かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

居住地校交流 5年

2016年06月08日 20時30分19秒 | みゆみゆとの生活
黒板の文字。
前半は先生が書いた、なんかの歌の歌詞。
後半は私が書いた、お約束。
どちらも、そうちゃんに指示されて書きました

その後、何度も指さしに行っては、
「やくそくまもります」と笑顔で言ってたそうちゃん。
…の割には一回脱走したけどね。

地元小学校で、給食と掃除だけの交流。
昨年から学期に2度づつ、続けています。
いつも同じスケジュールなので、そうちゃんも慣れてきたようです。
自閉ちゃんですから。イベント的なことは苦手なわけで。
「いつも通り」ただ給食を食べることが、最も意味のある交流になると、支援学校の先生とも話し合って決めました。

おかげで、回を重ねるごとに落ち着いてきています。
お代わりもさせてもらい、大満足

校長先生も、カメラを持って、来てくれました。
すかさずおんぶをせがみに行くそうちゃん。
おーい

同じ保育園だった子や、1・2年生の時に交流級で一緒だった子も、口々に「そうちゃん」と声を掛けてくれました。

そうちゃんを知らない子が、「何年生なの?」と聞いてきて。
そしたら別の子が、「おれらと同じだよ!5年生だからこのクラスに来てんじゃん!」と力強く言ってくれた。
知らない子がポカンとしていたので、私がこう説明しました。

 そうちゃんはね、みんなと同じ5年生なんだけど、中身はゆっくり成長する子なの。
 だから、今できることは、まだ3歳くらいなの。

すると、違う子に尋ねられました。
「1歳成長するのに、何年づつかかるの?」

 それが、わからないの。
 次、4歳になるのに、3年かかるのか、5年かかるのか、誰にもわからない。
 ある日急に成長したりすることもあるんだって。

「ふーん。そうなんだー。」
質問した子だけじゃなく、淡々と給食準備をしている他の子も、この会話を聞いていたと思う。

この会話だけでも、今日の交流は意味があったと思うよ。
ありがとう、子供達

同じ空間で一緒に過ごすこと。それがたとえ短い時間であっても。
お互いにとって、かけがえない、大切な時間だ。

みんなに交じって雑巾がけするそうちゃんの笑顔に、ギュッと胸が熱くなりました。

ありがとうございました、先生方。