雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

ホタル川に ホタルが1匹

2022-07-23 22:11:18 | 昆虫

「来年、ホタル川にホタルはいないかも知れない」

菜園仲間の鈴木さんが施設に入られて数年経ちました。

鈴木さんは、別な川から「カワニナ]を連れてきたり、水槽でホタルを育て「ホタル川」に放流していました。

鈴木さんがおられなくなり小川も整備されなくなり、今では荒れ放題です。

それでも鈴木さんがおられなくなった後、ホタルが生き延びていてるかと確認のためこの3年間「ホタル川」に確認しに出向いています。

1年目の時には10数匹のホタルの飛ぶ姿を見、昨年は4匹を見つけました。

鈴木さんがおられなくなって今年で3年目、今年も暗闇の中ラビ妻とホタル探しの散策です。

いつもより広い範囲を見て回りました。

一匹も見つけられません。排水溝まわりの草が伸び放大で小川は隠れています。

最後あきらめかけた時、やっとホタルの光を見つけました。

見つけた数は1匹。

ホタルの全盛期にはホタルの里の旗も立てられて、幾人もの人が見に来ていましたが、今はその面影は全くありません。

何匹を見つけて 鈴木さんに報告と思っていたので残念でしたが、最後あきらめながら見ていた小川の繁みに光姿を確認。

今年は1匹に出会ったとひとまず安どしています。

ホーホーホタル来い、こっちの水は甘いよ・・・ とホタルに呼びかけもできない環境になってしまっています。

この近くに、我が菜園があるのです。


札幌の春はすぐそこ 雪解け蝶 クジャクチョウ

2022-04-13 17:22:15 | 昆虫

「雪解け クジャクチョウ舞う」

札幌では、4月11日(月)に最高気温が18度Cにもなりました。

この暖かさに気分も晴れて さっそく我が別荘に出向きました。

すっかり焼き解けが進み脇道にも菜園の畑にもまったく雪はありませんでした。

例年春には我が家で必ず作る「蕗味噌」の材料の「蕗の薹」も少し遅くなってしまった感がありました。

芽出しの蕗の薹が良いのに もうすでにどれもが花を咲かせていました。

春一番の蕗の薹の花もすがすがしく純黄色のいくつもの小花の集まりで綺麗です。

この蕗の薹の花に「クジャクチョウ」が蜜を吸いに舞っていました。

野草の春一番と言えば蕗の薹ですが、蝶の仲間ではクジャクチョウですね。

クジャクチョウは「タテハ蝶」の仲間、身を守る時は羽を立てて目立たなくする術を持っています。

陽だまりや花の上では上・下と羽を動かし、危険を感じれば急に飛び立ちます。

呼び名はクジャクの羽の文様をしている姿から名付けられています。北海道のタテ羽蝶の仲間では個体が多く すぐに見つけやすい蝶なのです。

この蝶は生体のまま越冬すると言うのだから感心してしまいます。その越冬するのも多くは雌で身体に卵を持っていると言うのだからすごいとしか思えません。

それにしても、春先に見たこのクジャクチョウ波紋も見事で、冬越しした蝶とは思えませんでした。

 

 

 


我が庭は 建設ラッシュ

2021-07-31 16:38:40 | 昆虫

「蜂が巣つくり 建築競争」

私の家の庭は花などを植えていて、蝶や蜂たちの生活の場所となっています。

以前には驚きました。ナツユキカズラの蔓の間にスズメバチが巣をつくりました。

庭にスズメバチがよく飛んでいますので、危険を感じ巣を取り除かなければと思案していました。

千葉県の松戸市役所には 「すぐやる課」があるそうで、市役所に連絡すると巣はすぐ取りのぞいてくれるそうです。姪子の旦那がその役所にいてその担当をしていたことがあるといいます。

北海道からの願いは当然断られるでしょうから、スズメバチの巣を取り除くには私の思案のしどころとなりました。

結論は水道水の水圧で、巣を洗い流すことにしたのです。

スズメバチもしたたかで、大半は流れたのにもかかわらず蜂は巣から離れようとしません。それでも二度三度と放水で流すと私の勝利となりました。

よほどこりたと見えて、その後我が家の庭からスズメバチは姿を消しました。やれやれです。

そして今年の7月、エゴの木に蜂が巣つくりが始まりだしました。それも2つ。見れば小型の蜂なのです。危害をあたえそうな蜂ではなく我が家の庭で共存させることにしました。

驚きです、まだ他に2つの巣がつくられています。あわせて4つ蜂の巣づくり競争です。蜂の巣の建設ラッシュです。

この蜂の名はまだ調べていません。

もう何日も何日もかかっても巣は完成していません。朝から晩まで働きどうしです。一つの巣を完成するのには時間と労力をようする物なのですね。

巣造りの様子を観察していると、どの巣が最初に出来上がるのか関心を以っていま観察中です。

蜂のマンションの完成を見せてもらって、自然の妙味を楽しんでいるのです。


ホタル川に ホタル生き延びる モエレ沼公園の近くの小川

2021-07-23 17:36:02 | 昆虫

「ホー、ホーホタル来い 小川の小さなあかり」

もう何年か続けてモエレ沼公園近くのホタルの里にホタルを見に出かけています。むかしはいくつもいくつもホタルが光って多くの人が見に来ていました。

ホタルの里を推進する鈴木氏がおられ、のぼりが建てられました。

年々ホタル観賞会が盛り上がってきていましたが、

残念ながら推進者がご高齢になり、施設に入られて、昨年から急にホタルの数が減ってきています。

今年は生存しているのだろうか? 気になります。

昨日、暗くなるのを待ってラビ妻とホタルを見に出かけました。

いましたよ 見つけましたよ その数は5匹。もう少し広く歩けば倍は見つけることが出来たことでしょう。

連日高温続き、雨もありません。これではホタルの数は多くはなりません。

それでも、まずは見ることが出来、一安心です。

物申せば、この小川は鈴木氏が居なくなってから、汚されほうだいになっています。土地住民と道路公団とのいざこざから除草さえされなくなり、

心無い人がこの小川をゴミ捨て場としているやからが居て、カムイラピットが堪忍袋が切れているのです。

綺麗な小川でないのによくぞ今年もホタルが光ってくれたと感謝しているのです。


春ゼミ 心地よく身に染みる

2021-06-10 14:17:58 | 昆虫

「春ゼミの ミーンミーン 山に満ち」

6月7日郊外の小山に散策に出掛けました。

車の窓越しに春ゼミの声が聞こえてきます。もう夏に入ろうとする季節この蝉を「春ゼミ」と言うのはなぜだろうと思いながらのドライブです。

体調を崩して、「丘ぐらいのところは登れますよ」「小山は登れますよ」と話していたら、丘と山の違いを逆に質問されて、はたと困ったことがあります。

今日の散策の先は小山です。山じゅうに蝉の声が満ちていました。一気に羽音を響かせているはずなのに「ミーン・ミーンと波打って」声が聞こえてくるのも不思議です。

蝉の声が満ちているのにいくら見ても蝉は見つける事が出来ません。

他のことに気が取られていると蝉の声は耳に入ってきませんが、蝉に気持ちを合わせると、よくぞこれまでに蝉が居るものだと今年の声の多さに驚くのです。

山に登り掛けにクマゲラのドラミングの音がします。間違いなくクマゲラです。方向は展望台の方ですが姿を見るには遠すぎます。

随分前にこの山でクマゲラの姿を見ているのに、長い事ドラミングも姿もその後体験しておりません。

ドラミングを聞いても姿を見せません。しばらくするとドラミングは聞こえなくなりました。

3度のドラミングであとは聞こえなくなりました。

 


雪虫見たかい? 元気かい?

2020-12-06 16:51:19 | 昆虫

「雪ばんば背につけ猫の戻りくる(後藤明美・札幌)」

雪虫を見た人は 「自然派」。雪虫を見なかった人は「都会派」。などと勝手に定義づけました。

貴方は自然派、都会派のどちら派ですか。

今年は秋の肝心なところで隔離生活を余儀なくされて、ようやく11月に入って解放され、家の周りで1匹の「雪虫」を見る事ができました。一匹でしたが感動しましたね。

今年もかろうじて、私は自然派の仲間入りです。例年は幾匹も幾匹も雪虫を見ていたのに、今年は寂しい秋となりました。

かって訪れた夕張の滝の名勝地で飛んでいた雪虫たちには感動しましたね。紅葉観賞の季節でした。

ところで「雪ばんば」とはまったく使った言葉ではありませんでした。

冒頭の雪ばんばの俳句は、道新「日曜文芸」(2020.11.29)、橋本義夫選によるものですが、「雪ばんば」は雪虫のことというのです。

「雪ばんば」は雪虫、綿虫の俗称。外から帰って来た猫の背中に渡虫がついていたので、初雪が近いことを知る。

飼い猫の温みと対照的に初冬の寒さを実感。(橋本義雄評)

雪虫を題に俳句を作るのもよろしいでしょう。


サッポロに居るイトトンボは「青イトトンボ」

2020-09-23 19:48:06 | 昆虫

「札幌のイトトンボはアオイトトンボかな」

この季節になるとカムイラビットの菜園にいた「イトトンボ」はまったく見られなくなりました。

今はイトトンボにかわり、アカトンボかシオカラトンボが畑に見られる様になりました。

アカトンボたちは、トマトの竹の支えの先に良く休んでいます。

前に知ったかぶりをして畑に良く見られたイトトンボをエゾイソトンボとブログ「カムイラビットの楽園」に書き(紹介)ましたが、どうやら間違いの様でした。

札幌ドームの展望場にこの8月にコロナの為に無料なったので上がりましたが、その通路の札幌ドーム周辺の自然の紹介掲示物に、イトトンボの写真があり、何と「青イトトンボ」と書かれているではありませんか。

広く見分を広げてみると、自分の間違いに気づくことがあるのですね。訂正します。前になり後になりと紹介したイトトンボは「青イトトンボ」なのでした。


エゾイトトンボ 先になり 後ろになり

2020-08-16 22:07:52 | 昆虫

「エゾイトトンボ 札幌にて 異常発生か?」

カムイラビットがマッチトンボなどと呼んでいる可愛げなトンボがいます。

正式名は「エゾイトトンボ」と呼ばれているトンボの種らしいのです。

毎年姿を見てはいるのですが、今年はその数がまったく違います。私の歩く草地の路の前にワアッと群れて飛び沸くのです。

もうこの情景は何日も続いています。

目立たない存在なので群れて飛んでいるこのトンボの写真はありませんが、羽を休めている姿は写真に撮れます。

「エゾイトトンボ 私の先になり 後ろになり」と可愛げです。

エゾイトトンボと言われるだけあって、自然にうとい人は気づかずに通り過ぎてしまいそうな細めのトンボです。目立たない存在ですが注視すると愛着がわきます。

この頃シオカラトンボを数匹見ましたが、トンボの中ではエゾイトトンボが一番早くに姿を見せています。

私の菜園にはこのトンボが居て、今日も見た昨日も見たと嬉しくなります。

2週間前に百合が原公園でも、池の菱の葉の上に飛ぶこのトンボの姿を見ています。