雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

人口減に歯止めがかからない 地方創成その対策は

2015-02-28 16:31:22 | 地理

「日本も人口減」で苦しくなっている。

人口減少に歯止めがかからなくなり、田舎の地では「限界集落」の言葉さえ生まれてしまいました。地方都市もこれから先、働き手のない苦しい状況に陥っていきます。小樽や釧路ではこの人口減少の対策として、苦肉の策としてカジノの設置を願い出るはめになっています。

地方の人口減少に対応すべく政府は「地方創成」なる行政も立ちあげられました。村おこしに創意工夫した村には財政援助を行うそうですが、今やどの村も人口減少に歯止めをかけるべく努力に努力しているのです。工夫する自治体、どの町も何とかしなければと四苦八苦しているのです。

奇抜な事が出来る一部の自治体にのみに財政援助するという政策は、これで良いというのでしょうか?、これでは「限界集落」が多くなるばかりです。

※ {限界集落}(げんかいしゅうらく) 過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって、冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難となっている集落を指します。やがて集落は消滅に向かうとされています。

前に竹下首相じだいでしたでしょうか、各自治体に画一的に1億円を給付した時代がありましたが、その方が各自治体の活性化につながったのではないかと思われるのです。一部だけが活性化しても地方の人口減はおさまりません。人口減で大半の都市の存続がおびやんされる大変な時代になりました。

もう一つ日本には大きな問題が残っています。人口減少と言うものに歯止めをかけようと、子育て支援の対策が云々されていますが、産めよ増やせよとただ唱えられてもそうはいきません。施設をつくりますよ、子育てのお金を援助しますよ。それで、結婚して子供を産んで下さいとはね。今の時代はそう簡単にはいかないのです。

子供は将来高校で終わらせる時代ではなく、大学にも行かさなければなりません。子供教育のその後の保障がないのです。

若者たちの生活基盤を作り上げないで、何が子育て支援なのか、若者たちが正社員として採用され、生活が十分成り立てば、結婚も出来るし子供も育てる気持ちになり、町は潤うのです。

いつも思うのですが、派遣社員の多い時代ではひとり暮らしの独身者が多くなるばかりで、相手の経済が成り立たなくては結婚はできません。親も「結婚しなさい」とは言えないのです。

政策として一人の人が子供を産む数を1.8人にと言われていますが、独身女性がこう多くなっては、その数字も夢のその夢といえるといえましょう。

財産の少数の上層部と大半の下層部の人になっている現在では、子供を生み子供を育てる気さえなくなるというものです。


大雪山は 「たいせつざん」か「だいせつざん」か。

2015-02-27 21:22:07 | 自然

大雪山は「たいせつさん」か「だいせつざん」か 呼び方はどっち

地名に関心のあるカムイラビットにしたら、大雪山はどう呼ぶのかなと思ったりします。「どちらでも良いのではないの」と思う半面、正式にはどう呼ぶのかしらとも思います。

昨日(2月26日)、「北海道ガーデンショー2015大雪 カウントダウンシンポジウム」が道新ホールで開かれ、ラビ妻と聞きに行って来ました。国井雅比古氏、西本伸顕氏、高野文彦氏、それに山岳写真家の市根井孝悦氏で、コーディネーターは竹本アイラ氏とそうそうたるメンバーで、今年開催される「北海道ガーデンショー2015大雪」(上川町)の幕開けとなる講演会でした。

内容も素晴らしく、感じ入ってこの時間を過ごさせていただき、いろいろ参考になる話が聞けました。上川の北海道ガーデンショーは「大雪山とマッチした雄大なガーデンになることで、大変喜ばれるガーデンとなるでしょうと」何度も繰り返し話されていました。

そのパネルデスカッション中では、ある人は大雪山を「だいせつざん」と言い、また別なパネラーは「たいせつざん」と言っているのでした。どちらで呼んでも良いのだと思われますが、雄大さを表現するには「だいせつざん」、普通には「たいせつざん」なのかも知れないと思ったのでした。

さて身近にある地名には、はっきりした区別がある事に気づきました。先日新札幌のサンピアザの「光の広場」で開催の写真展を見に行く途中、前を行くバスが「新さっぽろ駅行き」とあるではないですか、そうか新札幌と書かずに地名は「新さっぽろ」なんだと思ったのでしたが、実は駅は「JR新札幌駅」と漢字で書き、バス駅は「新さっぽろ駅」と平仮名で書くのだと云う事が分かったのでした。

そして昨日、講演会の帰り道、札幌の駅はJR「札幌駅」と書き、バス駅は「さっぽろ駅」と書いて区別していることに気づきました。れっきとした区別がそこにあったのです。

ところで、「旭川」の呼び方も「あさひかわ」なのか「あさひがわ」なのか話題にあがったりします。通常は「あさひかわ」といいます。

あまり知られていませんが、遠軽町の「生田原」はどう呼ぶのでしょうか。「いくたはら」なのか「いくたわら」なのか迷いますが、駅のホームの看板は「いくたはら」です。川にも漢字書きの看板にも振り仮名が書かれていますが、「いくたはらかわ」と書かれていたり「いくたわらがわ」と書かれていたりしています。通常は生田原は「いくたはら」と呼びます。

 地名を本格的に見ているといろいろな事が気になります。

 


風景写真撮るなら 電線避けて

2015-02-25 20:01:52 | 写真

大都会の無電柱化率

カムイラビットの現役時代、「宝塚」は「宝塚歌劇の街で、電線の無い街なのですよ」などと生徒に教えていました。、もう50年も前のことになるでしょうか。大変先進的な町として宝塚を紹介していたのでした。

良く風景写真を撮りますが、その時は電線を避けて撮るようにしています。電線は風景にどうも合わないような気がするからです。道内では道を走る車が後部をへこませて走っていますが、車バックの時(特に冬季間に)に電柱にぶつけることもたたあるからでしょうか。

あれから50年、さぞかし日本国内から電柱・電線は無くなったのでしょうか。

電柱や電線が設置されていない道路の割合を「無電柱化率」と言うのですが、驚くことに日本はまったく進んでいないようです。

おもな都市では、東京23区が7%、大阪5%、京都市2%で、全国平均となると1%に過ぎないというのです。これに対しロンドンやパリでは100%で、日本は無電柱化率は大変遅れを取っています。

札幌市東区の住宅街、電柱・電線が張りめぐらされています

近隣の外国の都市でもソウル46%、北京で34%とか、それもその差は開きつつある様です。

さぞかし無電柱化率が進んでいると思いきや、むかしそのままなのに驚いています。電線地下化は地上に較べて費用が10倍かかる事が課題になっています。電線の地中化がすすめば、歩行空間の確保で、バアフリー化が進み、災害時に電柱が倒壊し救助の障害にならないどの利点があるのです。

 


ライス 全国特Aランク 42銘柄

2015-02-24 18:14:05 | 

「道産ライス 特Aは3銘柄」

今から22年前のことの話です。日本のお米の量が極端に少なくなり、お米がなかなか手に入らなくなったことがあります。今、特上の10㌔袋のお米が2000円前後ですが、この時、米一袋の値段は7000円と値上りしました。お米屋と親しい友達が都合付けて買い求めてきてくれたので、その時を乗り越える事ができました。

この年は、お米屋も米を出し渋り、高値で売るので一年で大変な儲けをしていたと聞きました。値を吊り上げて暴利をむさぼっていた米屋は、その後お客が寄り付かなくなったとお聞きました。当時スーパーでは外米と合わせて買わないと米は売ってもらえなくなりました。当時の外米はぼそぼそしていて食べれたものではありませんでした。買ってみたもののその内小鳥の餌にしてしまいました。

人がどの米を食べていようが、あれこれ云々することはないのですが、北海道の米は近年特に美味しくなりました。道外の米を買わなくてもすむようになりました。

カムイラビットが今までで一番美味しく感じたご飯は、加賀の国の山中温泉でのご飯でした。白山から流れ出る伏流水によってできる川の水が美味しいお米を作ると言います。質の良いお米の上にお客に出す大釜炊きの米が美味しさを増すことになっていたと思います。

加賀の国の美味しいお米ですから、全国に発売したら買い求める客も多いだろうにと聞いて見たのですが、白山からの川水で作られた米は美味しいだけに、地元だけで消費されていて、外部に出さなくて消費してしまうのだそうです。

水田に引く水の質で米の美味しさが決まってくる様なのです。

全国で「特Aランク」のお米は、今年認められた4銘柄を加えて42銘柄です。北海道の特A銘柄は今年認められた「ふっくりんこ」を合わせ「ゆめぴりか」「ななつぼし」の3銘柄となりました。都道府県の数の割にしては、特Aの数は北海道は多いと言えます。良いとされるお米は高い値段で取引されますので、良い米づくりに力が入ります。

北海道のお米では「きらら397」も知られていますが、2番目に高い「A」のランクに位置しています。

 「


クマも浅い眠りからさめる 山はいかい

2015-02-23 09:38:39 | 動物

春クマ 動き出す

今年1月26日に入って、塘路原野の山林でクマに襲われ、死亡したニュースが流れショックをうけました。そして10数日経った日にも森林作業に入っていた人がクマに襲われ、大怪我をしたと報道されまた。今まで北海道で起こった事の無い事故でした。

次の話は、事故では無いのですが、2月16日には「仕留めたシカが ヒグマに横取りされた」と新聞で報道されました。事故の前者二つは標茶町、浜中町で、三つ目は白糠町の話で、どれもが道東でクマの事故が起っています。

道東は北海道でも特に雪の少ないところですので、クマも冬眠から覚めるのが早いのかも知れません。

二つ目までの話では作業している場所近くにクマ穴があったと言います。冬眠中の近くで、木の下枝払いの作業をチェンソウでされては、このうるさい音にクマも腹をたてたのでしょう。

3つ目の「仕留めたシカ ヒグマに横取りされる」の話も、シカ射ちの銃声の音でクマが目覚めされ、これ幸いと打ち倒されたシカをくわえて横取りしたのです。冬眠明けの腹ペコクマにはもってこいのシカのご馳走で、横取りしたクマの気持ちもよく分かります。

この時二人のクマ撃ちたちはどうしていたのでしょう。シカをくわえて去っていくクマを恐ろしくて、鉄砲を打つことも出来なかったようなのです。

この事故三つを思うと、春に近くの住民は山菜に入っていた場所と思われ、今年の春は、おちおち山菜採りに行けなくなります。

ある人に、「幌満峡(様似町)に入った」話をすると、「あそこもクマが良く出るところでね、蚊取りセンコウを何本もつけて、ラジオを大きく鳴らしながら行かなくてはね」などと言われました。どれもが人が入って来たよとクマに知らせる合図となります。何も考えずに幌満峡に行けたこと、後で考えるとぞおっとします。

アポイ岳では登山道に、大きなクマ除けの釣鐘が置かれていて、釣鐘を鳴らしながら登山したことを懐かしく思い出します。えりも地区も意外にクマが多く出没するところらしく、大勢で行動することが望まれます。


写真展 新札幌サンピアザ「光の広場」

2015-02-22 11:31:58 | 写真

物つくりは 生甲斐になる

人は何かしている物があれば生甲斐になります。絵を描く、俳句・詩・川柳を作(す)る、陶芸をする、木工品を作る、文章を書く、小説を書く、写真を撮る、パッチワークをする、などと人それぞれに違いはありますが、ものつくりをする人は何かが違います。出来るだけ受身で無く、自分から手がけていることが良いのです。

何もかにもやると云うのではなく、好きな事を一つ決めて、物つくりすることがあれば良いと思うのです。

「〇〇つくりする」行為には前向きな姿勢があり、人にはエネルギーがみなぎっています。ものを書くという行為は静かな感じがしますが、中に秘められたエネルギーが体にみなぎります。

気楽ながら文章をつづっている人も素晴らしい生活が行われているといえます。

友人の中には、毎日ものにこだわって生きている方がおられます。毎日日記を付けている人もその一人で、これもなかなか出来ないことで、感心してその人を素晴らしい方と思います。

日記ばかりでなく、毎日気温を計る友人がいます。その人は気温を計(正式な百葉箱まで設置)るばかりでなく、毎日の天気図を書いています。その人(青梅市在中)と電話で話すと北海道の天気についても詳しく、こちらのお株が取られた感じになる事があります。また、数年前に亡くなられましたが、先輩で毎日欠かさず天気をメモし続け、札幌の気候に関する論文を書いた人もいます。

毎日毎日続けることが生活に張りが出て素晴らしいことになります。

物をつくる時の喜びは、生甲斐につながります。物つくりをしている人をうらやんでいないで自分からその中に入るのがよいかと思われます。作品を見るのも自分のやっている物つくりにつながります。

札幌市近歩行空間のアウトレットパークの広告看板(正月)

カムイラビットは随分昔から写真に興味を持ち、良い写真を撮ろうと生活していましたので、少しでも多くの写真展を見に出掛けています。

今日は午後から、新札幌のサンピアザ(「光の広場」)で行われている『堀田清とその仲間たちの植物エネルギー2015写真展』(2月21日~25日)を見に行こうと思っています。自然を撮り続けている方たちの写真展ですので、いろいろな角度から勉強になることであろうと楽しみです。

この展示会を見に行くのは、昨年に次いで二度目となります。

 


神様はパリにいる

2015-02-20 22:13:49 | 随想

「神様はパリにいる」

人間勘違いした方が、滑稽で話が豊かになります。かつて網走駅の列車の中で、間違って釧網線に乗ってしまい大失敗したという若くはない女性が「網走まで来て行き先を間違えて失敗した」としきりに話しかけてきました。

よほどの失敗だったらしく、関係も無い私にしきりと話しかけてくるのです。その時、私は何のために網走駅で列車に乗っていたのかさえ忘れてしまっていますが、失敗談をするその話だけは忘れないのです。あの時から数えてもう三十年か四十年も経ってしまっています。

あの人は北海道旅行の話になる度に、網走駅での間違いを楽しそうに話しているのではないかと思います。

人生、失敗する人に限り、話は面白く、回りの人に笑いをまいてくれます。カムイラピットも鹿児島で行き先を間違えて、串木野の駅に降りざるを得なくなったことがあります。当時、串木野駅ホームからは近くに串木野金山の操業の様子が見られ、大変徳をした感じになった事があります。「怪我の功名」ということでしょうか。

さて、今回のしくじりは「神様はパリにいる」という映画の話です。

ラビ妻が映画の招待券をお友達から戴いたのです。「カムイラビットさんの好きな映画にしますよ」といいます。それでもラビ妻は「この間、パリに入って来たばかりだから、神様はパリにいるにする」といいます。見て来た「パリの街並みを映画の中に見られて再確認でもしたい」とのことなのです。

それならば、私は別に何の映画にするかと、新聞の映画案内欄を見ると「ふむふむ、そういえばこの頃は映画にも行っていなかったので、見たいもの(題名も分からず)はないわい」という事で、ラビ妻と同じ映画にする事になったのです。

映画の入場券を買って見て、「あれあれ、この映画は 神様はパリにいる」なのでした。「パリ」と「パリ」では大違いなのでした。映画「神様はパリにいる」を見ることになったのです。

主役は、今人気のマッサンのもと社長役の堤真一さん、そして前の朝ドラの主役の尾野真智子さんで、バリ島での奇想天外なストーリーの映画でした。

マッサンのもと社長役、サントリー創業者の創業者の鳥井信治郎をモデルとした鴨井欣次郎役の堤真一さんには異色の社長で好感を持っていましたので、別な姿を見られて良かったのでした。「良く役をこなす人だわい」と面白く見て来たのでした。バリ島の風景も楽しめました。

一度映画を見だすと、次にまた見たくなるものなのですね。また行きましょうと思いながら、まだ行っていません。


春めいて 気分沸き立つ

2015-02-18 19:30:46 | 草花

二月は 一気に春めいて 何と言っても立春過ぎたもんね!

二月半ばのこの一週間、日中は零下になりません。屋外は意外に温かいので、みるみる間に雪かさが少なくなり。気分的に気持ちの良い日びとなっています。

庭のライラックの芽も、日ましに目立ってきています。さっぽろ雪まつりの雪像も危険と言う事で雪まつりの終わった次の日にこわされました。

あっという間に一月が過ぎて、2月に入ってから、もう半月も終わりました。春を待つ気持ちが月日を早めに終わらせる結果となっているのではないかなどと思われてしかたありません。

藤城清治さんの切絵

これからどおっと(多く)雪が降るかも知れませんが、今の所屋根の雪も少なくパラボラアンテナの雪も除けなくてBSテレビが見られなくなる心配は今のところありません。

ぼさぼさしていると、里山に入り森の楽しさを味わないで終わってしまいそうです。

スノーシュ―は昨年買い入れたのに一度きり使用したのでしが、今年も一度使用するかどうかということになってしまいそうです。

近いうちに森に(北海道医療大学の里山)入ります。


夢か幻か! カササギ

2015-02-14 05:09:13 | 

カササギ 札幌にも繁殖しているんだって!

もう4年ほど前の事、カムイラビットの住む東苗穂(札幌)の街中で、白と黒の鳥をかすかに見た様な気がします。飛び去り方が速かったので、よく確かめる事が出来ずじまいでした。

たしかあれは「カササギ」でないかと直感でそう思ったのでしたが、その後はその様な鳥にも出会わず、私の心の中で幻の鳥の存在でした。その時急いで目で追い求めましたが、分からずじまいでした。

その時は「カササギが北海道にいるわけはないか」と誰にも話したことがありませんでした。

以前、市井を風靡した韓国ドラマの「チャングム」の中で、「カシャカシャ」という鳥の声がよく流れましたが、これこそカラスの仲間のカササギの鳴き声でした。韓国ではカササギは縁起の良い鳥として親しまれているのです。

新聞を見ていましたら(道新・2015・2・13 夕刊、今日の話題)、「道内では二十数年前から、苫小牧や室蘭など胆振地方で繁殖が確認され、近年は札幌地方にも分布を広げている」と紹介しています。

もともと豊臣秀吉による朝鮮出兵で朝鮮半島から持ちこまれた鳥で、佐賀県や福岡県などに生息していたのです。時を経るとともに広がりを見せ、北海道にも住みつくようになったらしいのです。そうか、札幌にも確認されているのかと「夢か幻か!カササギ」が現実をおびてきました。

カササギはカラスの仲間でありながら、見た目には白と黒のコントラストが鮮やかで美しいのです。カラスはただただ黒一色で、人にはあまり好かれない鳥なのに、カササギは珍しがられ、これから繁殖地を広げていく可能性がある鳥なのです。

ソウルオリンピックが開かれる一年前に韓国に地理仲間で研修旅行で行った際、朝鮮半島中ほどの街の林を飛び交うカササギの姿を見、この目で確認できた事の喜びがありました。仲間にも「カササギは、韓国の国鳥なんだよ」などと知ったかぶりして紹介したものでした。

「カササギさん白と黒のマントを神様に貰い良かったですね」と声をかけるのでした。


驚く雪山 これも札幌の名物!?

2015-02-12 22:24:35 | 自然

一月行っちゃい(終わり)ました。

「二月は逃げる。三月は去る。」などと言い、日が経つのが早い事、早い事。 

もう2月中旬、日の経つのが早く感じられます。あっという間の2月です。先日7日にインターンシップによる除雪が終わり、道脇に山積みにされていた雪が一掃されました。雪で狭められていた道は広々となり、春が一層近づいてきた気がします。

日も長くなりました。少しづつ朝が早くなり、夕方の日も長くなりました。15日(日)の気温は急に上がり先日までコチコチの雪道も一気に緩み雪かさも減りました。雪が柔らかくなり融けだしました。

この暖気にラビ妻が心配していました。「雪まつりの雪像が解けて、大丈夫かしら」、なんどもこの言葉を発していました。言葉に出して心配するほどの暖気なのでした。

夜のニュースで取り上げられていました。雪まつりの雪像が解けだして見物客に倒れて怪我でもしては大変と、壊してしまう雪像も多く出たとか。また、大雪像も融けた部分の修理に夜通しかかったとか、大変だったようです。

さっぽろ雪まつりで、暖気の日があってこれほどの被害を受けたのは今までに無い事でした。

さて、さきほどの除雪された雪はどこに運ばれて、捨てるられるのでしょうか。素人の考えでは「雪を川にでも捨てて流してしまえばすむ事だ」などと思う方もおりますが、雪は大量で川の流れを止めてしまい、川に投げるのはすべて禁止です。

実は、確保してある用地に、雪山をつくりそこに運び込むのです。札幌の市街地を囲むように、郊外に雪山が作られていくのです。何台も何台もの雪を積んだトラックが雪山を上り、雪を捨てていきます。

雪山のうえにはブルドーザーなどがその雪を平らにしてゆきます。積めなくなるまで雪が運び込まれ、目立つほどの雪山が作られます。この山は何の役にも立ちません。雪山は夏半ばまで解けません。従って農地にもなりません。

雪とともに不純物が含まれていて、春になり夏になり、雪は不純物に覆われていつになっても解け切らないので、ブルド―ザーで表面を削り溶けやすくします。いつまでも溶かすためには費用と手間がかかります。

モエレ山に冬登りますと、この雪山がいたるところにあることが分かります。札幌の郊外にあるこの雪山は他にあまり見られない風景で札幌の名物?となっています。