「kureopatora yokihi & ononokomathi rapizuma 里山の山草木たちに大感動」
モエレ沼公園のモエレ陽だまりのサポーター5人勢ぞろいして、4月21日に医療大学の里山の野花の探索に出向きました。
まずは腹ごしらえにと、医療大学の学食で会食、大学の学食を食べたことのない人たちでしたので、これも今日の収穫と喜ばれました。
天気も良し、季節のころあいも良し、花たち・小鳥たちの出迎えも良し、満足の探索会になりました。

探索途中、里山を管理されているMさんに出会いましたが、「カタクリの咲くのがこの数日前の寒さで、今年はどうなりますかね」と23日(日)の医療・薬学講座の日の里山探索を思いやっておられました。


カタクリの蕾も見頃です


開きは始めたカタクリ これこそいとおしく可愛い

透き通るようなブルーのエゾエンゴサクが満開で、カタクリたちがまだ固い蕾をもたげての出迎えです。17日(月)に里山に来た時はまだ数が少なかったカタクリも、蕾の数が目立ってきました。蕾の目出しも写真に納めやすくなりました。

カタクリの白花も里山に咲くと知っている者が居て、何処にあるのだろうと聞いてきました。多くの人たちに知られているらしいことがうかがえます。
数人で回ると見つからなかった花も見つかります。この日は白色の花のエゾエンゴサクが3本も見つかりました。


色違いのエゾエンゴサクを見つけるのも楽しみです。色違いの花もあって面白いのです。
ナニワズも黄色の花を咲かせていますが、今年は株数も目だって多くなり、里山への来客たちをお迎えしています。秋の真っ赤なナニワズの実を思うとほほえましく思うのです。
この日も何組かのグループに出会いました。天気予報では「寒い一日となるでしょう」との事でしたが、風もなく日が差して気持ちが最高でした。
女子学生らしき二人連れと思われ、講義の合間に花を楽しみに来たのかと思われ、声をかけたのでしたが「いや、大学関係の者です」とのこと、若いって良いなあとほほえましく思ったのです。
ニリンソウの花も何輪かみられ、オクトリカブトも花の芯が少し持ち上がってきました。

今人気のオオカメノキの花芽も膨らんできています。

上の写真、オオカメノキの硬い蕾も面白いでしょう。
ギョウジャニンニクの姿を見つけ、北海道人らしい話が弾みます。

ギョウジャニンニクとエゾエンゴサクのコラボレーションはなかなか見られません。
ツクバネソウもクルマバツクバネソウも存在を確認できるまでに伸びてきました。
エンレイソウは相変わらず下向きな花を付けています。オオバナノエンレイソウはまだ花を見せていません。ツマトリソウも何株も花を咲かせています。

ルイヨウボタンの芽も伸びて
moriさんの谷ではエゾノリュウキンカの黄色の花がこの季節を謳歌しています。蕾の花から、花の芯が伸びだしている物までいろいろです。蕾から花開かせ始めたころが撮影時期です。まだ撮影には間に合います。
帰路に当別駅前のふれあい倉庫に寄りましたが、なんとヤチブキが売られているのでした。何と云っても「ヤチブキ」(エゾノリュウキンカ)は春山菜の代表格ですものね。
17日の日にはショウジョウバカマの花は咲き始めで旬でしたが、今日は少し花がしおれかかっていました。「花の季節は短くて、悲しきことのみ大かりき」なんて頭の中で回想して、一週間前に里山に来て良かったと思い返したのでした。

特に目立ったのはオオウバユリの生えだした株の数でした。じめじめしたところに多いはずなのに、尾根の林間にもいくつも見られるのです。
いつも、医療大学の里山に感謝するのですが、草木に名札と植物の効用について説明が記されていて、ありがたいと思うのです。


木から草花まで名札が添えられているのは医療大学ならではの物があります。他の施設も見習ってはといつも思っているのです。
日の落ちない前の午後5時に解散。「今日は楽しかった」と皆が里山の良さをほめていました。
北海道医療大学の里山さん有難うございました。