちます。防風林があって牧草地があって小鳥たちの声が聞こえて「私は恵まれているなあ」と心底思っています。

「大好きなのこの自然」と話す隣の菜園の人もいて、私と同じ感想を言う人がいます。

全ての人がそう思っているのだろうと長い事思っていたのですが、意外にそうでもなさそうなのです。

「この防風林が邪魔なの、いやになる」という人が居たのです。そうか同じ菜園仲間にもまったく違う思いをしている人が居るのに驚きました。

人は同じ気持ちではないという事です。

生物多様性こそが生活を豊かさを保証してくれるものと思っていたのに、違う思いをしているその人の思いにびっくりでした。

 

 

 

 

 


札幌の郊外に オオジシギがやって来た

2020-04-25 20:32:44 | 

「はや 今年もオオジシギがやって来た」

札幌市の北側の郊外でのことです。

「ジェジェジェ ジェーッ」 曇り空の中からオオジシギの羽音・鳴き声が聞こえてきました。

「今年も来てくれたんだなあ」と心が踊ります。曇りなのでオオジシギのジェット機のような姿は見る事が出来ませんでした。

広大な牧草地の空間の上を自由自在に羽音を立て鳴きながら飛ぶ姿は気持ちが晴れ晴れします。羽音を聞くだけでも満足です。

4日前に春耕こしの畑の空でヒバリの囀りを聞きました。今一気に春に入った感があります。

我が家の近くのチューリップ公園のコブシが白く蕾を膨らませてきています。コブシの咲くのと桜が咲くのとほぼ同じですので桜咲くのも一気に進むことでしょう。

★女優の岡江久美子さんがコロナウイルスに感染し2年4月24日に亡くなられました。乳がんの手術を受けたことがあり、がん治療中の人も命を落としやすいとの事だそうです。

★コロナで札幌・大通りでのビアガーデンは取りやめとなりました。 

 


カラスの森 カラスの話

2020-03-24 11:01:00 | 

「カラスの話」

夏や秋の夕暮れにカラスが5羽、8羽、10数羽と上空を波状波的に寝ぐらに向かう姿を見ます。

よく考えたことはないのですが、向かう先にはカラスの寝ぐらの山の樹があると思われます。カラスが寝ぐらに向かう空の情景は秋の風物詩なのかも知れません。

オホーツク紋別市に住んでいた時、紋別公園の山の奥に夕暮れに行きますと木という木にびっしりとカラスが陣取っていました。

紋別は浜の町なのでカラスの食べ物には何不自由しない所のようで、夕方になりますと、カラスが寝ぐらに帰ってきて。小山の樹・木の一面が黒だかりのカラスだらけになるのです。

黒色のカラスだけにその割には感動はしません。

札幌では、赤レンガ庁舎の前の大木に夕暮れにはカラスが群れてとまっています。どちらかと言えば不気味感が漂います。

安心して止まり木にできる大きな樹がカラスの安ど感のある寝ぐらになっているようです。

 

カラスは頭が良いと言われています。カラスは真似ができるようです。もう21年も前になりますが。勤め先で、窓越しにカラスの様子を観察したことがあります。

クルミをくわえては空に舞い上がりそこからクルミを落下させているのです。

はじめは、カラスのただの遊びだとばかり思い、遊びが出来るカラスもいるのだと感心していたのですが、考えてみるとクルミを落下させて割ろうとしていたのだと気づきました。

このカラスは少し学習不足で、飛び上がってクルミを落としていた先が芝生の上でしたので、クルミが割れることはありませんでした。

 

また、羅臼側の奥の方に旅した際に道沿いに貝殻が散らばって落ちています。

はじめは漁場の車が貝を落として行った物とばかり思っていたのでしたが、考えてみると貝をせしめたカラスが上空から道路に落下させ、貝を割り中身を食べていたことに気付きました。これこそ浜のカラスの学習能力の高さをしめしているものでした。

 


「シマエナガ」ホバリングして 蜜を吸う

2020-03-20 21:19:37 | 

「シマエナガ この寒さの中で春を楽しむ」

今、野鳥写真家の中でシマエナガが人気の様です。

愛らしい目、小柄な姿、その動き、限られた林にしか見られない、なかなか遭遇できないなどシマエナガはこの頃人気絶頂です。

春になると私は春の風物詩に「イタヤノ蜜採り」のことを思い出します。

かた雪踏んで林に入ります。木の中からイタヤカエデの木を見つけ、鋸で傷をつけそこにストローを付け、イタヤの蜜を集めるのです。これは戦時下や戦後の砂糖が無かった時代にした郊村で見られた風景です。

カエデの樹液は今でも採取しているところがありますが、これは今では「メープルシロップ」として貴重品となっています。

このような事を思い出す事がこの頃私にありました。

親しくしているFさんから10数枚のシマエナガの写真のデーターが届き、その中の5枚ほどにシマエナガがホバリングしながらつららの水を飲んでいる姿なのです。

話をお聞きしますと、そのつららはイタヤカエデの液汁がつららになっていて、シマエナガはその蜜をすすっているのだそうです。

「甘い蜜ですので、この季節のシマエナガの栄養源になっているのでしよう」との事。最初にこの姿を発見したのはFさんで、写真を撮っているのを写真仲間に気付かれて、今では多くの人が撮影しているそうです。

この写真で、むかしのイタヤの蜜採りのことを私は思い出したのです。


何の足跡なんだろう? 当ててみましょう

2019-11-20 18:40:11 | 

「雪の原に、鳥の足跡がありました 何という鳥のものだろう?」

11月19日は朝から雪が降っていました。

その朝、用事があって豊平公園に出向いたのです。残る紅葉は枯れた状態で枝に残しているものもありました。

雪の中に、それでも初冬の様子を残す木々の黄緑色の葉や、霜あたりの悪い場所では紅葉も残っていました。

ラクヨウショウ(唐松)の木の下に目をやると、鳥の足跡が木下の雪の原にあるではありませんんか。

足跡は可愛げです。

何の鳥の足跡なのか頭を巡らせました。意外に珍しい鳥の足跡なのかも知れない、大発見でもしたような気持ちになりました。

写真を見て、何という鳥の足跡か答えてみてください。

 

答えを言うと「なあーんだ」とがっかりするかもしれませんので、今のところは答えを出しません。

  

 

  

同公園の名残りの紅葉の写真を何枚か載せて見ます。


シマエナガ 札幌特有の小鳥 かわいらしさ抜群 

2019-11-14 20:45:59 | 

「かわいらしさが なんともいえんねえ シマエナガ!」

昨年放送されたNHKのテレビ番組で、北大の動物たちを紹介していました。

その中に小鳥のシマエナガも登場していました。北大敷地内にシマエナガが居るのです。

シマエナガは札幌独特の小鳥とのことでした。

シマエナガを知ったのは、知人の鳥博士から送られて来た画像でした。はじめて見てそのかわいらしさにすぐに名前を覚えました。

良く出かける豊平公園(札幌市)にはシマエナガが良く来ると見えて、望遠カメラで狙う人たちが結構来ています。季節はモミジの季節でした。

その時、飛来は無かったのでしょう、私はシマエナガを見る事が出来ませんでした。

先日、道新ギャラリーで写真展が開かれていたのですが、見ますと51作品の中に2つのシマエナガの写真ありました。

かわいらしさに自慢の作品だったのでしょう。

長い事北海道に居ますが、道東に居たせいかシマエナガの名さえ私は知らなかったのです。

そして2週間前でしたでしようか、我が家の別荘(?)の桜の枝にシマエナガのつがいが姿を見せました。

わが目を疑いました。可愛らしい事この上ありません。しばらくして飛び去って行きましたが、動作が素早いので、これでは写真をとるのは至難の業です。

 

※ 15日のNHKの放送の中で、ウトナイ湖にシマエナガが多く見られるとの事です。

 ウトナイ湖周辺にも多いとは知りませんでした。ウトナイ湖の土産売り場にはシマエナガのグッツがいろいろ売られているそうです。

 キョトンとした可愛らしい姿が人気の様で、グッツを集めるのも面白いかも知れませんね。


鳥競いて啼く 驚きの光景 (北海道医療大学) 

2019-10-22 12:15:42 | 

「小雨の中で 鳥競いて啼く わあー、気持ち良し」

鳥の沢山群れていて驚くことがあります。

今までに、宮島沼(美唄市)の夕暮れの沼に帰る雁の編隊、朝一斉に飛び立つ何万羽もの雁の様には感動します。

また、ある年の終わり近く、尾岱沼(根室管内)の朝明けのオオハクチョウの群れを撮影に行き、白鳥は私たちに素晴らしい思い出を与えたくれました。

身近では、春先の鳥たちのさえずりには、これまた気持ちの良いものです。

秋に入って、我が別荘(?)のまわりの林からは鳥の鳴き声も本当に少なくなりました。

スズムシでしょうか、コオロギでしょうか?か細く秋のなごりとばかり静かに鳴いているくらいです。

少し前までは大編隊でしたが、ムクドリのかたまりて飛ぶ姿も小編隊となっています。

 

10月19日、小雨の中、北海道医療大学の里山にラビ妻と出向きました。正午すぎて里山に登り始めるのですが、左手の森の中から鳥たちの大合唱が聞こえてきます。

蛙の大合唱はよく言われる言葉ですが、ここでは鳥の大合唱なのです。

驚きの響きです。なんて鳴いていたか日が経っていて頭に残ってはいませんが、たしかピピッとかビッツとか、何せ大合唱なのです。驚きましたね。

東の路から里山に登り始めると、鳥の声はまったく聞こえなくなりました。森の壁で聞こえないのでしょう。

一周し池のあたり道から降り始めると、登り始めの森となり、そこにも小鳥の大合唱に出会いました。一種類の鳥たちです。

飛んでいる鳥の姿も見られますが、私には鳥の名前は分かりません。ヒヨドリより少しばかり体が小さい細身の鳥です。

鳥の大合唱も心が癒されますね。

この日は鳥たちの大合唱の鳴き声に出会い、行って良かったと思う事しきりでした。

この里山で鳥たちとの出会ったことは、素晴らしいことでした。

 

 

 

 


「てっぺんかけたか」「じょっぴんかけたか」 けたたましく鳴くのは 何という鳥なの?

2019-07-11 20:04:34 | 

「ホトトギスは てっぺんかけたか!! エゾセンニュウは じょっぴんかけたか!!」

まじかで、この鳥に鳴かれると気持ちがたまりません。最高に得をした感じになります。

十勝管内の足寄(町)に住んでいた当時、丘の上の端の森に囲まれたようなところに公宅がありました。

夕方から夜にかけて、それははっきりと「じょっぴん(北海道弁で鍵を指します)かけたか」と声え高々に鳴く鳥が居ました。はっきりと鳴くので頭に今でも印象深く焼き付いています。

道南などで鳴くのはホトトギスと言いますが、道東でこのように鳴くこの鳥はエゾセンニュウであろうと後に分かりました。

この頃(季節)は、あまりけたたましく鳴きませんが、札幌のわが別荘の草原からも聞こえてくる「じょっぴんかけたか」「じよっぴんかけたか」の鳴き声は、エゾセンニュウであろうと思われます。

 

道新に「新北のうた暦」という欄があります。2019・7・10に明快に「てっぺんかけたか」「じょつぴんかけたか」の二つの声の違いについて書かれてありました。

       「蝦夷仙入 声透きとほる 谿の闇」    寺島ふで女 

この詩について、五十嵐英彦が解説しています。

「じっぴん(北海道弁で鍵)かけたか」と昔から言われている鳥が蝦夷仙入(えぞせんにゅう)だ。

「てっぺんかけたか」と鳴くホトトギスに囀(さえず)りがにているために「エゾホトトギス」とも呼ばれ、夏季になると繁殖のために北海道に渡ってくる。

そのはっきりとして近い鳴き声が聞こえだすと山深い谿(たに)の闇にも夏の気が満ちているのを感じるのであった。 と・・・。

 

わが別荘は防風林が近くにある草原の中、森でなくとも身近にてジョッピンカケタカと鳴くのですから驚きです。

夏の季節が進んだせいか、この頃はあまりこのさえずりが小声になっています。

 


北海道初夏の 3つの鳥 オオジシギ オオヨシキリ カッコウ

2019-06-27 19:17:02 | 

「北海道初夏から夏の 3つの鳥たち」

日本三大夜景は長崎、札幌、福岡だとか、夜景が素敵で見事なので、三大夜景と言っています。ある調査機関が発表して世間に通用しています。

日本三大温泉、北海道三大温泉などと誰いうとなく通用しているものもありますが、

北海道夏の鳥3つなどとあげると、人それぞれに思いがあって認定されていません。カムイラビット選定の夏の三大鳥とでも言いましょうか次にあげて見ました。

わが別荘の回りは開けたという物の、自然が沢山残っていて、早朝の小鳥のさえずりは、まっこと素晴らしい限りです。

多くの人に小鳥たちの鳴き声を聞いてもらいたい気持ちです。

あと三日で6月も終わり、7月に入ります。北海道も夏本番になりますので、今鳴いている小鳥たちは夏の鳥と言えましょう。

私が上げる3つの鳥とは、オオヨシキリとオオジシギ、そしてカッコウです。別荘周辺は草原地ですので、海や湖、川の近くの鳥はあげることにはなりません。

 

オオヨシキリは姿を見せませんが目の覚めるような鳴き声です。早朝に良く群れて鳴いていますので印象深い鳥なのです。森の音楽会とでもいうのでしょうか良い声で鳴いてくれます。

そして、カッコウですが、初夏の目覚めさせるようなほうぼうから連呼するような声は夏になるとあまり聞かせてくれませんが、3つの鳥の一つにくわえても良いのではと思っています。夏に入るこの時期は、時たま思い出したかのように防風林の向こうからカッコウ・カッコウと鳴いています。

最後にあげるのは、オオジシギです。夏を迎えどこかに姿を消したのかと思っていましたら、よく観察すると、わが物顔に大空を滑空しているではありませんか。羽音はこの夏に入る季節はあまり立てずに天空を飛んでいます。

 

早朝にまじかで「ジョッピンカケタカ」と鳴く鳥が居て、当分聞かなかった声が聞けたなあと、やあエゾセンニュウも居るではないの!と思うのでした。

目立たない存在ですが、モズの姿を見ました。鳴き声も短く目立ちませんが、目立つところの枝のてっぺんにとまり姿を見せてくれます。

 

 


オオジシギ羽音 今年5月11日(令和元年) 望来(石狩市)で確認

2019-05-16 09:44:06 | 

「オオジシギ飛来 5月11日 望来(もうらい)で確認」

5月10日、11日と厚田の戸田記念公園にて観桜会となりました。札幌より10数日遅れて戸田公園では桜が咲きます。

11日は、知人が「是非桜を見たい」と言うので、私の運転で出向きました。

桜は満開、昨年に続いて見ごろの観桜会となりました。

戸田公園では鶯も盛んに鳴いていました。「ホーホケキョ」とたまあに正式に鳴く鶯もいますが、「ホーホケキョ、ケキョ・ケキョ・ケキョ・・・・・」と長々と鳴いて、聞く耳を楽しませてくれます。昨年「厚田の道の駅」近くでも、同じ時期に長が長と鳴く鶯が居ましたが、まだまだ鳴き方は鍛錬されていません。本当に長々と鳴くのです。

鶯の谷渡りと言うもので、これはこれで素晴らしく、私には満足の鶯の鳴き声と思います。

知人は、大の自然好き、野に立ち寄るのを楽しみにしている方で、帰路に要望に沿い寄り道して山菜取りです。山菜と言ってもここは素敵な物もないのですが、自力で野に出向けない知人にとってはうれしい限りの様でした。

収穫物は、フキに、ヨモギに、ツクシに、イタドリの新芽でした。私宅でも夜は蕗のおかずで食卓がにぎわいました。

天を仰げば広々とした空、気持ちが良い限りです。

ふと気づくと「オオジシギ」の騒がしい音、羽音がするではありませんか。オーストラリア東岸からもうやって来ているのだなあと、春の到来を確実にしました。

わが別荘の広々した空でも15日羽音、鳴き声を聞いています。

その後、カッコウの声も聞くことができることでしょう。