雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

稲雲坂コスモスロード 手稲の花ロード

2012-05-29 09:47:50 | 観光
カムイラビットの勤めていた高校(札幌市手稲区本町)の下の坂道に、「稲雲坂コスモスロード」があります。ここに、手稲の街(地域の方)の方とコスモスの花を植え出したのは、今から数えて16年前になります。
コスモスロードを作る人たちの集まりを「花族会議」といい、会員の努力で毎年コスモスの花が咲いて、通る人の心をなぐさめています。
稲雲坂コスモスロードはテレビで紹介されたり、新聞にもカラー写真入りで紹介されたりと、いまや「稲雲坂」の名も市民権を得た感じです。8月下旬から、9月・10月にはコスモスの花が満開となり多くの方に親しまれています。
今年も5月27日(日)にコスモスの種を会員が集まり蒔きました。もともとスコップも刺さらない固い瓦礫の土地でしたが、ユンポで掘り起こし、少しずつ岩を取り除いて、今ではコスモスの種蒔きに良い土地にようやくなりました。毎年コスモスの種は蒔き直さなくては立派な花をつけませんので春には手間暇がかかります。
ひと汗かいたあとは、手稲駅南駅近くの珈琲屋「はな」で会食を開き、いろいろな談義に花が咲きます。今回は秋の蕎麦の試食会が話題の中心となりました。

カッコウが鳴いた 畑の作業本格的に

2012-05-28 15:36:31 | 動物
今年の春は寒い日が続くますね。寒い日は5月と云うのにストーブを焚いています。そのためか、なかなか「カッコウの鳴き声」が聞くことができません。例年だと、もうすでに聞こえてるはずですのに、今年はどうしたことかと思っていました。畑仲間の話によると、札苗市街から更に遠い「中沼」の平地ではカッコウ(郭公)が鳴いていたと言っていますが、自分の耳で聞いていないので信じる気にはなれないでいました。
「カッコウが鳴くとマメの種を蒔く」と昔から言われます。そのことを忠実に守っていた今年は、なかなかマメ蒔きの時期が来ないのです。
5月26日(土)の朝早く(5時)、家から少し離れた場所の畑に出ました。そこで、今年初めてのカッコウの声をこの耳で聞いたのです。この日は快晴の日で、朝早くからの野原は小鳥たちの声で満ちていました。カッコウ、カッコウの鳴き声も遠くから聞こえ、雲雀のピーチク、ピーチク、パーチクの声は空から、地上からと聞こえてきます。雲雀の姿はまったく見えませんが、小鳥の声だけで春の良き心地がします。これからは日々温かくなるのでしょう。早速マメ(エンドウ・枝豆・インゲンなど)の種を蒔きました。
そう言えば、少し前の年までは家の近くでカッコウの声も聞く事が出来て、テレビアンテナや電線にとまったりと姿をよく見たものでした。姿を見なくなったのは、今まで近くのヤナギの雑木林や藪地であった土地が一気に土地造成(札幌市の造成企画)されたのが原因で、カッコウも近づかなくなったのかもしれないと近所の人と話すしまつです。開発のために聞こえなくなったのだと思わざるをえなくなりました。
初鳴きの日から2日経った日、同じ場所・時間に出向いて見ますと、この日は寒かったせいでしょう、残念ながらカッコウの声は聞くことができませんでした。カッコウの鳴き声は気温の高い低いが問題なのだと思われます。
カッコウの声を聞きながら、カムイラピットは高校時代のことを思い出していました。高校は道立網走南ヶ丘高校に入学し、生物部に入りました。この時代はまだ高校の数も少なく、進学する者も少なかった時代でした。
生物部の活動は盛んで、毎年研究誌を出しており、全道大会もこの高校で開かれました。この年、顧問の滝沢英二先生の指導で、先輩たちが「網走間管内のカッコウの渡りについて」調査研究し発表しました。管内の小中学校に調査用紙を送付し、カッコウの初鳴き日を系統立ててまとめたものです。南の山間から北側の平地に渡ってくる様子が明らかになりました。その研究誌もいまや手元にありませんが、高校時代の自由な時間が懐かしく思い出されるのです。(この時私は網走市のポンモイ海岸の磯に住む「イドテアの変色について」研究誌に発表しました。)

★ カッコウやホトトギスなどは他の鳥の巣に卵を生み育ててもらうというずるい「託卵(たくらん)」をする鳥として、人はず るい鳥として嫌っています。

太陽の子トマト トマト食せば医者いらず

2012-05-27 20:00:47 | 
スイカとかトマトなど赤色菜果を食べれば、医者知らずとよく言います。
この季節、家庭菜園仲間のあいだでは、どのような野菜を植えるか話題が絶えません。どの家庭でも植えるのはトマトの苗で、このごろではいろいろな種のトマトの苗が売られています。甘さ、色つや、大きさの追求の結果なのでしょう。
カムイラビットの家では、とりあえず13本の苗を植えました。とりあえずというのは、このあと実生から育てたトマト、挿し木で育てたトマトなど合わせて毎年80本以上を植えるからなのです。今回買ったのは、大玉、中玉、ミニトマトと大きさも種類も多くしました。
トマトを作った事がある人では、トマトはどのように成るのかをよく知っていますが、多くの人はどの様になるかを知らず、なる数もどれだけ成るかも知りません。
恵庭市の「花の牧場」の「トマトの森」のビニールハウス内では水耕栽培が行われ、トマトの大木が育てられています。トマト自体は木ではありませんが、木のようにさえ見えるほどの大きく育っています。
トマトは昨年11月に種を蒔き、生育のよい苗一本を選び、酸素や養分を含む水を与える水耕栽培です。育てられた苗は根本は直径5~6㎝、枝は張られたネット上に約6.5メートルまで広がり、現在1800個の実を付け、大人のこぶし大に実った約530個が赤く色づいています。これからもまだまだ枝を広げます。
この様に根に負担をかけず、養分を工面すれば、家庭菜園でも多くの実の収穫が出来るはずなのです。
普通の家庭では、横芽をこいで(取る)、一本立ちとしますので、大量のトマトの収穫となりません。菜園でも大事に育てるならば、トマトの木一本から数えきれないほどの実が成るはずです。
年に何度か、「花の牧場」に出向きますので、この「トマトの森」には感心します。

ライラックの季節 今年も寒い「リラ冷え」

2012-05-23 08:23:16 | 自然
桜の花の寿命は短く、花見もあっという間のひと時です。短いだけに感動はひとしおと言えます。桜の季節は思いのほか気温も高くなり、いちように心の温かさを感じます。
札幌では桜の季節が終わるとまもなく「ライラックの花」が咲き始めます。ライラックは札幌の市の花に指定されていますが、5月23日(水)から「札幌ライラックまつり」が行われます。札幌にはライラックに関して特別な言葉があります。それが「リラ冷え」という言葉で、この花の咲く季節になぜか冷え込む(寒い日が続きます)のです。渡辺淳一の小説に「リラ冷えの街」というのがあって、一躍札幌のこの季節の言葉になりました。今日も寒い日となっております。
大通公園には400本のライラックがあり、今は白のライラック(30本)が満開となっています。紫の花(370本)は少し咲きかけています。ライラックの花は長もちして長い間花を楽しめるのも皆に歓迎される要因となっています。
また、昨年(平成23年)公園が開園されました「創生川公園」でも時期をずらした、6月1日(金)~3日(日)に同じく「創生川公園ライラックまつり」(南3条・狸小路と二条市場の間)が行われます。ライラックにもいろいろ種類があって、外国から取り寄せられています。創成川公園には30種類のライラックがあり、本数も200本が植えられています。
もうひとつのライラック公園として知られる「川下公園」(札幌市白石区川下2651番地3)でも「川下公園ライラックまつり」が6/2(土)~6/3(日)行われます。この公園には約200種類、1700本のライラックが咲き乱れます。
カムイラビットの家では5本のライラックがあり、白の花は咲き出し、薄紫、濃い紫はこれから咲く事でしょう。

※ 原産地はバルカン半島、アフガニスタンなど。
※ 花
  花はひとつひとつの花は筒状で、先が4つに切れ込んでいます。ごくわずかですが5つに切れ込んだ花もあり、幸せを呼ぶもの  としてむ喜ばれています。

★ ライラックの別名はリラ、ムラサキハシドイ、ハナハシドイがあります。漢字書きは「紫丁香花」ですが、香花と書かれるよ うに匂いがすばらしく、好のまれる花なのです。

★ 北海道の古来の樹木に白い花を咲かせる「ハシドイ」という木がありますが、これもライラックの仲間の木です。この木の花  も香りのよい匂いを発しています。

日食 金環日食 列島各地広範囲に

2012-05-21 21:35:46 | 自然
21日(5月)朝、7時30分ごろ、本州から四国、九州にかけ、広い範囲で、細いリングのようになる「金環日食」となりました。札幌から「金環日食」を見にわざわざ出向く気力、財力もなく、テレビにて金環日食の進行の様子を見る事で我慢しました。
この日の朝は、畑(菜園)の仕事に出ていましたが、そう言えば今日は日食の日なのだと気付き、太陽を見るため振り向くと、もうすでに欠け始めていました。時計を見ると7時10分を過ぎていました。
テレビで日食の様子を見ながら、外に出ては、またじかに日食の観察もします。今日は雲が薄く太陽を覆っていましたが、そのおかげで曇りガラスいらず、肉眼で太陽の欠ける様子を見る事が出来ました。今まで見た日食より今回は最高に欠けたようでした。
写真に撮影できたのは今日の曇りの御蔭でした。最高に欠けた時には、カラスが鳴いて夕時を思わせる雰囲気となりました。
今回の広範囲に見られた金環日食は、観測932年ぶりであったとのことでした。今度、道内では2030年に見られるとの事で、カムイラビットも見る事が出来るとすれば、年齢は90歳となってしまっています。見る事が実現なるか考えると恐ろしい歳となります。
以前、網走の地区で皆既日食があったと父から数回聞いたことがありましたが、その時はカムイラピットはまだ生まれていない年でした。長いスパンで皆既日食はやってくるのですね。
太陽を直接見ると目を痛めると報道されていて、皆が日食専用のメガネを用意しましたが、私は昔を思い出し板ガラスをロウソクの煙でいぶし、曇りガラスを用意し日食にそなえました。昔の人の知恵を子供たちに教えなかったのは不思議でした。

春は独活とギョウジャニンニク

2012-05-19 00:11:44 | 
北海道は山菜の宝庫です。この季節(春は)山菜がいろいろ採れますので食卓も潤います。
野菜の代わりになりますので家計も助かります。
「独活」はウドのこと、「ギョウジャニンニク」はアイヌネギの事です。
カムイラピットも若い時は、山菜についての知識は深くありませんでした。アイヌネギは食べれると聞いていたけれども、野山に入って見つけても採って食べる勇気はありませんでした。「これはアイヌネギと言って食べれるんですよ」と人に説明するだけでした。
「ウド」は幼い時から家で食べさせられました。しかし、ある本で独活と言う漢字を見てどう読んでよいのかわかりませんでした。ウドは独特の灰汁のある味ですが、多くの人に好まれています。春山菜の王者です。店に出ている物ではハウスで育てられているものが多く味は今一で、野山から採ってきたものにはかないません。酢味噌和え、新芽の部分のテンプラ、硬めの茎の部分はキンピラにします。どれもが最高(絶品)です。
「アイヌネギ」はこのごろ春も早めからスーパーに並んでいますが、これもハウスで栽培されたものが多いようです。それも「ヒトビロ」の名で売られています。カムイラビットはヒトビロの言い方が気になります。実はもともとの言い方はヒトビロではなく、「キトビロ」だからなのです。もちろんアイヌ語ですから本来の呼び方がよいのですが、ヒトビロがどうしてか市民権をえてしまっています。
道内に「喜登牛」などの地名がありますが、キト(アイヌネギ)のウシ(多くあるところ)なのです。

カラスとアカシア カラスが襲う

2012-05-17 22:32:39 | 生物
当時、カムイラピットは、空知管内の道立赤平高等学校に勤めていました。
それは、アカシア(二セアカシア)の花咲く季節の話です。校庭を横切っていると、突然カラスが私の頭を狙って襲ってきました。後ろから不意にだから気持ちのよいものではありません。このカラスは私に敵意を持っているらしいのでした。
その数日前に、校庭横のこんもりした森の回りの湿地に山菜でもないものかと見に行ったのがきっかけになったらしいのです。大木(カラマツ)の上から見ていたカラスが私が巣でもねらって来ていると思ったらしいのです。その時に、そのカラスは私の野球帽子を覚えてしまい、襲ってくるようになったようなのでした。
校庭には、見事に育った大木のアカシアの樹がありました。その樹にカラスは夫婦連れでとまり、朝早くの私の行動を監視しているのです。「ガアガア」とうるさく騒ぎ立てるものだから、これも記念になるかなあとカメラを向けました。またこれが気に障ったと見えて、樹の上ですごい剣幕でさらに騒ぎ立てるのです。
こちらもいい加減にしてほしくて「うるさい」とでも言ったと思ってください。カラスは木枝を噛みちぎり、怒りをあらわにしました。カラスの陣取る場所がアカシアの大木なので、花枝を嘴でへし折っては下に投げて来ます。アカシアの花が枝ごと地上に落ちてくるのです。
私は、手の届かない場所のアカシアの花枝をなんなく得る事になったのでした。この出来事から、その後はカラスに襲われる事もなく時は過ぎました。
カラスの投げてよこした花枝を幾本も拾い公宅に帰り、アカシアの花のテンプラにしました。また玄関にも飾ったのでした。テンプラはあくもなく淡白ですが、ソースをかければなかなかいける(おいしい)味なのです。
このアカシアの咲く季節には、札幌ではヨサコイソーラン祭りが盛んに行われるのです。カラスの巣づくりの季節、カラスの被害が取りざたされます。カラスと共存するよう刺激を与えることはさけましょう。

札幌近郊の桜の名所 戸田記念墓地公園の桜

2012-05-15 20:48:39 | 紹介
どうしても満開の桜が見たくて今年も「戸田記念墓地公園」(戸田霊園と言えば通じます)に出かけました。5月5日に桜の開花を確かめるためにこの公園に行ってみましたが、その時は一分咲きになったかどうかでした。
今日は5月15日となり、前の日から10日を経ていますので、今日こそ満開になっているであろうとラビ妻とドライブに出掛けたのです。思いはあたり丁度満開となっていました。少し残念であったのは、朝からどんよりとした小雨の日となっていたことです。
   平成20年5月7日 満開、桜吹雪が幻想的。
   平成21年5月8日 昨日の好転で一気に開花がすすむ。
   平成21年5月13日 満開 ピークが過ぎ多くの樹で華吹雪、開花が遅かったサクラは今が満開です。
   平成24年5月15日 満開 全公園が花で彩られていました
今年は、春の低温で、例年より一週間か10日ほど遅れの満開となっています。私には桜の種類も分らないのですが、薄墨桜のように思えるのです。毎年桜を見に行く元気がある事に感謝しています。
園内の桜は見事なまでの大木の桜、道に覆いかぶさる桜の枝、桜のトンネルなどと見るべきものがあります。桜見学は車を走らせながら眺める事が出来るので、広範囲の場所の桜を楽しむことが出来るのです。どれほどの桜が園内にあるのでしょうか、数は分かりませんが、数えきれないほどの桜、桜、桜なのです。この見事さをお知らせしたいのです。是非一度足をお運びください。
一度目に出向いた時には、この桜の壮観さに驚きました。その後は毎年の様にここの桜見学に出向いているのです。
カムイラビットが住む札幌東区の新農本町内会では毎年の様に戸田霊園に花見兼他の施設の見学をおこなっています。春の町内会のバス旅行はここと決められているようです。
戸田霊園の桜咲く季節になると、ウドやコゴミ、フキ、セリなども採取出来るので、私などは途中に野に立ち寄って山菜の採集を兼ねた花見ドライブとしゃれています。今年は小雨で、野に入るのがためらわれて、少量の山菜をいただいてきたのでした。
新聞にはどこどこの桜が見事とか、桜の下での桜見の写真が報道されていますが、戸田霊園は宗教団体の所有で報道に差しさわりがあるらしく、まったく記事になった事はありません、口コミによる桜の名所となっているのです。

クマンバチ イタヤカエデ・エゾエンゴサクの花が大好き

2012-05-14 19:17:07 | 自然
黒くてコロンとした姿の「クマンバチ」は、正式には「マルハナバチ」と言われる蜂です。羽音が大きいので、慣れない人は危険を感じ恐ろしいと思う人もいますが、スズメバチと違い性格はおとなしく、人に害を与える事はけしてありません。昔はクマンバチと言っていたのですが、今ではマルハナバチと新聞で報道されています。
これは赤平市に住んでいた時の話ですが、街の裏手の山のモエレ公園に春に出掛けました。丁度イタヤカエデが花を咲かせる季節でしたが、散策路を奥に進むと何か飛行機が飛んで来る様なブンブンという音が近くから聞こえてくるのです。何の音かと音の方に耳をかた向けると、それはイタヤカエデの木の花にクマンバチが群がって蜜を吸っているのでした。
幾本ものイタヤカエデがありましたが、どの木からも羽音が聞こえてくるのでした。イタヤの花は葉に隠れて目立たないのですが、蜂にとっては蜜の詰まっているよい匂いの花なのでしょう。
終戦後の話(小学4年生の時)ですが、近所の農家で路沿いに列状にヒマワリを植えておりました。ぽっかりと黄色い花が開いたヒマワリの花にクマンバチが蜜を吸いに沢山来ていました。この蜂の羽の部分を捕まえ、ハチの胴体を割ってそこに蓄えられた小さな蜜の袋の部分をなめる(飲み込む)のです。今思うと少々かわいそうでしたが、子供なりに蜜を食べる楽しみにしていました。
これは別な話ですが、オホーツクの紋別市に住んでいた時のことです。春のエゾエンゴサクの咲く森に入った事があります。ここに「クマンバチ」がむらがっていました。コロンとした重みのあるハチに蜜を吸われるエゾエンゴサクは茎が折れんばかりにしなり花を垂れさげていました。幻想の世に出会ったかのようなクマンバチの数・姿とエゾエンゴサクの群落でした。エゾエンゴサクも蜜の豊富な花なのです。
昔からエゾエンゴサクには蜜があり、花を折り取っては花から蜜を吸ったものでした。これはクマンバチと同じです。
近年はハウス内の受粉作業に野生のマルハナバチでなく、人口の巣で飼育出来て扱いやすい外来の「セイヨウオオマルハナバチ」を利用していますが、ハウスから逃げ出して野生化し、わずか20年ばかりでほぼ全道に広まってしまいました。昔の黒い縞模様のクマンバチが急に減ってきて、北海道の自然に変化をきたしてしまっています。

今札幌は 花の季節

2012-05-10 21:22:05 | 自然
札幌は5月2日に桜の開花宣言が出されました。予定より日ほどはやいのでしす。外気が急に温かくなり日中は二十℃近くになりました。そのためか2日後には桜の満開宣言となりました。
5月は北海道にとって本当に春を一気に迎えるのです。サクラの開花とともにキタコブシ、ウメも咲き、続いて他の草花も一気に咲き出します。一般的なエゾヤマザクラが満開と思っていましたら、2日後にはもう葉桜になってしまいました。我が家の庭の桜(エゾヤマザクラ)も束の間に散ってしまい、充分味わなくてしまいました。サクラの種類によってはこれからですので、サクラはこれからも楽しめます。
春の移ろいは早いものです。桜の開花を待っていましたとばかりに、野原には蒲公英(タンポポ)の黄色の花が一斉に咲き出します。蒲公英の黄色いジュウタンもなかなか綺麗なものです。
少し前の5日に桜の開花の状況を見ようと、石狩市厚田の朝市の帰り路、戸田霊園の桜(札幌近郊の桜の名所となっています)を確認しに行きましたが、つぼみが少し開き始めて、0.5分咲きぐらいかなと思われました。
今日は12日(土)ですので、たぶん今頃は満開に近くになっていることでしょう。
4日前に自宅近くを散歩していましたら、道端にナズナ、イヌノフグリなどの花が見られました。二つとも小柄ながらながら可愛い花を付けています。
野の蕗のトウも花茎は伸びて可愛げさを失い、庭のフクジユソウ、クロッカスはすでに終えました。今はエゾムラサキツツジやモクレン、ハクレンや雪柳、スイセン、チューリップ、ムスカリ、スミレ、ワスレナグサなどが咲いています。名前はいちいち覚えていませんが、庭には他にいろいろな花が咲き出しています。
カムイラビットの家では、毎年花の苗を仕入れに出向く所があります。札幌から車で1時間20分ほどの地で少し遠いのですが、種類が豊富で、苗ポットも大きく、苗がしっかりしているので遠出するのです。
由仁町三川の松浦花園に例年より少し遅い10日に出向きました。もうすでに買い付けに来た人が多いらしく、パンジーやアイビーなどは品薄になってしまっていました。三棟のビニールハウスの中は花盛りで、これからの花も苗がきちっとしていて買い得でした。