『蒲公英 たんぽぽ タンポポ タンポポ祭り』
北海道で「シシャモの産地」と言えば、すぐに「鵡川」の町の名前が浮かびます。
太平洋側に面した「広尾」や「釧路」でも多く水揚げされますが、「鵡川」がダントツ「シシャモ」で有名です。
鵡川の町の方たちのシシャモ売り出しの努力の賜物が、「シシャモと言えば鵡川」として知られることになったのでしょう。
この鵡川で行われている祭りが「タンポポ祭り」です。まだ一度もその祭りに行ったことはありませんが、祭りはタンポポ公園で繰り広げられます。
変わった花タンポポを主人公にしているのが面白味があります。タンポポの根は越冬し何年も持ちますし、種子もふんだんに増えますのでその地から消え去ることも無いでしょう。
一番手間のかからない植物のタンポポを選んでいるのです。
タンポポ公園に黄色のタンポポで覆われ開花している地面は見事でしょうね。
この鵡川の街にある町の特産売り場が「ぽぽんた」と名がつけられていて、格安で海産物などを買う事が出来ます。タンポポの後ろから呼んで付けられているので「ぽぽんた」は覚えやすい名でしょう。
▼今年はタンポポの咲いている時季に札幌郊外のある場所を通りましたが、これはまっこと見事な風景でした。排水路のまわり、田んぼのまわり一面が黄色のタンポポで覆われていました。
郊外でこうした風景であうと息抜きが出来ます。
一週間後その地を通りましたら、農家さんの畑の邪魔になると見えて刈り取られていました。
▼わが別荘近くにある空き地にタンポポが見事に咲いていましたが、これも一週間も経たぬうちに花は種のぼんぼりとなり、種子を飛ばす準備に入っていました。この胞子のぼんぼりの群生する姿も、夕日に照らされて見応えがありました。
今ではこのぼんぼりも形が崩れ、風にのり住居を広げる準備に入りました。
根はそこに存在し、種子一つぶですぐに根付きますので空き地であれば自分の住居とするので、まっこと繁殖力のある植物であると驚いています。