雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

藤の花、ハンカチの花の季節は終わり(札幌・豊平公園)、いよいよ夏の季節に!

2019-05-29 13:29:34 | 風土

「今年の藤の花は見ましたか? ハンカチの木と言うのもありますよ!」

北海道教職員互助会・東支部の作品展示会を見に来た人からラビ妻あてにアドバイスがありました。

「北大植物園内にハンカチの木が花咲いてます」と・・・・。珍しい写真が撮れるので是非お出かけください との伝言です。

その日から1週間ほどが経ち、北大植物園には行けませんでしたが、ハンカチの木のある豊平公園に29日(5月)出向いて見ました。ハンカチの木のある近くには立派な藤棚があるので、今年も撮影できると確信していましたが、現地に到達すると、藤もハンカチの木二つとも一部には枯れた花を残してはいるものの、花の季節はすでに終わっていました。

道新のコラムによると「5月は二つの季節を持つ」とありました。藤の俳句の季語は春になるのだそうで、藤の花の散っている姿はもう夏なのです。

北海道は夏に入ったのです。

25日(土)は孫の小学校の運動会、学校が工事中とかで円山運動競技場を使いました。生徒数が多いのに驚きました。札幌のど真ん中にある小学校であるのに、児童数が増えています。

熱中症にならぬよう水分補給の注意が何度も繰り返し放送されましたが、この日は熱い日でしたね。ついうっかりして暑さしのぎに腕まくりして観戦していたので、後で気付くと真っ赤に焼けていました。

多くの人は観戦で気に留めなかったことでしょうが、「春ゼミ」がミーンミーンとうるさく鳴いていました。

円山運動競技場の回りは森なので、セミの多い所なのです。

夏に鳴くのに、春ゼミと言うのは如何なのでしょう・・・。 次の日26日(日)は北海道医療大学の漢方・薬学講座がる日、昼からは里山植物探索。この日もうるさく春ゼミが鳴いていました。

5月は暑い日、涼しい日が繰り返されながら、ほんものの夏に入って行くといいます。

※ 豊平公園は札幌市豊平区にあり、地下鉄の駅もあます。広大な面積の地に多種類の植物を楽しむことが出来ます。

  キングサリーの黄色の花が綺麗でした。


田園風景 心のふる里 

2019-05-27 13:41:29 | 風土

「田園風景 心のふる里 札幌では見なくなりました」

我住宅の周りの人に聞くと、「住宅地になる前は水田地帯でしたよ」と言います。「札幌にも水田があったのだ」と意外な感想を持ちます。

札幌に水田が無くなっても、今では車社会、田園風景に出会いたければ、札幌市の近隣町村に車を走らせばよいのです。

山があって、水田があれば、心の原風景に出会った気持ちとなり、心が安らぎます。

水田の風景は心をやすらげ、身を広げてくれます。

26日(5月)、札幌の隣町の当別町に出向きました。

水田に水が入り、一部は苗が植えられていました。

田園風景を眺めると、心が安らぎます。自分の心の中には心の原風景を求めているのです。

むかしは、田植え時期は出面を雇い、結いの制度などで村()がまとまっていました。

今では水田のすべてが機械化さて作業がすすめられています。

里山からの帰りには、水田に田植機が作動し、苗を継ぎ足す人のみでむかしとはおおかわりです。

あと数日すれば水田の作付けが終わることでしょう。

田園風景を眺めていて、畔に芝ざくらでも植えてあればさらに気持ちが上がりますが、いかんせん気持ち悪くするものは畔の除草に除草剤を使用している水田農家があることにはがっかりしています。

 


目に青葉 癒されます 白樺林新緑

2019-05-24 18:34:10 | 樹木

「目に青葉 春は元気もらえます」

目に青葉 春ホトトギス、夏カツオ・・・・。

春、白樺林から元気をもらいます。白樺疎林の中を歩って見ましょう。

目からいただく「元気盛り」です。

 

札幌にはこのような、立派な白樺林があるのです。それも都会の中心にあるのです。場所は「豊平公園」。

 新緑の中に桜の花の風景からも元気がもらえます。見たことありませんか? この風景。

 この姿は、「カタクリの実」です。春はひた走りに去って行きます。

 これほど群れて咲いても「ヒトリシズカ」と言うのですね。


カッコウが鳴いた 5月23日今朝、さあ豆まきをしよう

2019-05-23 08:12:11 | 自然

「カッコウが鳴いた 畑作業も忙しくなる」

5月23日早朝、戴いたヤーコンの苗を植えに畑に出向きました。

朝も早くから、オオジシギが羽音立てて空に飛行します。ジェット機の様です。おおらかな自然の中で苗植えです。

つがいなのでしょう二羽が連なって飛んでいきます。ここの空を領域としているオオジシギは6羽はいるでしょう。

苗植えに勢を出していると、カッコウの鳴き声が聞こえたような気がしました。毎日「カッコウが鳴かないかなあ」と思っていたところなので、気のせいなのだと作業を続けます。

また、カッコウが鳴いたような気がしました。確かめなくてはと耳を澄ませます。

はるか遠くの防風林で確かに鳴いていました。

「カッコウが鳴けば、種まきが出来る」と、むかしから言い伝えられているので、作付けの時季が来たのだと畑作業に拍車がかかります。

今年は体力不足なので、枝豆栽培と、長ネギ、カボチャ、ジャガイモ、ズッキーニ、キュウリ、トマト、ナス、ヤーコンと葉物の栽培だけにしぼります。

以前は自宅のアンテナにとまってカッコウが鳴いていたものでしたが、まわりは宅地として造成され、今では我が家の近くではカッコウの声を聞くことが出来ません。

今ではさらに郊外の防風林あたりに行かなくてはカッコウの声を聞くことが出来なくなってしまいました。


目立たぬオドリコソウ、道沿いに目立つヒメオドリコソウ 

2019-05-22 09:53:48 | 草花

「清楚な白い花を咲かせるオドリコソウ、子供の踊り子の咲き方のピンク色のヒメオドリコソウ」

それぞれ漢字で書くと、オドリコソウは「踊子草」、ヒメオドリコソウは「姫踊子草」となります。

  ヒメオドリコソウの花 赤く綺麗な花もあります。

花が、踊り子の様に踊って見える所から名付けられたものです。

「オドリコソウ」は踊り手が白い衣装を着けて踊るベテランのバレリーナの感じがします。美しさ、清楚さから言えばオドリコソウの方が魅惑的です。

「ヒメオドリコソウ」はピンクの花をつけて咲いていますが、その他大勢、子供たちがバレリーナの衣装を着けてわき役として踊っている感じです。

沢などに入るとオドリコソウを見ることが出来るので、むかしから名前を知っていました。当時は道東に住んでいましたので、ヒメオドリコソウに出会う事は一度もありませんでした。近年道央などに外来植物として入って来たもので、いたるところで見る様になったと思われます。

近年、札幌近郊でも急速にヒメオドリコソウが増殖し、いたるところで見かけることになりました、オドリコソウと較べれば、さほど(?)美しい花でもなく、まだ、名前を知ってられる方が少ないようです。

5月中旬ころ、畑や路肩に一斉に花を付けるヒメオドリコソウ、数がまとまればまた珍しい光景となります。

※ オドリコソウはシソ科なので、山菜として食べられると本で見たことがあり、ものは試しとばかり、おひたしにして食べたのでしたが、いかんせん味は今一で、その後は食べておりません。


鶴の舞 カムイラビットの庭いま盛り マイズルソウ

2019-05-21 12:24:59 | 山野草

「鶴の舞 マイズルソウ」

自然は毎年変わらぬものと思っていましたが、時にその地の野草が死に絶えたり、思いもよらぬ群落になったりと 自然も大きく変わって行く物と気付いています。

洪水が起きたり、台風がやってきたりすると、自然ががらりと変化する物なのです。

当別・太美の防風林が、昨年の台風襲来で多くの大木が倒れ、環境が大きく変わりました。

私が毎年コゴミの宝庫として採集に出向く所では今年は全滅してしまったかの様子に驚きました。どうしたのでしょう。

また、何年も楽しませてもらっていたオオバナノエンレイソウの群落が今年は大半無くなり、一部にしか花は見られなくなり、これ幸いとばかりバイケイソウが進出していました。

こう徹底的に植生が変わる年もあるのですね。

我が家の庭の一部に植えていたマイズルソウは、今年は生活範囲を広げて隣に植えていたミントの植物をまたぐ感じでマイズルソウが増えています。

我が家の庭はマイヅルソウにとって住みよいのでしょう。

鶴が舞う姿に似ているので、名前が「マイヅルソウ」と付けられたのですが、いま我が家の庭に「鶴の舞」で綺麗です。

月が経てば薄緑の実を付け、秋には赤い実となり、初雪の時には赤い実が雪に映えて綺麗です。花の咲く時季から、赤い実の季節まで撮影の対象としています。一年中マイヅルソウは私を楽しませてくれています。

 


札幌ライラックまつり 5月15日から6月2日 初夏の訪れを告げる

2019-05-20 14:41:23 | 紹介

「札幌・ライラックまつり 5月15日~(令和元年)」

北海道の初夏とはいつ頃からでしようか、新聞記事によると「ライラックまつり」頃からだと 書かれてありました。

春が来たばかりと思っていたのに、それ本当?もう初夏なの?などと頭を傾げてしまいます。

今年、一週間前は北海道は寒い日が続きました。例年はライラック祭りとこの寒い日が合わさっているので、ライラックの咲く時季の寒さを「リラ冷え」などと言っています。

「ライラック冷え」と言えば、ごろが悪いので、皆が「リラ冷え」と言います。

※ライラックのことをフランスでは「リラ」と言っていることによります。渡辺淳一の小説に「リラ冷えの街」があり、今ではこの言葉は定着しています。

ライラックの咲く時季の寒い日を「リラ冷え」と言います。

 

ライラックはサクラと違い長い事咲きますので、お祭り好きな札幌の人にはこれ幸いです。大通り会場、創成川沿い会場、川下会場でまつり会場が設けられています。

ライラックは何と云っても咲きはじめのういういしい花の時季がよろしいのです。

約400本の咲き誇る「大通会場」ではステージや体験イベント、北海道のワインやグルメブースが楽しめます。

5月15日(水)11時からのオープンのセレモニーでは市民や観光客にライラックの苗木1000本が無料でプレゼントされました。

 

20日、大通り近くの創成川沿いを車で通りましたが、いろいろなライラックが植えられてあり、食のテントも張られ、人が出ていました。

 

「川下公園」にはライラックの種類も多く、多くの人が出向いてきています。花びらの多い異種もあり、花びら探し、色違い探しなど楽しめます。

催しは6月1日(土)、2日(日)に行われます。催し日でない日も十分楽しめます。

 

※大通会場 ライラックまつり 5月15日~26日まで。


お待ちしてます 「第10回さまにウニまつり」 様似町エンルム海岸にて

2019-05-18 19:19:52 | 

「さまにウニまつり 5月19日(令和元年) 午前10時~午後1時30分 エンルム海岸特設会場にて」

明日の5月19日行われます。札幌からちょっと離れていますが、ウニを買い求めに札幌から出向く人も多い様です。

ウニの魅力は大したもので、是非贅沢に食べたいと思うのです。

日高管内では「さまにウニまつり」、そして前後して「えりもウニまつり」が行われます。

日本海側のウニは7月に解禁になり販売されますが、さまには5月に美味しいウニの「春ウニ」として人気があります。

会場でエゾバフンウニは1袋1500円、キタムラサキウニは一袋500円、午前10時から引換券を販売します。早めに行かないと買いそびれる恐れがあります。

一人いずれか一袋限定です。

私は行けませんが、買うとしたらバフンウニにします。

当日はバーべキューコンロが一台200円で貸し出され、ウニやホッキ貝の海の幸などその場にて焼いて楽しめます。海風をうけながら海の幸を食べるのは最高でしょう。

屋台ではタコ飯、カジカ汁、コンブそばなど、漁協女性部や町内事業者の味自慢の品が売られます。

午後一時から餅まき大会もあります。

元気であれば行くのにと残念がっています。

様似町は日高路の奥の町で漁港です。あと一息車を走らせると、えりも町にたどり着き、その奥に襟裳岬に到達します。

様似町にはジオバークで有名なアポイ岳があります。うにまつり会場の奥にはエンルム岬があり、奥の路を進めば屹立した奇岩が見られます。この奇岩も見応えがあります。

エンルム岬に登れば、様似の浜が眼下に広がります。

 

★ 明日の話で申し訳ありません

 


八重咲のオオバナノエンレイソウ これは珍しい

2019-05-17 19:09:11 | 山野草

「延齢草の花の色は何色? そして何枚の花弁なの!!」

エンレイソウは紫色の花で花を下向きに咲かせ目立とうとしませんが、オオバナノエンレイソウは白色の花で、花を上向きに咲かせよく目立ち、綺麗です。

目立たないのがエンレイソウで、明るい感じなのがオオバナノエンレイソウなのです。

山を登り始めて出会うのがエンレイソウ、さらに上るとオオバナノエンレイソウに出会います。

登山をしなくなった今、近頃はエンレイソウ、オオバナノエンレイソウが同じ所に咲いているのをよく見る事があります。

花びらの数はどちらも3枚ですが、変わった花を見つける名人がいて、2枚の花弁のオオバナノエンレイソウを見つけたとブログで報告しています。

 花びら何枚も持つオオバナノエンレイソウ

と思っていましたら、今日、何枚もの花びらを付けたオオバナノエンレイソウに出会いました。ある施設の管理された花畑にありましたので、品種改良された物であろうと思われます。

オオバナノエンレイソウは北大の花であり、北海道開拓当時は開発された多くの地に白い花をさかせていたことでしょう。

 驚きです 何枚もの花びらを付けたオオバナノエンレイソウ。初めて見ました 確かにオオバナノエンレイソウです

当別町にオオバナノエンレイソウの群落地のある所を知っていますが、今年は大きな変化があり、バイケイソウに占領されてしまって、わずかしか咲いていませんでした。

自然に変化が起こっています。

 

 


オオジシギ羽音 今年5月11日(令和元年) 望来(石狩市)で確認

2019-05-16 09:44:06 | 

「オオジシギ飛来 5月11日 望来(もうらい)で確認」

5月10日、11日と厚田の戸田記念公園にて観桜会となりました。札幌より10数日遅れて戸田公園では桜が咲きます。

11日は、知人が「是非桜を見たい」と言うので、私の運転で出向きました。

桜は満開、昨年に続いて見ごろの観桜会となりました。

戸田公園では鶯も盛んに鳴いていました。「ホーホケキョ」とたまあに正式に鳴く鶯もいますが、「ホーホケキョ、ケキョ・ケキョ・ケキョ・・・・・」と長々と鳴いて、聞く耳を楽しませてくれます。昨年「厚田の道の駅」近くでも、同じ時期に長が長と鳴く鶯が居ましたが、まだまだ鳴き方は鍛錬されていません。本当に長々と鳴くのです。

鶯の谷渡りと言うもので、これはこれで素晴らしく、私には満足の鶯の鳴き声と思います。

知人は、大の自然好き、野に立ち寄るのを楽しみにしている方で、帰路に要望に沿い寄り道して山菜取りです。山菜と言ってもここは素敵な物もないのですが、自力で野に出向けない知人にとってはうれしい限りの様でした。

収穫物は、フキに、ヨモギに、ツクシに、イタドリの新芽でした。私宅でも夜は蕗のおかずで食卓がにぎわいました。

天を仰げば広々とした空、気持ちが良い限りです。

ふと気づくと「オオジシギ」の騒がしい音、羽音がするではありませんか。オーストラリア東岸からもうやって来ているのだなあと、春の到来を確実にしました。

わが別荘の広々した空でも15日羽音、鳴き声を聞いています。

その後、カッコウの声も聞くことができることでしょう。