「秋の七草は 自然を愛でる物」
「数を挙げよ」と言われれば、多数の中から ベスト10とか、ベスト3とか、ベスト7とか、5本指の数のベスト5とかになります。
植物では、春の七草に見られるように7の数字があげられています。
秋の草でも七ッが使われています。
秋の七草 その詩とは万葉集の8巻にある山上憶良によるとしています。
秋の野に咲きたる花を指折(ゆびおり) かき数ふれば 七種(ななぐさ)の花 (山上憶良)
昔から7の数字があげられたのです。そしてその花とは・・・・
①萩の花 ②尾花 ③葛花(くずの花) ④撫子(なでしこ)の花
⑤女郎花(おみなえし) ⑥藤袴(ふじばかま) ⑦朝貌(あさがお) 現在は桔梗(ききょう)
なのです。
「春の七草」は七草粥(ななくさがゆ)にして 無病息災を祈るものでしたが
「秋の七草」は野の草の美しさを鑑賞して楽しむものであったのです。