雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

バイケイソウ 満咲 これは綺麗

2017-05-31 10:36:44 | 草花

「バイケイソウ 今の季節花満開」

先日、道新で「山菜と毒草の見分け方」が書かれていました。

4つほどあげられている毒草の中の一つが「バイケイソウ」でした。

ミズバショウとバイケイソウは同じ湿地に出てきます。

「へー、バイケイソウを山菜と間違う人がいるのだ」と別な意味で感心してみていました。人それぞれですものね、食べれると思えば迷わず食べてしまいますものね。

バイケイソウも成長すると硬さが姿となりますので、こんなのを食べる人の気は知れないと思うはずですが、芽出しの時は、人も冬ごもりの生活から解放されて、ついついバイケイソウの芽出し部分を採取してしまうらしいのです。

何に間違えるのか?それは、ギボシの芽(葉)に似ているからなのでしょう。

そのバイケイソウですが、今花の満開の季節に入っています。

花一つとっても可愛げです。虫も蜜を吸いにやってきてました。

先日28日、美深町の植物写真撮影旅行の帰りに、いつも立ち寄るバイケイソウの群落地に入りましたら、それは見事なまでの咲き方でした。

咲きだしたばかりの初々しい花立です。撮影するならこの一週間以内でしょうか。

沢山咲いてました。大変な数でしょう。

薄緑の花の色が何ともいえません。

この群落地には100本を越すバイケイソウが花を咲かせています。

誰が見てもその数の多さには驚くことでしょう。

もう少しすると、防風林の管理の人が来て花が咲いていようが切り倒していきます。

宿根草なので、種子を付ける前に倒してしまうのですから、痩せ細らないで毎年決まって元気なバイケイソウが育つのです。

 


山菜の王者は ウド? 山菜の代表格は 小豆菜?

2017-05-30 14:01:42 | 

「山菜の王者は 山菜の代表格は」

特に春は忙しい。

次から次にと山菜が採れて、食が追いつかなくなります。

保存にも限度があり、この時期限定で季節を味わいます。

秋田県では5月30日、タケノコ採りの女性が熊に襲われて亡くなりました。

鈴を二つも付けていたというですから、秋田のクマには鈴は効き目がないという事になります。

春、山菜の王者はもしかするとタケノコかも知れません。昨年も何人も熊に襲われ命を落としているのにかかわらず、山に入る人が多いのです。それだけにタケノコ狩りには魅力があるのです。

苦労して取りに行くタケノコの価値は誰もが認める山菜と言えるのです。食べて良し、売っても高値で儲けにもなります。

タケノコの価値を認めるとして、次に頭に浮かんでくる山菜の王者とは? 「ウド」かも知れません?。茹でて酢味噌和え、マヨネーズ和えにして食べると、至福を感じます。

ここのウドは伸びきった感はありますが、先の方の芽を取ってきてテンプラに仕立てます。

アクが強い山採りのウドは体内の毒素を取り除くのに良い感じがあります。

 田舎の道の駅で売られていたウドの根。特に根の白い部分が美味です。

今朝のテレビで野生のクマがミズバショウを食べている場面が映されていましたが、クマがミズバショウを食べて体内の毒素を取り除くのと、我々が春の「ウド」や「ワラビ」などを食して体内のあく(毒)抜きをするのとよく似ていると思います。

 ココミも売られています。

まず春は、山から採って来たウドを食べないと始まりません。そうした意味から、山菜の王者は「ウド(独活)」という事にしました。

しかし、私の心の中にはタケノコが春「山菜の王者」であるという気持ちは心に残ります。

山菜の種類はいくらでもあるのですが、庶民派の中では「小豆菜(アズキナ)」が山菜の代表格にあげている人が多いのです。

小豆菜の本当の名は「ユキザサ」です。ユキザサも売られています。

雪のような小さい白い花を付け、葉は笹の形状をしています。そのことから「ユキザサ」の名が付けられています。

ユキザサ 花が雪の様、葉は笹の様。

それではなぜアズキナ(小豆菜)の名が付けられているのでしょう。

私が植物の「蝦夷山草木散策」という本を作っていた時、まだアズキナの由来については誰も知りませんでした。

カムイラビットもなぜアズキナの名が付けられていたのか苦労していたのです。今では誰もが知る「茹でると小豆を煮た時の匂いがする」ことが由来とわかるのですがね。

ところで、「ユキザサ」はどのような実を付けるかご存知でしょうか? ある年の秋、葉の枯れたユキザサに真っ赤な実が一面について見事な光景に出会いました。

そこで、間違いの早やガッテンを私はしたのです。「そうか、小豆のような赤い実をたわわに付ける植物である事からアズキナといわれるのだ」と大発見した思いで心に納めたのでした。

アズキナの赤い実の光景もカメラに納めることもしないでおりました。何日かしてアズキナの名の由来を知り、文章に添えたのでした。

あのユキザサの大群落と赤い実の光景は目に焼き付いたままでおります。当時は今から28年前のことで、アズキナを食べる習慣も私は持ち合わせていませんでした。

 


早起きは 小鳥の鳴き声と共に

2017-05-29 21:56:50 | 

「早起きは 小鳥の鳴き声と共に」

朝は早くから小鳥が鳴いています。朝は小鳥たちの社交場です。

今朝、初めて「じょつぴんかけたか」と挨拶する小鳥の声を聞きました。

エゾセンニュウです。初鳴きなのかきちんと呼びかけてくれません。どうも尻切れの鳴き方です。

何日か経つと「ジョッピンカケタカ」とはっきり呼びかけてくれるように鳴くようになります。

「郭公」は別荘近くの木にまでやって来る様になりました。ケケ・ケケとカッコウという鳴き声と共に時に聞くようになりました。

郭公にも恋の時期が来ているのです。

20年も前ごろには我が家の本宅近くまでも郭公が来て、テレビアンテナなどにとまり、けたたましく恋の季節の謳歌を楽しんでいたのが懐かしくさえ思います。

いつの間に郭公もさらに郊外に追いやられ、家の近くではまったく郭公の声も聞けなくなりました。

住宅地の人たちは春告げ鳥の郭公の声は聴けないでいるのです。

我が家の道路を挟んで隣の地の東雁来町は急速な住宅地に変わり、小鳥たちの鳴き声も聞けなくなってきています。

住宅地に変化して行く影響は、我が家の菜園にも今年は及び、とうとう借りていた菜園に家が建てられ、通称「トマト工場」と言われていた菜園も使えなくなりました。

★ 「トマト工場」とは、昨年まで100本ほども植えられていたトマトの成り方を近所の人ちが付けた名で、近くの何人もの人がそう呼んでいた我が家のトマト畑の名なのでした。トマトの新工場は、別荘の近くの畑に今年は移動です。

工場は一度に建てれるわけもなく、今年は手探りで立て直しです。

今朝はオオジシギが空に三匹が競いながら争っていました。これもオオジシギの恋の争いなのです。

空に飛蚊症の様に空を舞います。目の悪い人には鳴き声と翼の羽音しか聞こえないかも知れないスピードで空をわが物顔に飛び交っています。

いろいろな小鳥の鳴き声は早朝の楽園そのものです。都市の郊外ならではの楽しみが我が家の別荘近くにはあるのです。


カッコウ カッコウ 豆を蒔いたか? カッコウ

2017-05-28 21:49:48 | 

「郭公が鳴いて 久しい」

連日、カッコウの声を聞くようになりました。何か所からも聞こえる様になりました。

我が家の菜園の師匠が、「カッコウ カッコウと鳴いて、せかされているようで嫌な感じだ」と郭公の声に反応しています。

朝早くから畑仕事に励んでいる師匠も、蒔き付けに追われて、カッコウの声にせかされているようです。結構広い畑を管理している方なのです。

蒔き付けの遅れているカムイラビットには、カッコウの鳴き声は爽やかに聞こえるのですが、それに反して、真面目な師匠は季節に反応し、郭公の鳴き声に強く追われているのです。

私は5月27日、28日の旅行に備え、旅行前に豆類を蒔く事だけは済ませたいと先週いっぱい大忙しでした。

結構、手仕事での作業の畑仕事は体力を使い、疲れがたまりましたが、振り返ってみる身体を管理するのに良い結果となっていたのです。

27日は、美深町の「松山湿原」への登山、きつい登山ではないのですが、次の日になっても腿の疲れ(いたさ)もなく、連日の畑の仕事のおかげと感謝するのでした。

我が菜園の作業は、オオジシギの鳴き声と羽音や郭公などの野鳥の鳴き声で最高の気持ちとなっています。

運気が付くとはこういう生活をしているからなのだろうと感謝の毎日なのです。

「日々感謝」、これが我が家のもっとうです。


我が家 通路は野の草で

2017-05-25 21:35:23 | 草花

「春を感じて お出かけ」

わが家は、冬の季節の部屋の陽当たりを考えて、道路側の反対に玄関を置きました。

変則的な玄関配置なのですが、玄関を出てからの小路脇にはいろいろに背丈の低い草花が植えています。

むかしはスミレ一色の小路でしたが、いつの間にか植えた覚えもない野の花が咲くようになりました。

今さかりと咲いているのは黄色い花を咲かせたクサノオウです。

クサノオウの一輪咲きです。

それにマイズルソウが白い可憐な花を咲かせています。緑のハート型の葉も可愛げです。

今年は珍しく競ってマイズルソウが咲いてくれました。

マイズルソウ

特に目立ちませんがヤブニンジンがこの数年咲いています。今年はもうすでに白い花を咲かせています。

ハンゴンソウも咲いた年がありましたが、大きくなりすぎるので、芽が出るなり切ってしまっています。

ミントが一部に植えていましたが、いつの間にか広がりを見せ、他の植物を駆逐しています。

淡い紫色のライラック

私の思う雑草たちはいつも摘んでいますので、雑草の通路にはなっておりません。

小路の出口にはライラックが咲いています。

☆連日忙しくしておりまして、何日もブログを書かない日が続きました。多忙なうえに書けないなんて努力が足りませんね(自己反省をしています)。

 

 

 


チューリップ・すずらん フェスタ2017 5/20(土)~6/11(日) 滝野すずらん丘陵公園

2017-05-21 12:23:39 | 草花

「滝野すずらん丘陵公園」

昨日5/20日(土)に、滝野すずらん丘陵公園に行ってきました。札幌にあるのですが、滝野の公園は国立の公園なんですね。

色とりどりのチューリップで埋められた丘陵。見事な光景です。

今チューリップが咲き始めたばかり、枯れた花びらは一つも無く、本当に綺麗でした。

どのように外人に知らせたのでしょうか、中国からの観光客と思われる人が多く来ていました。

小さい子連れの家族も目立ちました。

フェスタの初日であったこともあり、結構な人で賑わっていました。

この季節の行楽にはおすすめの地です。是非お出かけください。

☆園内ではシャトルバスが運行されていて、滝野の森ゾーン西エリアの自然博物園まで行って見ました。そこにはシラネアオイやヒトリシズカなどが沢山咲いていて森林内散策は、これも良い物でした。

滝野の公園は本当に広いのですね。 


カッコウ カッコウ 豆まき時だよ

2017-05-19 21:47:15 | 自然

「カッコウが鳴いた」

5月18日午後4時ごろ、「カッコウ カッコウ」と郭公が鳴いていました。

今年初めての郭公の鳴き声です。防風林の方から聞こえてきます。

そういえば、郭公が鳴けば畑に豆の種まきが良いと言います。少し出遅れていた畑仕事に拍車がかかります。

札幌ではライラックまつりが開かれている時期、そして桜の八重咲が咲く時期、この時期に郭公が鳴き始めるのです。

別荘のマリサクラ 八重咲の桜です。この花が咲くと菜園作業が始まります。

エゾヤマザクラやチシマザクラはすでに散り、今は里ザクラ(私はこの桜にマリザクラと名を付けています)が咲くのみとなりました。

別荘のジュンベリーの花 今年は沢山花をつけました。

郭公は他の鳥の巣に卵を産む「托卵の鳥」です。とんでもないと嫌う人も多いのですが、「カッコウ カッコウ」の鳴き声を聞くと、何やら心が安らぎます。

わが別荘(?)に行かないと郭公の鳴き声を聞くことが出来ないのですが、別荘に行って広々とした空間の中で郭公の声を聞くことが出来るのは、本当に至福の時を得ることが出来るのです。

もう10日ほど前からオオジシギの鳴き声と羽音を聞いていますが、郭公の鳴き声を聞くまでの前兆と言えるのでしょう。

北海道の初夏というのは郭公の鳴き声を聞いたころからやって来るのです。


小清水原生花園 花たちの為に野焼き

2017-05-18 12:25:14 | 草花

「小清水原生花園 花保存の為に野焼き」

釧路から網走に抜ける「釧網線」の小清水(網走)原生花園はエゾスカシユリ、ハマナスなどが咲く見事な花園です。

この原生花園の砂州の所をむかしはSLが走っていました。

蒸気機関車がもくもくと煙りを上げながら走っていたのですから、SLマニアにはたまらない風景であたのです。

もくもく上がる蒸気機関車からの煙に交じり、火の粉も時には花園に落ちました。

時折この火の粉が草わらに燃え広がり、毎年のようにこの火災が新聞に報道されていたのです。

当時は、火災がおこると困ったことだなと思っていたのですが、今ではジーゼル機関車となり草わらは火災が起こらなくなりました。

原生花園の草わらが自然そのままとなり、今度は一つの問題点が出てきました。

草むらには虫が発生し、原生花園の花たちに影響してきたのです。

前によくこの原生花園に出向いていたのですが、エゾノコリンゴの木に毛虫がついて、葉は全て食べつくされ、見苦しい風景となっていたのです。蒸気機関車の火入れが無くなったことによる問題が新しく発生したのです。

今年は5月9日早朝、植生を守るために地表を覆う枯草を燃やす「火入れ」が行われました。

むかしは汽車からの火で起こった自然野焼きは、今では人の手で行われているのです。

今年も小清水原生花園風景回復対策協議会の職員など135人がでて野焼きを行いました。

野焼きによっていつもの素晴らしい花園の原生花園がよみがえるのです。


札幌ラーメンショウ2017に ライラックまつり

2017-05-17 20:02:18 | 

「食と花見と札幌は忙しい」

「赤レンガ道庁の桜、是非行っておいでよ!」とラビ妻が言います。

今年はもうすでにサクラを腹一杯見たので、桜見を勧められても気が動かなかったのですが、一晩寝て考えてみると「せっかく綺麗に咲いている」とのことなので、朝起きるなり花見に行く事を決断したのでした。

この日、ラビ妻はボランティアへと別行動です。

「赤レンガ庁舎と桜、道庁の池と桜」、想像しただけでも絵になるなあ!

行って見るとなかなか良いではありませんか。青空が見えて桜の花とお似合いです。

水曜日というのに大変な花見客で、中でも外人の花見客が多いのです。昼時でしたので道庁の女子職員も、花見をしながらベンチで弁当を食べている風景も「いい風景だなあー」とほほえましく、横目に見ながらこちらも花見です。

桜の種類については私もよくわかりませんが、これまで時期がずれて咲くのは「サトザクラ」でしょうか?。白みががっているのは「御衣黄」でしょうかね。

他の桜、エゾヤマザクラ、ソメイヨシノの桜が散って、時季ずれに咲く桜も貴重です。

その足で、大通り公園に、なんとそこでは「ライラック祭り」が、今日から28日まで開かれていました。大通りのライラックは丁度綺麗な時期で、つぼみが3分の1、花が3分の2

ほどで、初々しく綺麗です。公園にまだ咲いている桜とライラックとがコラボで誠に大通りの季節の花は最高です。

富士フォトギャラリーの展示を見てから、西八丁目に出向くとここでは「札幌ラーメンショウ2017」が昨日から開かれていて、たくさんの食通の人たちがむらがっていました。

平日なのになぜにこれほどの人が集まっているのか不思議です。

食は器も食には大事で、発泡スチロールの器のラーメンはどうも食べる気にはなれませんでした。

☆ライラック祭り 5月16日~5月28日 大通り公園  創成川公園 少し時期が遅れて川下公園で。

☆札幌ラーメンショウ2017 5月16日~5月28日まで、ラーメン一杯 800円。 

 


山菜美味しい春の季節。「行者ニンニク」に「こごみ」、そして「小豆菜」

2017-05-16 09:58:55 | 草花

「山菜三昧」

北海道医療大学の人気講座、漢方・薬学講座の参加者が話していました。

耳を傾けると、ヨモギ餅作りの話の様です。「道端近くのヨモギは汚く感じて、なかなか良い場所がありませんね」という話です。

春一番の山菜は「ヨモギ」の若芽ですものね。

ところでヨモギ餅のヨモギはどうやって繊維をこまかくするのでしょう。

話に加わらせてもらって聞いてみると、「すり鉢に入れてすりおろす」のだそうで、「それに餅粉などを混ぜて蒸す」のださうです。

それなら、ミキサーに入れて繊維を切りはなしてはと思うのですが、まだ私も実験していません。

講座の帰りに、当別駅前の「ふれあい倉庫」にいつものように立ち寄りました。

こごみ

独活、根の所が美味しい。

小豆菜 ユキザサ

まだ、春早いために、野菜などの品にはめぐりあえませんでしたが、この時期の山菜が置かれてありました。

「こごみ」に「小豆菜」(あずきな)に「うど」に「行者ニンニク」でした。

「へぇー、こんなに高い値段で販売している」のと、驚きました。

午後2時はを回っていた時間帯なのに、山菜だけが残っているのです。買いに来る人も他店からみて高いと感じるからなのだと思います。

野山によく出向くカムイラビットにすれば、当然買うはずもありません。

当別とは言いながら、札幌の人もよく買いに来る店の様ですが、やはり高く感じる値段のようでした。そうは言っても、新鮮さは抜群です。

山菜が並ぶ店なんて、ほほえましいではありませんか。