雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

白金温泉 青い池  近年の観光地

2012-02-29 12:12:14 | 観光
上高地の大正池は池の中に枯れ木があって、珍しい景観として多くの方に知られています。
さて、ここで紹介する「青い池」は大正池と同じに、堰き止められた水の中にカラマツが埋まり、立ち枯れした姿で観光客を迎えています。湖面に木や雲や周りの植物が映しだされ、なかなか見応えがあります。アマチュア写真家も美しい写真を撮影しようとやってきます。カムイラピット夫婦も近くの「吹上温泉(白銀荘)」に休養に昨年出向いた折、連日写真を撮りに出向いたほどです。
ここは、いまや「青い池」で通用するほどの名所になっています。白金温泉の近くにあり、あえて私は「白金温泉 青い池」としました。北海道上川管内美瑛町にある池で、湖面の色も独特で、白金温泉から美瑛川に流れ込んだ温泉成分を含んだ水がコバルトブルーに色つけています。近年出来たばかりの池で、湖畔を散策するのに便利な小道も付けられており、距離も散策に適し疲れを知りません。景色好し、散策距離、時間よしで多くの観光客が訪れています。「なんと美しい景観なのだろう」と心で叫びたくなります。
十勝岳連峰に来られた時は、ぜひともこの「青い池」の見学をしてみて下さい。国道沿いには広い駐車場も作られて、観光バスのスポットに入れられており、幾台もの観光バスが停まっていました。

十善戒 十の善いことをせよ 空海の戒

2012-02-28 10:27:30 | 教訓
生活する上で、心に戒(いまし)めを持つことが大切です。その様にする努力が私たちにも必要です。
真言宗の開祖「空海」は、「十善戒」(じゅうぜんかい)を人に説いています。
今私たちに、教えることが多くあります。

   十善戒(じゅうぜんかい)

○ 不殺生(ふせっしょう)  人を殺してはいけません。
○ 不ちゅう盗(ふちゅうとう)人のものを盗んではいけません。
○ 不邪いん(ふじゃいん)  不倫をしてはいけません。
○ 不妄語(ふもうご)    うそをついてはいけません。
○ 不き語(ふきご)     おべんちゃらを言ってはいけません。
○ 不悪口(ふあっく)    人の悪口を言ってはいけません。
○ 不両舌(ふりょうぜつ)  二枚舌はいけません。
○ 不けん貧(ふけんどん)  けちけちしたり、強欲になってはいけません。
○ 不しんに(ふしんに)   腹を立てたり、焼き持ちを焼いてはいけません。
○ 不邪見(ふじゃけん)   よこしまな考えを信じてはいけません。

       雑誌「いきいき」 無心になる事から始めましょう より。

イクオネ クリオネのライバル出現

2012-02-27 10:47:10 | 自然
「イクオネ」は「クリオネ」に比べて内臓の赤いところが大きくまるっこいのが特徴です。体長が5mm~1㎝程度、羽を動かして優雅に泳ぎます。驚くとダルマの様に縮こまり愛らしくなります。
道新(24.2.12)の「こだま欄」に写真(小樽水族館での撮影)が紹介されました。NHKのテレビでも放映があり、その可愛げな姿に、この様な生物もいるのだと驚きでした。
水中カメラマンの「中村征夫(なかむらいくお)さん」が日本で初めて発見しましたので、あだ名が「イクオネ」と付けられています。中村さんのブログにはイクオネの交尾する珍しい写真が載っています。
小樽の水族館では、飼育するクリオネの群れの中にクリオネの仲間の「イクオネ」三匹が見つかり、館内に展示されています。
クリオネは貝の仲間なのですが、珍しいことに殻を着けていません。まったくイクオネと同じです。二つとも触角が著しく発達しております。
イクオネの正式名は和名「マメダハダカカメガイ」と言います。
  ブログによると、
 「ペドクリオネ」 和名イクオネバダカメガイ 
  軟体動物(貝やイカやタコが含まれるグループ)の  
  後さい類(こうさいるい ウミウシやアメフラシなど貝殻を貝殻を持たない種類が多いグループ)の  
  翼足類(よくそくるい)の 
  無殻類(むかくるい 殻を持たない貝のグループ)の 
  クリオネ科の仲間。 
  ということでした。  

流氷の天使 クリオネ

2012-02-25 15:58:03 | 自然
日本郵便記念切手の中に80円の「クリオネ」の絵柄のものがあります。もう15年前ごろに発行になった切手です。流氷の天使「クリオネ」の姿は珍しく人気があって、郵便局からこの切手の販売は続けられています。
クリオネは小粒(1㎝未満)ながら、羽を動かし優雅に動く様は人の心を引きつけています。先日はクリオネの展示を兼ねて東京で斜里町の観光宣伝にするとニュースがありました。観光大使に役立っています。
カムイラピットは紋別市に住んだことがありますので、クリオネは紋別市が本場だと思うのですが、クリオネがこう知られるようになったのでは、他の町もほおっておくはずはないのです。
紋別市の観光施設に海の中に建設された「氷海展望塔 オホーツクタワー」(北海道紋別市海洋公園1番地)があって、その施設「海洋交流館内」の水槽の中にクリオネ展示があると説明がありましたが、この日は生憎死滅してしまったのでしょうか、見つける事ができませんでした。まだ一度も見た事がなかったので、水槽を眺め回しましたが残念ながらいませんでした。
その後、紋別の知人に「クリオネを見せましょうか」と言われ、「是非見せて下さい」と頼んだところ、やおら家庭の冷蔵庫の中から4・5匹出して来たのには驚きました。冷蔵庫の中で管理するとは、やはり流氷とともに来る生物クリオネだなと納得したのでした。
前にも紹介しました釧網線「北浜駅」浦の浜に流氷が来ている時に、親子で手網を使い氷の浜で何かやっている人がいました。尋ねると「クリオネを採取している」という事で、どれどれと見ると、それは小さな粒のクリオネが入れ物に入れられていました。氷のシャ―ペットの中からすくっているのでした。「へー、こんなところで簡単に採取出来るのだ」と関心しました。
流氷と言えば紋別市も有名ですが、同市近郊の「オムサロ原生花園」の「ネイチャーセンター」に流氷を見に行ったことがあります。流氷の話はまたの機会にしますが、この建物の中の小さな入れ物(水槽)の中に、クリオネが、幾十匹も優雅に泳いでいるではないですか。大量に見たクリオネはこれが最初で最後でした。この姿はいまも心の中に深く焼きついています。

納沙布岬から流氷の海原

2012-02-24 15:29:27 | 自然
納沙布岬、野寒布岬何度聞いても区別が出来ない人は多いと思われます。ここで話題とした「納沙布岬」(のさっぷみさき)は根室半島の突端にある岬であり、もう一方の野寒布岬は稚内の北西にある岬です。
今日この頃は納沙布岬から流氷が一面に展望出来ているのです。今年は寒い日が続くと思っていましたら、根室にまでもやってきているのです。それも2月22日の朝には、流氷が積み重なった氷の山も出現したのでした。
岬の先端から西側の沖合に、高さ約10m、長さは20m~100mもある巨大なもので、20数年ぶりに見る光景なのです。
21日の夜に最大瞬間風速が18.7mの西風が吹いたことが原因で、浅瀬に流氷が吹き寄せられて出来たものとみられています。流氷の訪れは観光客を呼び寄せ、町の活性化につながるのはもちろんのこと、栄養を含んだ流氷が、海明けとともにプランクトンが発生し、好漁場をつくってくれるという利点があるのです。
もうずいぶん前の話になるのですが、流氷が来なくて漁師が大変困っているという新聞記事をみました。何も知らない私たちからすれば、流氷が来ないのだから、船の航海の妨げになるでなし、早めに漁に出れて良いことばかりで、どうして困っているのだろうといぶかしく思っていました。
理由は、流氷が来ないと海の下の岩肌を削ってくれないため、昆布が成長しないのだということでありました。魚の水揚げには栄養塩が来ないのが関係するのかと思っていたのでしたが、昆布の成長とプランクトンの発生、昆布の栄養を必要とする魚、ウニなどの水揚げに大きく影響するということだったのです。
その様なことを考えてみるとろ、今年は豊漁の年となるのではないかと楽しみになってきました。

藻岩山からの夜景 ロープウエーなどの施設は立派になったが?

2012-02-22 16:07:29 | 観光
2月17日、息子と4人で今年二度目の藻岩山へ出向きました。夜の食事に合わせての利用です。
ロープウエーも、他の施設の建物も立派になり、札幌観光の代表地として位置づけられた感じになっています。札幌の市街地が眼下に広がり、夜には見事な景観を呈します。北海道三大夜景地となっているので、それは満足いける景観です。
今回は、ちょっと細かな話で恐縮ですが、新施設になってからいろいろ問題がある様に思われる点が目についてきました。その問題点とは、
①山頂展望台のレストランが高級ムードになりすぎていること。
②合わせて料理も高級高料金となっていること。
③ロープウエー駅舎を兼ねた中腹施設にある売店も観光客重視の品ぞろえとなり、何度も訪れる者の利用に向いていないことです。
まったく観光客向け施設となってしまったということで、何度も利用する市民向けにまったくなっていないのです。
ロープウエー料金が往復1700円(年間パスは2800円)、景観の一番良い所にレストランが陣取り、景観を楽しみながら食事をする事が出来るものの、このレストランではランチの時間帯では1600円以上、夜のディナーでは
2620円から4000円、5000円。飲み物も景観料が入っているのか高く値段がついているです。
特別な接待に使う場所としては最高と思われるのですが、札幌市民には納得のいかない施設となってしまっているのです。レストランには登山姿で入るのも気が引けるし、気楽に入れる食堂もなく、一番場所として良い所はレストランに陣どられ、寒い冬の季節には外気にさらされながら短時間景観を楽しむ事になり、この施設の陣取りはいぶかしく思われるのです。
改装前では、市民向け藻岩山展望台施設やラーメン屋があり、ゆっくり買い物もでき、おにぎりや弁当など軽食などの販売もあって、むかしの雰囲気が懐かしく思われるのでした。市民の中に異論を唱える者もでています。藻岩山の運営の今後の変革を待っています。

シジュウガラ 人恋しく庭にも林道にも

2012-02-21 09:44:14 | 自然
庭によくやってくる小鳥に「シジュウカラ」がいます。スズメより少し小柄な鳥で、頬にあたるところが白いのが特徴です。人なつこいところもあって、1メートル位の近さで見る事が出来ます。この冬も家の庭に来ています。一羽・二羽、時には三羽と小枝をこまかに飛び回ります。その姿は可愛げです。
庭にヒマワリが実った秋には幾度も幾度も来て、ついばんではくわえて飛び去ります。その姿を見ていると時を忘れるほどです。庭に小鳥が来ると心がなごみます。
少し前の秋口に支笏湖の自然村に泊まりました。餌まきの時間になると、小鳥たちが沢山餌台に来ては去り、来ては去りと周りの景色と合わせて心に残りました。なかでもシジュウカラは手のひらからでも餌をもらって飛び去ります。自然は心をいつも温めてくれます。また林道を行くとさえずりながら枝を飛び交うシジュウカラをよく見ます。人と和した小鳥と云えます。
いつも我が家の庭にやってくる鳥はシジュウカラの他に、ヒヨドリ、スズメ、セキレイ、キレンジャクなどです。カラスも来ますが、私の鑑賞の対象外です。
この間は我が家の庭にアカゲラが来ていました。これはこの家に住んでから初めてのことでした。わが家の木も歳をかさねたからかもしれません。

札幌モーターショウ 待ってました12万5千人

2012-02-20 09:47:53 | 日記
2月18日「札幌モーターショウ2012」に、カムイラピットとラビ妻は行って来ました。北海道初のモーターショウでしたので、来場者数10万人の目標でしたが、12万5195人と大変な賑わいでした。家から展示会場まで、2時間もかかり、人も車も混んで大変でした。地下鉄東豊線福住駅に降りてすぐ人で前に進めなくなり、時間がかかりました。道産子にとっては待ちに待った開催だったのでしょう。
このショウの開催を聞いた時、それほど人が集まらないのではと思いましたが、どうしてどうして、関心はたかかったようです。
EVを中心とするコンセプトカー(試作車)17台、最新市販車など、計180台。会場は人人人で、見たい車の前に出るのに苦労するほどでした。展示する車を見て、外車の魅力は増すばかり、またオートバイの美しさも堪能しました。トヨタはエコカーを中心にハイブリット車の展示。追従する会社は試作車で興味を持ってもらおうと珍しい型のショウの懸命の展示で、これらの取り組みに好感を持ちました。乗ってみたいと思う車は400万円、800万円とあって、通常触る事も出来ない車を思う存分楽しめました。実用車にはほど遠いオモチャの様な車の前は人だかりでした。
同日は「これからの自動車産業の動向と物ずくり企業」と題するスズキ株式会社相談役の津田紘氏の講演会、パネルデスカッションもあり、それらの話も有意義でした。

ダイヤモンドダスト 天使の囁き

2012-02-17 16:00:17 | 風土
「ダイヤモンドダスト」とは美しい名前ですね。漢字では「細氷(さいひょう)」と書きます。同じような現象の「氷霧(こおりぎり)」(氷点下30度以下の時に出現)と区別します。
「ダイヤモンドダスト」は氷点下10度C以下の快晴の朝に見られるツブツブの粉状のものが空気にひかり舞う自然現象です。名寄市や旭川市や十勝地方、弟子屈町川湯温泉のような盆地や内陸地で比較的よく観察されます。常時見られるものではなく、時たま見られる現象で、経験者から知らされて分かるほどです。寒い朝に野山の自然の中に身を置いた時に見ることができます。
幌加内町では2月17日を「天使の囁(ささや)きを聴く集いの日」としていますが、これはダイヤモンドダストの観察会や厳寒の一夜を体験する日としています。幌加内町とダイヤモンドダストは寒さが結んだ自然の成り行きによるものです。
1978年(昭和5年)2月17日に幌加内町母子里(もしり)の北大演習林で、氷点下41.2度Cの日本の最低気温を記録しました。これは公式記録となってはいませんが、この寒さをプラス志向にしようと、2月17日を天使の囁きの日、ダイヤモンドダストの日としたのです。
くりかえしますが、「ダイヤモンドダスト」は大気中の水蒸気が冷やされて小さな氷結晶となり、それがゆっくり降る状態です。
太陽に向かい目を凝らしますと、太陽の光に照らされてキラキラ光るのが特徴で、晴れた日に起こる現象です。
雪に分類されていて観測記録では「雪」となります。
 

鳴き雪  厳寒の朝、雪が鳴きます

2012-02-16 10:42:54 | 風土
NHKの「鳴き雪」の放送で、一気にブログに掲載され出しました。音のきびに官能を持つ日本人には関心の持てる音です。
「大辞泉」(小学館)にも「鳴き雪」の単語は載せられていませんでした。
鳴き雪とは雪道を歩く時に発する音ですが、雪が薄すらと降ったとても冷え込んだ(耳が痛くなる様な寒さの)夜や朝に歩く時靴の下から聞こえる音です。
かつて寒さの記録で放送されることのあるオホーツク管内遠軽町生田原(当時生田原町)に住んでいて、除夜の鐘の放送される時間に神社にお参りに行く人々の雪踏む「キュッキュッ キュッキュッ」という音が今でも心に残っています。我が家では毎年神社(生田原神社)参りをしてましたので、2.6㎞ほどの鳴き雪道を歩きました。寒さが身も心も引き締めてくれて、今年の希望、安全を祈願しました。厳寒の夜ですので、音はキュッキュッと澄み切った音でした。
この音をなんという言葉なのか知ろうとしませんでしたが、今年になって「鳴き雪」として言われるのだと知りました。
音は雪質、圧雪状態や気温の違いで少しずつ音が違います。ザックサクザックサクであったりギキュッギキュッであったりしますが、キュッキュッが澄んでいて耳に心地よい鳴き雪音となります。
★この音は、人の話し声と々周波数のため、親近感や安らぎを感じさせるそうです。