雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

チューリップ5兄弟 春の強風にさらされて

2013-05-31 06:00:30 | 草花
ようやく北海道も春らしくなって来ました。5月は強い風が吹いて鉢の植木は倒れるは、外に出した鉢の植物は枯れるはで大変です。春を待ちきれないある花愛好家が、日差しが春らしくなったので、外に鉢ものを出した所、寒い強風にあおられてあと方も無く葉をもぎ取られてしまった人もいます。我が家でも以前同じ経験をしたこともあり、近年は春の強風がおさまってから鉢ものは外に出すことにしています。
春を待って庭のチューリップが咲き出しました。庭には多種類の花を植えていますので、チューリップは5本のみです。この間の気温が高くなり一気に咲いたのです。太陽の方を向いて綺麗な桃赤色の花です。だんご5兄弟ならぬ、チューリップ5兄弟です。気付いて見ると弟がいないではないですか、4兄弟のみになっています。強風により立ち折られたのでした。弟の一本はラビ妻のボランティア先に貰われて行きました。
今日は5月31日、もう強風も終わりますので家の中の鉢ものの花も外気にあてて本格的なガーデニングがはじまります。
家では分担が決まっており、ラビ妻はガーデニング、カムイラピットは菜園の世話となっているのです。
菜園は仕事が多くこれからが勝負です。今年もお借りした畑に、先日カボチャ(7本)とスイカ(一本)の苗を植えました。30日今年初めてカッコ―が鳴くのを聞きましたので、豆蒔きもしなくてはいけません。

花見 稚内は26日に開花

2013-05-27 20:34:15 | 樹木
26日(5月)道内の最北の地「稚内」の地でようやくサクラの開花宣言が出されました。遅い春です。根室市では27日にサクラが開花し、ようやく全国に行き渡りました。
我が町の「モエレ沼公園」(札幌市東区)のサクラは18日(土)、19日(日)が満開となり、多くの人たちでにぎわっていました。カムイラピットは19日と20日とにサクラの花確認にモエレ沼公園に出向きました。
サクラの花を見ながらこれはエゾヤマザクラ、この背丈の高くなく白い花を付けているのはチシマザクラ、このサクラは背丈が高く白色の花を付けるのでこれはカスミサクラなどとラビ妻と確認し合いました。しかし、まだ咲いていない桜の木もあってこれからの確認が必要になっています。
話は厚田の桜に変わりますが、札幌のサクラ開花より一週間ほど過ぎた25日、26日に厚田(石狩市)の戸田墓苑のサクラが満開となりました。このことが、新聞に掲載され、26日には車の渋滞で、我が息子夫婦は途中で引き返して来たと言うほどでした。「開園は夜7時までですので午後4時以降にサクラを見に行けばよかった」とサクラ仲間が話しておりました。
サクラ前線の北海道上陸し、その北上が楽しみでしたが、今では稚内・根室にも及びようやく全道に回りました。

リラ冷の中 ライラック祭り

2013-05-23 21:35:35 | 紹介
さっぽろライラックまつり(大通公園) 22日~26日まで。
    〃     (白石区川下公園)では 6月1日、2日。
 
22日に札幌大通り公園で第55回「さっぽろライラックまつり」が開幕しました。今年は例年に較べ寒い日が続きましたので、ライラックが咲いていない中で(蕾の中で)のライラックまつりとなりました。
大半がつぼみでの開幕は2005年以来との事です。北大研究林のライラックの開花日によれば 1996年(5月31日開花)、2005年(5月30日開花)と開花が遅く、8・9年周期で寒冷な春となる事がわかりまます。今年がその寒冷の年にあたるのかも知れません。
ライラックまつり開会の日の午前中にはライラック苗木1300本の無料配布がありました。祭りは26日まで行われます。
また、白石区の川下公園はライラックの本数が多く見事なまでの花が咲く所ですが、6月1、2日にライラック祭り続けて行われます。
我が家のライラックはいまだかたい蕾のままです。白色、紫色、黒濃い紫色の三色ものが庭に植えられてあり、咲くのが楽しみです。
ライラックが咲くとようやく春が来たと思うのですが、今年はなかなか咲きません。

畑作業が始まった 10日も13日も遅れて

2013-05-22 21:13:29 | 
郊外の農家では、例年より10日も13日も遅れて麦、ジャガイモの作付が始まりました。例年にない遅い作付です。
連日寒い日が続きましたので身体もなまりがちで、よほど天気が良くならないと家から出る気がおきません。畑の種蒔きが日一日一日と後延ばしになっています。
借りている野菜畑の地主さんの厚意により19日(日)に機械で畑を起こして頂きました。いつ畑に種を蒔くかは、自分の気持ち次第となっています。
どんな種を蒔くか今のところ思案中で、例年の様にいろいろな野菜を作る予定でいます。我が家の野菜の特色は、広さを必要とするカボチャとかスイカとか、ゴーヤ、トウモロコシなどの作物は植えず、山東菜、タイナ、ミズナ、大根、二十日大根、小カブなどの葉野菜が中心です。
一番多く植えるのは「トマト」です。昨年はトマトの木の本数のクイズで出しましたが、少なめに数えても約60本のトマトを植えます。キュウリなども多く植えます。特にトマトの収穫季には実の収穫に追われます。
野菜取りに毎朝畑に行きますので、食事は朝取り野菜でいたって健康です。
地主さんのご行為に甘えて家庭菜園で今年も楽しませて頂きます。

定山渓温泉 春紅葉から新緑へ

2013-05-21 19:15:19 | 観光
冬から春へ急に季節が移り変わって来ました。
5月になると木々は少しずつ色づき始めます。木々は芽を膨らませ、まず赤茶色に変わります。遠くから山裾(木々)を眺めると紅葉色に見えるので、この時の様子を「春紅葉」などと云います。
そして、更に日が進むと木々は色を少しずつ緑を増し、「新緑」と化します。春紅葉から新緑へと変わる様は春の日差しを受けて人の身も心も浮き立たせます。目に優しい季節なのです。
17日の朝日岳(定山渓裏手の山)登山に続いて、また13日(5月)には泊まりがけで定山渓温泉に出向きました。山裾に白樺や柳の新緑に交じって北コブシの木が白い花を付けています。新緑に変わる季節の移ろいが、山裾の美しさを増していました。道路沿いにはエゾヤマザクラもピンク色の花を付けてなかなか美しい景観です。この季節の定山渓温泉へ行くまでの風景は最高なのです。
定山渓温泉を流れるの川(豊平川)の水も雪解け水の増水なのか結構きつい流れとなっていました。温泉に入り(つかり)ながら渓流の音をも楽しみました。

モエレ沼公園 サクラ満開

2013-05-20 10:50:57 | 紹介
咲いた咲いた満開に咲いた。「モエレ沼公園はサクラの新名所」に!
「2600本のサクラ」が20ヘクタールの面積に、さしてモエレ山も新緑に覆われて!

昨、日曜日(5月19日)、モエレ沼公園のサクラが満開となりました。人出もすごく驚きの込みようです。あの広い駐車場は車で満杯、帰路につく車もスムーズに出られない様子でした。日曜日は混雑しますが平日はゆったりとサクラツアーができます。
カムイラビット夫婦は午後4時過ぎに行ったのですが、サクラが満開でした。同公園はエゾヤマザクラが主なので今年は今が満開となっています。あと4・5日が見ごろと言えましょうか。ピンクのサクラ色のサクラが楽しめます。是非出向いて見て下さい。
同日、石狩市厚田望来(もうらい)のサクラで有名な戸田霊園(墓地)に行きましたが、まだ開花はしておりませんでした。それもそのはずで、サクラの開花は種類によって違うのです。早く咲くのはモエレ沼公園のエゾヤマサクラ、チシマザクラです。戸田霊園のサクラはソメイヨシノサクラが大半で、約一週間ほどエゾヤマサクラに遅れて咲き出します。
サクラの事を知らない人は厚田のサクラはこの土地が寒いので遅く咲くものと思っている人がいますが、樹種が起因しているのです。
このことを考えると札幌では円山公園、モエレ沼公園、戸田霊園と長い事サクラ見を楽しむ事が出来るのです。

春真っ盛り 朝日岳

2013-05-20 09:10:54 | 紹介
定山渓温泉の北側に「朝日岳」があり、同じく南側には「夕日岳」があります。ラビ妻の友人Kさん夫妻の案内で5月16日(木)に「朝日岳」に登りました。
この日、「夕日岳には沢山の登山者ですよ」とKさんがもう下見をしてきたらしく話されていました。
登山開始は10時で人の姿もまばらでした。山登りから離れていたカムイラビットには「楽な山登りのようなきつい山登りのような山」でした。「頂上にはカタクリの花やエゾエンゴサクの花が一面に咲いている」との話に励まされての山登りでした。
案内者の夫婦はよく山に行くらしく、山歩きも慣れていて、息を切らしながらついていくカムイラビットを待ちながらの登山です。
行くことになったのは、突哨山(旭川市)よりも見事なカタクリの園があるとの誘いに興味を持ったからでした。
今回は大失敗で、2度目となります。それは充電切れカメラの画面に反省しきとなりました、今日は重い接写のきくカメラを用意したのが裏目に出ました。
先週北海道医療大の裏手の森でカタクリの写真を撮りましたが、まだ満足できない作品でしたので、今日にかけての写真撮りの登山なのでしたが、残念の一言の日となりました。
Kさん夫婦は「目に焼き付けて帰られれば」と言われますが、納得できない登山となりました。頂上で休んでいると結構な人が登って来ました。
下山は北回りの路でしたが野は春を迎え、斜面一面にカタクリの花が咲き乱れています。咲き出したばかりの初々しい紫ピンク色の花花です。Kさんは「来週の日曜日にはカタクリが見ごろでしょう」と言いますが、いろいろ仕事もあって来れそうにもありません。
山を下がるとカタクリの群落はあるものの色があせかけて、時季ずれのカタクリの花と変わっていました。下手に下りれば森の緑も深くなり、ニリンソウの群落ありキバナノアマナの花も咲きだしていて春真っ盛りの景色となっていました。
素敵な登山でしたが、草花をカメラに収めれなかった心残りの登山となりましたこの山の魅力は山は高くなく、手軽さといい、また帰りには定山渓の温泉に入ることもできるなど、手軽な登山と言えます。

石狩の野に異変 熊が出る、鹿が出る

2013-05-17 08:09:40 | 自然
先日、当別町の青山地区に入りました。まだ野には雪もあり、山菜取りには早すぎる感がありました。当地区には「青山ダム」が造られて、以前の景色とまったく変わってしまいました。大きなダムの水がむかしの道路や野、畑を覆い、これからはこのダムの風景を見にドライブ者も増加することでしょう。
いつも立ち寄る青山の地域案内の建物に入りましたら、「熊に注意しましょう」というチラシが置いてありました。5月5日までの注意チラシでしたので、注意の日も過ぎているので、春早くに熊が出歩いているらしいと過去の事と思っていました。
そして、山菜を取りをして帰路に同じ建物に立寄りましたら、道民の森の清掃職員の方にに声をかけられ、「これから山に入るのですか、熊に気を付けて下さい。」との事で熊の出没の期間がさらに延びているらしいことを知りました。「熊を見たのですか」と聞くと「イヤ私は出合っていませんが、出合った人がいます」との事でした。
前に紹介しました「熊嵐」の本を読み、熊の恐ろしさを思い知らされていますので、これは恐ろしいことだと思うのでした。
「熊ばかりでなく今年は鹿も多く出ています。」といいます。今までこの地区には熊も鹿も見られなかったのですが、今年は石狩地区に自然の異変が起きているらしいのです。
鹿は道東で増え続けて駆除に乗り出したりしたので、鹿はその駆除を逃れて空知や石狩に入りこんできたもののように思われます。鹿の移動にともなって鹿を追って熊も移動したしてきたもののようにも思われます。
熊対策としては、自分の居場所を熊に先に知らせることが大切だといいます。「鈴で知らせる。ラジオの音で熊に人間がいまこの地にいる」と知らせる必要があります。
もし出合ったとしたら、走り出し熊に背を見せてはいけません、向き合いながら少しずつ逃げる事(後ずさりする)が大切ともいわれます。
また複数の人出で山に入るとか、食べ物の残りを野に捨てないとか、熊の触った品物をもちかえらないとか、いろいろ注意が必要です。

ご飯泥棒

2013-05-16 10:07:46 | 山野草
松山千春の育った町で知られる「足寄町」に、カムイラピットは勤めの関係で2年間住み、町の方とも親しくなり楽しい生活を送らせていただきました。有難う御座いました。

春早くAさんのお誘いを受けて、足寄の山手の方(陸別寄り)の沢に入りました。目的はヤチブキの採取です。回りにはまだ雪があって、沢沿いに新芽を出し蕾を付けた何本かのヤチブキを取るだけでした。収穫の少ない残念なヤチブキ取りの朝になりました。
ところがAさんは「まだ時季が早かったので芽がでないのだね」と話しながら、次の場所に案内して下さいました。
行く先はある農家です。「このあたりはいつも回っている農家の家なので」といいます。Aさんは獣医さんでこのあたりの農家の人とも親しかったのです。
朝早くからヤチブキ取りに入っていたので丁度お腹もへっていました。
農家の家に入るなり「ヤチブキを取って来ているかね、ご飯とヤチブキのオヒタシを出してくれ」といい、出てきたご飯に冷蔵庫から出されて来たヤチブキのオヒタシを添えてパクパク食べ出しました。
私も同じくご相伴にあずかりました。カムイラビットにしてみれば初めての家に上がりご飯を頂くのですから「これはうまい」と思いながらも一膳飯で遠慮しながら頂きました。
Aさんと言えばパクパク食べて三膳は食べたでしょうかね。
このこと以来我が家では「ヤチブキのオヒタシとご飯(鰹節をかけて醤油を添え)」は病みつきとなりました。
それは美味しいので、ご飯がみるみる減るので「ヤチブキは春のご飯泥棒」なのです。
春の恵みヤチブキは多くの人に教えたく有りませんが、我が家では自然を愛護しながら少しづつ頂いています。

春を戴く コゴミにヤチブキ

2013-05-15 19:11:25 | 山野草
冬眠から目覚めた熊がミズバショウを掘りおこして食べると言います。
この事を知る物書きの人が、「ミズバショウは山菜の一つとして食べられる」と書いた本を見たことがあります。
熊が何故ミズバショウを食べるかと言うと、冬眠中に身体に貯まった毒素を取り除くために捕食するのです。熊は食べれても人間には有毒なのです。
私は熊ではないのですが春山菜を食べると元気になるような気になります。
カムイラピットはアイヌネギのこの近郊にある所(生えている所)を知りません。今年も知人が山で採取し届けてくれました。嬉しい限りです。貴重品なので早速「醤油漬け」にし戴きました。長いこと楽しめます。
次に春山菜はフキノトウ(フキ味噌)で、さらに「コゴミ」です。山歩きしない人はゼンマイもコゴミも区別できないでいます。北海道では特に「コゴミ」を食します。茹でて酢味噌和えで食べるのが最高です。またテンプラ揚げにしても美味しくいただけます。コゴミは好き嫌いがないので、近所にもおすそ分けします。「わあーうれしい」と喜ばれます。今年は沢山食す事が出来ています。もうそろそろコゴミの季節は終わりとなります。
灰汁のきついのは「ヤチブキ」です。正式名はエゾノリュウキンカです。この季節は野菜も高いので、春の沢は我が家の野菜畑のような役目をしてくれています。周りにはまだオオバナノエンレイソウの花も見られず、カタクリの花もエゾエンゴサクの花も見られぬ季節でした。
今年は春が遅いのでいつ出向くか時季を図っておりましたが、まだ早いかも知れないと思いながらも4月13日(月)に出かけてみました。食べる分の収穫があり、札幌駅近くに住む息子夫婦の所にも届けました。
茹でておひたしにし、水にさらして鰹節をかけてご飯のおかずにすると最高です。ヤチブキを食べると「ことしも春がきたな」とつくづく思うのです。