雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

朱鞠内湖 魅力の深さ そして松山湿原では

2016-05-31 22:17:00 | 草花

「朱鞠内湖の魅力」

朱鞠内(幌加内町)のキャンプ地を表とすると、ここが(写真撮影場所)裏側という事になります。この地から眺めると、湖の広さが分かります。広漠とした湖にも心が引かれます。

何もない風景も魅力的です。

自分が立つ湖面の後ろには、原始林が広がっていました。

この原始林には楢の木の古木があり、舞茸が採れるとのことでした。

話を聞く限りでは、舞茸を見つけると発狂したようになるというのは、本当の様に思えました。

 

朱鞠内湖の更に北側には美深町があり、その奥には松山湿原があります。

まだ、山開きはしていなく、登れませんでしたが、自然がそのままに残っているところの様でした。

登山口のヨブスマソウの先が動物に寄って食べられていました。「クマが食べたものであろう」という人がいて、皆もが急に無口になり、登山口の回りも十分見ないままその場をさがりました。

宿屋に帰りその事を話すと、多分エゾシカが食べたのでしょうと言われ、熊でなくてよかったと、何かほおーつとしたのでした。

松山湿原の登山口の近くには小さな沼の「天竜沼」があります。

天竜沼も魅力満杯でした。いくら時間があっても足りないぐらいです。

周りは一気に新緑が濃くなり、この季節すがすがしい沼なのです。

原始の自然に出会うと、誰もが畏敬の念にひたれます。原始の風景は昔の祖先の生活に戻る様な思いになるからなのでしょう。

遊歩道もありますが、半周だけですので回りを巡る人はわずかです。

今は水かさの多い季節、ミズバショウも水の中に咲いているものもありました。

オオカメノキが今盛と咲いていましたが、花のあつまりが小型なので、これは「コカメノキ」何んですねと美味い事いう人が居て、笑わせていました。

 

 


朱鞠内 秘境の地の感 イトウの生息地

2016-05-30 22:14:39 | 自然

「幌加内と云えば 何といってもソバかな?」

幌加内の地名の名を聞いて、「朱鞠内湖」や「母子里」を思い浮かべる人は少ないでしょう。

幌加内と云えば、全国一のソバの作付面積の多い町なので、何といっても思い浮かべるのは「ソバ」でしょうね。

今回の植物撮影旅行では幌加内から美深まで行ったり来たりしていましたので、町の区別がつかなくなってしまいました。それほど二つの町の自然は雄大でした。

 

雨霧の滝近くの樹木。

下の写真は雨霧の滝、ここは美深町になります。滝に打たれて、まだエゾノリュウキンカが咲いていました。春雪解け水の流れの多い滝には、心が洗われました。周りの自然も見事です。

 上の写真は、朱鞠内湖の反対地から見た林の風景。特別に案内していただきました。行く道々は原生林で、古木には舞茸が採れる所と云います。大木がいたるところに繁っていました。

 

 下は仁宇布(美深町)の牧羊の風景。

今が一番水が多い季節、林は実は島だそうです。朱鞠内では幻の魚イトウが今でも生息していて、釣りに来る人も多いと聞きます。大きなものでは一メートルものが釣れるといいます。一日からぶりは無いと聞きました。

エゾヒメギフチョウ、食生はオクエゾサイシン。珍しい蝶の撮影に成功です。

知床半島、羅臼登山でギフチョウを見て以来の事です。


新緑の 幌加内

2016-05-29 22:07:40 | 草花

「ソバ王国 幌加内を行く」

夏8月にはソバの花で彩られる国 幌加内。今は新緑真っただ中でした。5月28日、29日と幌加内に旅していてブログを休ませてもらいました。

29日に撮った風景を紹介します。

店の入り口の壁に描かれた幌加内町観光案内図。このあたりが幌加内のメイン通り。泊まった宿の前のお店。

ソバ畑展望地から、雪山を望む。前面の畑がソバ畑です。

朱鞠内湖を昼食のソバを食べながら風景を堪能。シュマリとはアイヌ語のキツネの事。

早雲内川の滝、案内が無ければいけなかった滝です。なかなか見応えある滝でした。アイヌ語のソウ(滝)ウン(ある)ナイ(川)からの地名。

帰路には車をとめて、風景を堪能。

満足の幌加内の旅でした。


百合ケ原公園 ウワミズサクラ 満開

2016-05-27 14:18:33 | 草花

「ウワミズサクラ満開 百合ケ原公園(札幌市)」

札幌もこう都会化すると、自然派の草木もなかなか見れなくなります。

サクラも大きく分けて、ヤマザクラ、そして交配によって作られたサトザクラ、と自然そのもののサクラの三つに分けられます。

その三つ目のサクラは山古来のものです。それにはシウリザクラ ウワミズザクラがあります。

百合が原公園には大きなウワミズサクラがあり、今満開です。白い総状花序の花房を付けます。

北海道にあるのはエゾノウワミズザクラですが、この枝は折ると強烈なにおいを発し、アイヌは家の入口に立てて、悪魔よけに使用したと言います。

そこで、公園で見つけたウワミズザクラの葉を一枚戴き、匂いを確認したのでしたが、余りきつい匂いがしません。

それはそのはず、エゾノウワミズザクラで無かったからなのでした。

 

「カムイラビットの庭に雉が」

今年は毎日の様に雄雉の姿を見ます。

キツネもこの地には居ますので、よくやられないものだと思います。

毎回カメラ持参で出かけるのですが、運よくキジの姿をキャッチできています。

毎月カムイラピットが通っているソバを打つソバ屋さんが東雁来に鳩小屋を作ったとか、中古の家を購入したとか、ここにも手の届くところまで雉が来ているそうで、この辺りはまだまだ自然の残っている地なのですね。

話していると、町名は違いますが我が家の別荘地近くらしいのです。


SORA garden 素敵な草花 ショッフ店

2016-05-25 21:20:36 | 草花

ラピ妻の希望で、22日、24日 SORA gardenショップ店(札幌市)に行ってきました。

素敵な店でした。

大きな樹を切り倒し、ガーデンショップにしていますので、店のたたずまいもすてきです。

ガーデングッツもそろっています。

珍しい花が沢山売られていて、ラビ妻は釘付けでした。


郭公 初鳴き 今年は5月23日

2016-05-24 09:18:45 | 

「カッコウ・カッコウ 豆まきしなよ カッコウ!」

畑の作業は佳境に入って来ました。

今朝も畑作業の遅れを取り返そうと、畑に早くから出向きました。時間がたち外気の気温が温まって来た7時前後、一鳴き「カッコウ」の声、「今のは郭公の鳴き声かな?」半信半疑で再度聞こうと聞き耳を立てたのですが、その後しばらくは鳴き声がしません。

時間がたつと気温が上がってきて。今度は連呼するカッコウの鳴き声が聞こえました。

朝8時近くになると、カッコウ・カッコウ・カッコウと続けて鳴き出しました。気温が上がると郭公も鳴きだしたい気持ちなるものと思われます。

高校時代のカッコウ渡来の調査を思い出したり、そういえば豆まきの季節を知る手立てと聞いていた事を思い出していました。

今日の午後には枝豆まきの仕事が宜しいかも知れぬなと思いながらカッコウの鳴き声を楽しんで聞きました。

いつも通って生ま蕎麦を買いに行っている店に立ち寄りましたら、「昨日すでに聞いてます」と云うので今年は5月23日が今年初鳴きという事になります。

以前は、わが住宅地近くまでも郭公が来て鳴いていたのですが、近年は郊外の防風林で鳴いているのです。

エゾノコリンゴの白い花が咲き、ナナカマドの白い花が盛りと咲く季節、ワラビも摘む季節、ライラックの花が咲く季節と郭公の鳴く季節とが重なり合っています。

もう本格的な農耕の季節になりました。

 


貴婦人姿 オオバナノエンレイソウ 伏せ目がちな エンレイソウ

2016-05-23 22:38:09 | 草花

「すっきりとした立ち姿美しく 大花の延齢草」

山野草を極めていない人が、「エンレイソウ」の姿を思い浮かべるのは、決まって「オオバナノエンレイソウ」の花です。それは林間や河原の平地で見るのはオオバナノエンレイソウだからなのです。

山登りして麓でまず出会うのはオオバナノエンレイソウで、喘ぎあえぎ登ってゆくと、色変わりのエンレイソウに出会います。

山登りする人はエンレイソウには大きく分けてオオバナノエンレイソウとエンレイソウの二種類ある事を知っています。

エンレイソウの花は伏せ目がちですが、オオバナノエンレイソウは堂々と前や天を見上げて咲いています。エンレイソウには「もう少し元気を出して顔を見せてよ」声をかけたくなります。

堀田清氏の談にはエンレイソウについて「目線を下げて覗くようにして、逆光から見ると元気の出る赤い色で花として違った味わいを醸し出してくれている」と云います。

実の付く秋の北海道医療大学の薬草林の観察会で、ある参加者が「緑色の液果を見つけました」と大発見したかの声があげましたが、それはオオバナノエンレイソウの実なのでした。堀田清氏の記事には同大学の森にはエンレイソウの液果の色が緑(エンレイソウ)、赤(アカミノエンレイソウ)、黒(クロミノエンレイソウ)の三種類が自生しているとMYROFE5-6号で紹介しています。

昔からオオバナノエンレイソウの実は「ヤマソバ」と言われ、子供の時に食べたこと思い出します。実の形が蕎麦の実にそっくりなことからヤマソバと呼ばれたのです。甘さがあって口当たりがよいのですが、食べられる・食べられないのまだ判断のできない齢で、沢山採って食べた記憶はありません。

食べられる山野草の本の中にエンレイソウも上げられており、当然実も食べられるという事になります。

今年もオオバナノエンレイソウ、エンレイソウの花に多く出会いました。春の野を楽しませてくれる花たちなのです。

 


春はめまぐるしく 進む ライラックの話

2016-05-22 21:31:30 | 草花

「春はめまぐるしく進む」

遅咲きの「さと桜」も散りだし、ライラックが咲き始めました。

2日前、札幌ではライラック祭りの開幕式が行われ、ライラックが市民に配られました。

ライラックは成長も良く、花も確実に付けるので、庭に植える家も多いのです。

我が家にも三種類のライラックがあります。

薄紫、濃い紫、白色の花を咲かせています。22日現在八割ほどが咲いています。

札幌の川下公園には数え切れないほどの種類のライラックが植えられています。大通り公園のライラック祭りの一週間後から川下公園でもライラック祭りが開かれます。

花びらの数も4枚とは限らず、沢山ある花びらもみつかります。

川下公園はライラック公園の異名さえ付けられています。

ライラックはフランス語で「リラ」と云い、ライラックの咲く季節には冷え込みのある日がありますが、これを「ライラック冷え」という言葉は使いません。「リラ冷え」という言葉がぴったりです。渡辺淳一によって「リラ冷え」の言葉が広まりました。

ライラックの色は一般的には薄紫色ですので、北海道的な言い方では「ムラサキハシドイ」となりますが、北海道には在来種があり、その木の名も「ハシドイ」なのです。

ハシドイは白い花を咲かせ、香りが良いので街路樹にも植えられています。ハシドイの花の匂いは魅惑的です。

以前ライラックの花の焼酎漬けをしてみたことがあります。花粉の影響でしょうかピリリと効いて「まあ飲めるかあ」の品になりました。その効用についてはわかりません。

しばらくはライラックの花で、庭は楽しめます。


喫茶&ギャラリー 法邑で水墨画展

2016-05-22 05:03:59 | 紹介

『画廊・喫茶「法邑」で水墨画展』

21日、久々「画廊喫茶・法邑」さんに行ってきました。

王子江の水墨画展をしていることを新聞で知ったからでした。

今日、22日(日曜)までだそうで、これは見逃しては行けないと思い、無理くり時間を作りました。

 

展示されていた絵画すべては浦臼町に寄贈されるとのことですが、後に浦臼町に立派な美術館が造られることにつながるのでしよう。

 

画廊・喫茶 法邑さんの内部 また行かれていない方は一度はお出かけ下さい。

 

 


猛毒・有毒植物 山菜と間違えると死に至る

2016-05-19 21:11:24 | 草花

「猛毒・有毒植物 今年も死者が出た」

春は山菜の季節。未確認の植物は食べてはいけません。

今年、旭川で山菜アイヌネギと間違えてイヌサフランを食べた人が死にました。友達から山菜として貰った山菜だそうですが、貰ったものだけに何とも悲しい。

山菜と間違えるイヌサフランとはどのような植物なのか、多くの山菜の本を見ていても見つけることが出来ていませんでした。

そして今日、図書館で調べていたら、一冊の本にイヌサフランの写真が載せられていました。なんとイヌサフランは我が家の通路脇の花ということもわかりました。なあるほど、よく観察しないとギョウジャニンニクに姿が似ていると思うのでした。

イヌサフランは春一番につやの良い葉をだします(そういえばギョウジャニンニクに似ているなあと思います)が、秋になると葉は枯れてなくなり、ピンク色の花を咲かせます。

人から食べれますよと聞かない限り、食べる事はしないことが肝心です。

いつも思うのですが、料理して口に入れた時に、これは食べられる、いやこれは食べられないと味で分からないのだろうかと不思議なのです。口に入れて違和感のあるものは飲み込むのは危険です。

戴いたものだから、間違いないだろう、貰ったものだからもったいないなどと思わないことです。口に入れて美味でない山菜は吐き出してください。

カムイラビットはいろいろな山菜を食べますが、始めての山菜は、料理に至るまでは、何冊もの山菜図鑑などでその植物を調べ確認してから食べるのです。

今年はイヌサフランの死者が出たこともあって、新聞には山菜を食べる時の注意が何度か記事になっていました。

山菜ごときで、大切な命を落とさない様にしましょう。