「アポイ岳の印象 鳥はここには居ないの?」
アポイ岳では鳥がさえずり、貴重な花が沢山咲いていると思われる人も多いかと思います。
カムイラビットもそのような思いでアポイ岳に登りました。お花畑があって素晴らしい景色が展開する山としてのアポイ岳、あこがれのアポイ岳なのでしたが・・・。
花が咲く山なので鳥もさぞかし多く居て、素晴らしき山としての夢が広がっていました。
今回7月20日にアポイ岳に登った折りの話ですが、花と鳥の様子は全く想像と違いました。アポイ岳では鳥の鳴き声は全くなく、花の個体数も少なく予想外なのでした。山に登り鳥の声がないのには異様な感じであったのです。
8合目から上はこのような岩場を登っていきます。
花の数が少ないのは春の花と夏の花の端境期にあたるからだと後でお聞きしました。
鳥の鳴き声はなかったので、異様な山なのだと変な気持になったりしたのでした。それに反し蝶の姿が多いのに驚きです。蝶はすぐに飛び立ちますので写真にも撮れず具体的に蝶の名まではあげられませんが、ヒョウモンチョウ、シジミチョウ、セセリチョウの数の多さに驚きです。
周りは蝶の飛来が多く目が泳ぎます。そこで表題の「アポイ岳 チョウは見ないが チョウが飛ぶ」となり「アポイ岳 鳥は見ないが、蝶が飛ぶ」の言葉になりました。
唯一撮影した蝶です。
鳥を見たのは8合目下の路を通っていた帰路の時に、燕の姿を何羽も見たことが唯一鳥を見かけた時でした。燕は鳴き声を出しませんので、鳥の声のない山なのだと異様に思いました。この時すでに時間が随分経っていたのです。あとで青くなったは下山時間が大変なことになっていたのです。路が暗く先が分からない路を中の下山となりました。
様似の海岸をアポイ岳より撮影
この写真を撮影したのは夕日が沈む時間 のちにカメラの時間で見ましたらなんと、7合目で6時18分でした。時計が止まっていたとはいえ、時間の遅くなっているのに気づかなかったとは感の鈍りにおどいたのでした。今日はガスがかかっているので周りが暗いのだと勘違いしていたのです。
原因は、頼りのカムイラビットの腕時計が止まっていたのです。えりものホテルにたどり着いたのは夜の9時を回っていたのです。
登山途中に鳥の声を聞かないなんて、少し不吉に思うこともあるのです。クマが近くにいて声を潜めているとか、山行きの行楽気分からさめてしまいます。
今回はアポイの鳥と蝶についてお話ししました。