雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

寅さんに会えました 男はつらいよ50 

2020-01-04 19:19:21 | 映画

「寅さんに会えました 男はつらいよ50」

1月2日、久しぶりに映画を見に出かけました。映画を見るのは我が家の正月の行事としているからです。

ラビ妻は「スターウオーズ」を見ると映画館に行きましたが、銃を持ち、打ち合うポスターを見て、趣味に合わない「男はつらいよ」にするといいます。

そこで、二人でその映画を見たのでした。

 

見ている人が、笑っています。笑いと涙の映画でした。

よく画面が構成されており、渥美清は亡くなっているのに、上手に構成されていて、寅さんに再び会った気がする映画となっていました。

よく故人を構成しとうじょう

映画が終わって、近くの夫婦が「泣けたし、笑ったよね」と話す声が聞こえてきましたが、齢を取った人には懐かしい映画となっていました。

見る機会があれば見に出かけて見てはどうでしょうか。


映画「足りない二人」 監督・主演 佐藤秋 山口遥

2019-04-09 06:36:56 | 映画

「緩やかな流れの映画、人の心を魅了 『「足りない二人」』」

4月に入って、ようやく映画を見る気持ちになりました。その映画は「足りない二人」です。

映画を見なかったのは、2月、3月はあっという間に過ぎ去ったからです。

 

昨日(4月8日)の札幌シネマフロンティアで封切の後に、全国で公開されます。

マンガ描きを生活の柱としながら、生活費は派遣社員とラーメン屋で働き、かつかつの生活をする男女二人を描いた映画です。二人のマンガはヒットしません。その日暮らしの中でマンガを描き続けます。

映画は苦しい生活を描いていますが、映画の構成は緩やかな流れで二人の生活を描いていきます。見る人の心をとらえています。

監督・助監督をしながら二人が出演をするというもので、二人の演技の素敵さが見事です。映画はなかなか自然的な流れで良いものでした。

 

撮影地は、古平・余市・札幌・東京など、北海道の冬の生活を描いて行きます。三年前に撮影完了していましたが、編集に時間がかかり昨日公開されました。映画は2時間40分。

 ※ 映画終了後、監督、助監督の舞台挨拶があり、北海道で撮りたかった気持ちを語っていました。


点と点が結びついた 映画「ちはやふる」と朝ドラ「なつぞら」

2019-03-31 09:05:23 | 映画

映画「ちはやふる」と朝ドラの「なつぞら」

今週の金曜日、夜10時からの金曜ロードショウを見ました。小泉徳宏監督の「ちはやふる―結びー」で、かるたで日本一を狙う高校生、大人も感動できる青春映画でした。

中に、特に目立つかるた名人が居て、魅力的な女子高校生が居たのですが、なかなか魅力のある女性の姿に、とうとう最後まで見てしまいました。

その女性が「広瀬すず」さんでした。

広瀬すずさんと言えば、4月1日から始まる朝ドラ「なつぞら」の主演する人なので、この人がそうなのかと、点と点が結びついた思いでした。

「なつぞら」の」最初の舞台は、北海道の十勝(新得町)です。私は十勝に12年も住んだことがあり、ぜひ朝ドラ「なつぞら」を見ようと期待(楽しみに)しているのです。

戦後、戦争孤児になった子が北海道の開拓の家に引き取られ、苦労しながら大きくなる姿が前編で、戦後の当時の生活を思い出しながら見ることになるでしょう。

 

 

 

 


「ねことじいさん」 良い映画でしたよ 愛知県のねこ島(?)が舞台

2019-02-26 09:50:26 | 映画

「ねことじいさん」

この頃、映画の題名に興味を持つものが少なくなったように思うのですが、私だけでしょうか。

今年見た「にせこい」もそうですし、「こんな夜更けにばななかよ」も、映画の題名を見てぜひ見に行こうかなどとなかなか思わないのですが、

映画作成には莫大なお金と役者さんの情熱が注ぎ込まれ、また多くの人がかかわっているので、ふいに映画を見ても「この映画よかったじゃない」と思うことが多いのです。

昨日見た「ねことじいさん」の題名もそうでしたが、あたりまえの題名です。ですが、猫の写真を撮っている岩合光昭監督作品ということ、我が家は猫好きなこともあって、「ぜひ見に行こう」ということになり、見に行ったのです。

いつも出掛けるファクトリーでは、やっていず札幌駅の映画館に行かざるを得ませんでした。

劇場では席は大半が埋まっていて、猫の映画も人気があるものだとつくづく思いました。見に来ている人は、歳を取られた方が多いようでした。

感想は「ほっこりする映画」で、島の年寄りの日常の生活のストーリーです。大半の画面に猫がうっていて猫好きな人にはたまらない心地よさでした。

島にcafeの店を開こうと美人の女性(柴咲コウ)が移住して来て、話を面白くしています。

どんな映画のストーリーにもマドンナが必要なんですよね。

猫たちはよく画面にマッチした動きをしていて、さすが岩合光昭さんの映画だなと感心させられました。

猫の集会の場面、星と猫、月と猫、どの場面も素敵に作られています。

映画の撮影はねこ島の異名のある、愛知県の「佐久島」でした。毎年若者が都会に出ていき、島には年寄りが多くなってゆく、社会のひずみにも焦点をあてていました。

 

 


感動の映画 エベレスト 自然に涙が流れる

2016-04-02 18:20:38 | 映画

「映画エベレストを見て来ました」

封切されてからだいぶん日にちが経ちましたが、ようやく今日エベレストの映画を見に行ったのです。

エベレスト冬山登頂のドラマですが、自然に涙が流れ出てくる内容でした。久々に感動する内容のもので見に出かけてよかったと思います。

多分友達と談話するとしたら、必ずこの映画の話をし、薦めるだろうと思います。

最後のシーンで、羽生というベテラン登山家が、エベレスト登頂後下山途中で命を落とし、残されたメモに「足で歩けなかったら、手で歩け、それがだめなら指で歩け、それがだめなら目ですすめ、それもだめなら心ですすめとありました。羽生を追うカメラマンがそのメモを見るシーンはすごい場面でした。そのカメラマンはへとへとになりベースキャンプまでたどり着くのですが、すごい場面でした。

封切から何日も経っているのに、見に来ている人が多く、一日三回の上映とは評判が良いからでしょう。

内容については新聞にも書かれていますので、そちらを見てください。私はここでは感動したとだけ書かせてもらいました。

是非見にお出かけ下さい。

何時も思うのですが、月に一度は映画も良いねと話すのですが、なかなか映画にも行けないでいます。

次に見たい映画は、山田洋二監督の「家族はつらいよ」です。監督が良ければ映画も良い物であろうと、次に計画しています。


高倉健さん逝去 全国で悼む声 

2014-11-21 21:49:23 | 映画

高倉健さん、11月10日午前3時49分悪性リンパ腫のため死去。83才 福岡県で生まれる

205本の映画に出演。驚くほどの数です。

 

テレビでも新聞でも高倉健さんの死を悼む報道が繰り返されました。多くの人を魅了した人だけに、記憶にとどめておきたいと、ここに新聞の見出しを拾いだして見ました。

不器用な男、一途に

任侠映画から「幸福の黄色いハンカチ」

「不器用ですから」でも気さくだった 温かった

寡黙 哀愁男の優しさ

寡黙さは余白 人の数だけ「私の健さん」

健さん貫いた役者魂

名優 健さん悼む声 「黄色いハンカチ」「鉄道員」

生き方の規範健さんに求めた

病 肉親にも伏せた

映画に生きる素晴らしさ、教わった(吉永小百合)

道内全共闘世代 自ら姿重ね

   大きな敵にと敢然と対峙/明日への活力をもらった

●11月21日(金)、武田鉄矢のファミリーヒストリーの放送(NHK)がされていました。山田洋次監督の「幸福な黄色いハンカチ」に武田鉄矢が抜擢されて、彼の俳優としての第一歩だったとの事でした。黄色いハンカチを見てインパクトの高かったのは武田鉄矢さんだったのですが、その中でドラマを作りあげていたのは、刑期を終え、妻の元を目指す不器用な中年男を演じたのが高倉健さんであり、一躍夕張の町を有名としました。見応えのある作品です。

北海道がロケ地になった 高倉健さんの主な映画

 タイトル               主なロケ地           公開年

● 森と湖のまつり           標茶・阿寒           1958年

● 網走番外地             網走・新得           1965年

● 君よ憤怒の河を渉れ       浦河               1976年

● 幸福の黄色いハンカチ      夕張・網走           1977年

● 遥かなる山の呼び声       中標津・別海          1980年

● 動 乱                 サロベツ原野         1980年

● 駅 STATION           増毛・小樽           1981年

● 居酒屋兆治             函館・札幌           1983年

● 南極物語               稚内               1983年

● 鉄道員(ぽっぽや)         南富良野・滝川        199年

 

最後の作品は「あなたへ」(ロケ地、富山・平戸)  妻の遺志で散骨のため旅に出る男を演じた。最後の作品となりました。 

  

「あなたへ」の撮影現場

綾瀬はるかとの共演

札幌の豊平区にある喫茶店に、よく高倉健さんが通った店があるといいます。ラビ妻は是非行って見たいとその店について調べています。近いうちに友達と出向くと云っています。

 


遺 体 ~明日への十日間 東日本大地震から2年  今日3・11

2013-03-10 23:02:22 | 映画
前から気になっていた映画を3月10日に見に行きました。明日で大震災後まる二年になります。映画の題名は「遺体 明日への十日間」です。西田敏之主演です。
大津波を受け、多くの方々が悲惨な状況下で亡くなられた、泥まみれの遺体が次から次へと運び込まれる遺体収容所。遺体安置所とは程遠い粗末な体育館での作業。大変な状況下で、ボランティアで遺体の世話し、身内の人と接するする姿。役場の担当者も苦悩する中で親身になり少しずつ遺体の世話に入っていく心の動き、ご遺体として扱うボランティアに入っている人の心。被害を受けた人の苦悩など、涙なくしては見ておれない内容の映画でした。
大津波を受けた時のことを思い起こさせるに十分な情景がつくられていました。映画の筋書きは書きませんが、映画を見ていて涙が次から次へと頬を流れ落ちました。被害を受けた人の気持ちに自分がなってしまい、悲しみに包まれました。映画を見て、これほど涙が流れた映画は今までにありません。
若い人たちも、子供連れの親子も見に来ていて、良い映画を子供に見せてあげたものだと感心し、多くの人が見に来ている様子を見て評判のよい映画なのだと思いました。
人ごととして今回の大地震の被害を見ないで、いつ襲われるかも分からない地震に対し、恐れないでこの映画を作られた映画関係の方々にに賞讃し感謝いたします。
重い映画でしたので、ブログを作るまで数日かかってしまいました。機会がありましたら「遺体 明日への十日間」を見に出向いて下さい。


しあわせの中の しあわせ 「しあわせのパン」

2012-03-24 09:35:42 | 映画
「しあわせのパン」という映画を先日見てきました。北海道の洞爺(とうや)湖畔を舞台としていますので、北海道が先行上映となり、これから本州で上映される事になるのでしょう。北海道でアナウンサーをしていた大泉洋と女優の原田知世が主役で、この二人の夫婦役が、パン屋を経営し回りの人に温かさ(しあわせ)と生きる力を与えていくという内容のドラマです。人気ある映画となりました。
洞爺湖畔の自然豊かな場所にあるパン屋(コーヒー屋)さんであれば、是非とも寄ってみたいものと思うのでしょうか、ラビ妻のボランティア先では話が持ち上がり、洞爺のロケ地に是非行ってみたいとか、あの店のしあわせのパンを是非食べたいとか、話題が絶えなかったとききました。パン経営の夫婦の物静かな人当たりがなんともいえない雰囲気をつくり上げ、悩んで生活している人、訪れる人の心を救っていきます。
映画の中に、洞爺、有珠、月浦の地名が見られますが、どれもが実在する地名です。「雪が解けて運転に心配がなくなったら是非月浦に連れて行って」とラビ妻に頼まれています。
ところで、曲がり角の曲がった先に、鬼(蛇)がいると言われたら、その先の曲がり道に進みたくありません。それとは逆に、道の曲がった先にはライラックが綺麗に咲き、いい匂いが漂っていると説明されれば、急いでその道に進みたくなります。
「しあわせのパン」の題名は、映画を見る人の心をとらえ、自分もしあわせを得ようとする気持ちで映画を見るところに、この映画が救われています。この映画の前に、「オールウエイ・三丁目の夕日」も見ましたが、夕日の中に当たり前の幸福があるのだというところに、見る者に幸福感を与えた映画ということになります。映画の中に心のよりどころがひそまれていて、見終わって良かったと思わせるものでした。
今の世の中、曲がり角の先には、みな幸福を求めているのです。