雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

終戦直後の「弁当のにおい」 忘れられない

2021-02-24 21:39:41 | 

「終戦当時の弁当のにおい 教室に満ちて記憶に鮮やか」

誰もが経験したものではありません。終戦直後の弁当の匂いが今でも私の心に残っています。

心に残っているのか、脳に残っているのか、嗅覚に残っているのかよく分かりませんが、鮮やかに思い出されるのです。

  以下の詩は 道新 「短歌」 時田則雄選(2021.1.17)に載っていたものです。

    たくあんの匂いただよう教室のペーチカの上の弁当並ぶ    小原幹子(長沼)

    (評)  小原さんは84歳。つまりこの歌は敗戦直後のころを思い出して詩っておられるのだ。当時は食料事情が悪く、弁当のおかずは粗末で

       「たくあん」だけのこともあったのだ。ただし温められた「たくあん」は良い匂いだった。

 選者の時田則雄さんもご高齢なのかこの詩の様子がよく分かってられるようです。

 終戦当時カムイラビットは尋常小学1・2年。給食は勿論なく、弁当持ちで学校へ行きました。弁当は石炭ストーブの上や横に皆が持って行って温めます。弁当の中身はたくあん、梅干しなどの簡単なおかずです。今のような立派な弁当は誰一人持ってきていません。

ストーブで温められた弁当は昼の時間になるとたまらなく美味しい匂いが教室に満ちます。

先に挙げた詩でおかしな部分があります。学校での暖は投げ込み型の石炭ストーブ(鋳物製)で、ペチカは設置されていませんでした。終戦当時にはまだまだペチカなどの洒落た暖房などあるはずはないのです。

これが今でも忘れられない匂いなのです。

    

 


襟裳岬 最大の魅力はコンブ漁

2021-02-21 16:49:07 | 風土

「襟裳岬」

潮風が 壁のペンキを 剥がし

昆布舟波切 競って漁に着く

          三 好  勲

襟裳岬は魅惑に満ちています。幾度行っても興味が増すばかりです。

幾度か襟裳岬の花たちに会いに行っている内に、襟裳岬の昆布漁の様子を見なければならないのにと思うようになりました。

私の頭の中にある襟裳岬の風景は、コンブを引く馬と漁民の風景だっからでした。むかしは車の無い時代で、浜に陸揚げされたコンブを馬にコンブを引かせ干場に運ぶのです。

この風景ほ写真に是非撮りたいものと思っていたからなのでした。

ところが近年は馬の使用はまったく無く、すべて車の仕事です。

陸揚げされて、車で運ばれて 干場に干すのが人の手によるだけです。。

コンブが干されていく風景や干されている風景も感動します。これなども写真として撮りがいがあるものの 昔の風景には及ばないでしょう。

コンブ漁は7月中頃から

昆布漁を見たければ早起きしないとだめですと聞いて、朝4時に浜に行きました。

もうすでに漁師たちが漁解禁の合図を待っています。男の声での放送があればコンブ漁は今日はなく、女の人の声の放送があれば、コンブ漁があるのです。

女神の声の放送を皆が待っているのです。

出漁は4時半過ぎ合図とともにけたたましく競って船は出ていきます。小型ながら勇壮です。

港の岸壁には絵が描かれています。舟に満杯になれば急いで港に戻ってきます。浜でも忙しく作業が女手中心に行われています。人出が足りないらしく年寄りたちも作業しています。

えりものコンブは日高昆布などといわれ人気があります。  


コロナでの死者 世界で243万2695人(2月18日現在) 

2021-02-19 19:28:05 | コロナ

「コロナでの死者数 243万人になりました」

2月18日時点で 世界でのコロナ死者が「243万人」となりました。

1月16日の時はコロナでの死者数が222万人ですので、一か月ばかりで21万人が亡くなったことになります。

アメリカのホプキンス大学の集計によるものですが、このデーターを得るのにどれほどのお金が支払われているのでしょうか。

各国からの報告を得るための費用を考えると、ただただ数字を見て驚いている自分がおかしくなります。

 

コロナに関して不思議と思われることがあります。

  ① なぜアメリカでの死者が世界で断トツに多いのでしょうか?

      死者が48万0718人  世界でも大国と言われるアメリカですが、コロナには勝てないでいます。

      1ケ国で48万人もの人が亡くなられているのですから 驚きを隠せません。

  ② 二つ目に、中国武漢からコロナが発生したというのに、なぜはっきりした報告がないのでしょう。

      それに、中国での死者数です。世界一の人口大国の中国であるのに、今日の数字は死者数が4833人とはどう国民を国がまもっている

      のでしょうか。まか不思議です。

      数字を偽っているのではとさえ勘繰りたくなります。

  ③ タイ、オーストラリアでの死者数が非常に少ない事も 特筆できます。 この頃では不思議に感じます。

      タイでの死者数は  82人

      オーストリアでの死者数は  909人

  ※ 日本のコロナによる死者数は、7224人 死者数が1万人に近くなってきています。

      

 

 


 雨水(うすい) いよいよ春が近い

2021-02-18 20:51:18 | 気候

「雨水(うすい)」

今日は二十四節気のひとつの「雨水」(うすい)です。いつもは2月19日ですが、今年は2月18日です。立春から数えて15日目ごろとなります。

今日から3月4日(木)迄、及び啓蟄までの期間です。

空から降るものが雪から雨に変わり 氷が熔けて水になるという意味。

雨が降って土が湿り気を含みだし、霞がたなびき始める そして草木が芽を吹き始めるのです。

今は暖気と寒さが繰り返されていますが、暖気の日には路面が熔けて車どうしが泥水をひっかけあっています。

一番車がきたなくなる季節とでもいうのでしょうか。

まだ寒さは厳しいのだけど、春は間近かに近づいているのです。

雨水にひな壇を飾ると良い結婚ができると伝えられています。

 

 「胸郭にゆっくりと来る 雨水」 石川美智子  道新2021.2.18 北のうた暦より

作者は胸を患い手術をしたのであろうか。寒さが緩み、病室の窓を開けて深呼吸をすると、胸郭にゆっとりと新鮮な空気がしみて来るのを感じたのだ。

下五の二音の空白は、春を待ちわびながら病が癒えてゆく喜びをかみしめているようだ。 石川青狼 評

 

 


春一番の花 雪割草 百合が原公園は冬も花盛り

2021-02-16 20:57:54 | 草花

「百合が原公園(札幌市北区) 雪割草で春が始まる」

アザレア展開催中 です

 

2月13日 百合が原公園に出向きました。ユキワリソウとフクジュソウが私を迎えてくれました。

 

 

大きな木のミモザも黄色に咲き始め、ツバキもそこそこに咲いていました。

ユキワリソウは小型で花が色鮮やかで人気があります。

カメラマンと自称する人が、一生懸命カメラを構えてはシャッターを切っています。

新聞で紹介されたこと、テレビでも放映されたので意外に人が来ていました。

 

コロナの事もあり、さっさと何枚かの花の写真を撮り引き返しました。

「マンサクは咲いてますか?」 と確かめるとあと1月半は後との返事でした。

 

 

 

まだ建物の回りは雪の山です。


240万人 コロナでの世界死者数(2021.2.5現在)

2021-02-16 20:07:28 | コロナ

「コロナで240万人もの人が 亡くなりました」

どないしましよう。 世界で新型コロナウイルスによる「死者が 240万人」にもなりました。札幌市の総人口が197万人ですから比較すると世界は大混乱しています。

ワククチンが世界で使われだして、期待は大きいのですが、日本ではまだ接種は行われておりません。

日本のすべての人に行き渡るのは まだまだの先の話です。国民は我慢の日をこれからもしなければなりません。

あと何日かで日本でも接種が始まります。

それにしても 世界ではまだ130ケ国でワクチンは無縁と言います。

 

今日(6日)は 北海道で2名のコロナ死者が出ました。医療体制が追い付かない為なのですが、医療関係者へご苦労の感謝の一言です。

道内で死者が2名が出ても大変なのに世界各国は混乱の中にあるのです。

 

このような中で、オリンピックが行えるかどうか疑問視する人が多くなっています。 行わないほうが良いとする人が日本内で30%はいると言います。

オリンピックを行うための費用のすべてをコロナ対策にまわした方がよいという人が多くなってきています

ヨーロッパの国々の感染者、死者数を見ると、オリンピックどころではない様にさえ思います。

イギリス、フランス、イタリア、ドイツなどはどの国も死者が6万人を超しているのですからね。

オリンピックを行うことにより、日本中がコロナに汚染されてしまうのではと心配するからです。

 

 


小さな 雪上アート

2021-02-12 15:20:13 | 風土

「小さな 雪上アート」

北国だけにしか見られない雪上アートがあります。雪で覆われた平地は雪国の冬のキレャンパスです。

今日百合が原公園のアザレア展を見に行った帰りに北国の小さな雪上アートに会いました。

そのキャンパスの真っ白な雪原に確かに動物の足跡と思われる窪みがあります。

この雪跡は何という動物の足跡なのだろう・・・と 想像すると楽しくなります。

キツネの足跡にしては歩き方が違う。足跡が「ケン ケン パー」であればノウサギのはずだが、ゆっくり雪の原に入り込んだりかその形をしていない。

他に思い当たる野生の動物は思い当たらず、足跡の状態から野兎の足跡と勝手に決定してしまいました。

この足跡に興味を持った子がいたと見えて足跡の枠内に可愛らしい絵が描かれていました。

たしかに小さな子の雪上アートです。


コロナ死者 8日間で10万人強 (2.9日現在) 現在までの死者232万6568人

2021-02-10 19:21:04 | コロナ

「挨拶の次はコロナの話」

人と長く話してはいけません。

マスクは必ずしましょう。

家では手洗いを徹底しましょう。

知人との話の中に 必ずといってよいほど コロナの話になります。

まいりましたね 2月9日までに世界のコロナでの死者が「232万6千5百人」に上りました。驚くほどの死者数です。

前に「コロナで222万人の死者になりました。」と私のブログで紹介したばかりですが、

そして昨日までに232万人となり、8日の間に10万人がさらに亡くなられたことになりびっくりです。

「かからぬ用心」が肝要です。うっかり街歩きもできません。

  アメリカでの死者は   46万5千人

  ブラジル  〃     23万1千人

  インド   〃     15万5千人

  イギリス  〃     11万3千人

  イタリア  〃     9万1千人

  フランス  〃     7万9千人   

  ロシア   〃     7万6千人

  ドイツ   〃     6万2千人

  スペイン  〃     6万2千人

  トルコ   〃     2万7千人

※ 日本でのコロナ死者が 2月9日現在で6618人。経済にも大きな打撃がでて、国民生活が混乱していますが、上にあげた国では日本どころではなくコロナ渦の中にあって 混乱の中に入っているはずです。

 アメリカでの死者が446万人強、こんなところで感心してはならないのですが、これだけの死者が出てもねをあげた様子が耳に入ってこないのは不思議です。

 一方の中国はどうなっているのでしょう。人口大国、春節での大移動 コロナ感染は大丈夫かなど 話はさっぱり流れてきませんね。

 

 

  

 


襟裳岬の6つの花 「六花の岬」

2021-02-05 19:33:48 | 草花

「襟裳岬の6つの花」

帯広近郊に六花亭の経営している森 「六花の森」があります。

六花の森は素晴らしい所だと評判を聞いて行って見ました。「六花の森」素晴らしい名だと興味をそそります。

それでは私が良く出向いた「襟裳の花たち」もおなじく「6つの花」を選ぶと良いのではないかと試みました。

私は、今までは襟裳の岬の二つの花を特別扱いし、「ヒダカミセバヤ」 「チシマセンブリ」を褒めたたえていたのですが、今回はさらに多くの花を襟裳岬の「六花の花」として紹介することにしました。

どの花を選んでもそんしょくないのですが、むりくり選んで見たのです。

岬にはいろいろな野の花(高山植物系の)が咲いていて、どれを襟裳岬の六花の岬の花とするか迷ってしまいました。

えこひいきをして次の6つの花を「六花の岬の花」に選定(指定)しました。

 〇 ヒダカミセバヤ

   この花を見つけると、この花の美しさの虜になります。自然の厳しい崖などに生えています。

 〇 チシマセンブリ

   襟裳岬のお花畑のチシマセンブリは強風のせいでしょうか 驚くほど小型です。

 〇 ツリガネニンジン

   襟裳岬の駐車場の近くのお花畑の中の主力の花は 何と言ってもツリガネニンジンです。カワラナデシコのピンクの花と競って咲きます。

 〇 ミヤマアズマギク

   この花の満開の季節に出会うと この花の魅力の虜となります。

 〇 クリンソウ

   襟裳岬からさらに奥にクリンソウの群生地がありました。見事なまでの群落です。

 〇 モウセンゴケ

   襟裳岬から海岸沿いにさらに奥に進むと、湿地帯にモウセンゴケの群落があります。これほど密生して生えている所はなかなかありません。

 

 


節分 立春 次男の誕生

2021-02-04 13:09:13 | 自然

「節分 立春」

立春は「冬至と春分の中間」にあたり、今年は2月2日が「節分」、3日が「立春」となりました。

立春は冬が極まり 春の気配が立ち始める日で「春の気立つを以って也」とされます。

日本でも暖かい地方では梅が咲き始めます。今朝のテレビ画面に「紅梅と雪の景」が一緒に映し出されていました。春は確かに近づいて来ています。

立春の前日が節分で、「鬼は外、福は内」と豆まきして邪気を追い払う行事があります。イワシの目刺しも効果があると言います。

我が家では 豆まきは大豆を煎ったものをまいていましたが、近年では豆まきに落花生や袋に入った豆をまき、その後拾って食べています。

食べる豆の数は 自分の歳と同じ数を食べるようにと言われますが、歯の弱くなった年寄りいじめの行事です。

この頃は豆まきする家がめっきり減って、「恵方巻」を食べて福を呼びこもうという人が多くなりました。今年の方向は南南東でした。

北海道では立春の候になると天気が良く荒れます。これからまだ雪が降り、あと七度は雪除けと戦わなくてはなりません。

2日、3日と厳寒の日となり、路面がツルツルでした。転んで骨折しては大変です。

我が家では節分、立春が来ると次男の出産時のあの夜が思い出されるのです。鬼払いしたのちの次の日が次男の誕生日となりました。