かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

車でパニック

2016年06月22日 21時08分41秒 | みゆみゆとの生活
水曜日。
夕方、ビデオ屋さんに行ってきました。慎重にビデオを選ぶそうちゃん。
この時は平和だったんだけど。

このあとなぜか「おそば かいにいくよぉ!」と、しつこく言い始めました。

お店でパニックを起こさせたくなかったので、
「おそば買いたいんだね。わかったよ。」と、ごまかしつつ、レジを済ませて足早に車へ向かいました。
チャイルドシートをしめてから、「今日はおそば買いません。おうちに帰ってうどん食べようね。」と伝えるや否や。

「おそば かいたい! かいたいよぉ!!」
火がついた。
耳がビンビンくるような、大声。
珍しく、涙もポロポロ流してる。
体を揺すって頭をゴンゴン叩き、車のガラスを蹴る。

急にどうしたの?
そばなんか、ほとんど食べたことないのに。
ビデオ屋さんの帰りにそば買ったこともないし。

心の中でつぶやきながら、じっと我慢。

ガラスが割れないように足を押さえながら、15分ほど経過したところで。

「…あれ のってください」
そうちゃんの言葉が変わった。
運転席を指差してる。

母さんが運転して、おうちに帰るの?と聞くと、
泣き腫らした目で「はい」と言ってくれた。
かわいい。

じゃ、母さん運転するね、おうち帰ろ。
と席を移ろうとしたら。
カッと目を見開いて、ガシッと肩をつかまれ、
「おそば かいたいです」「おそば たべるよー!」

うわぁ、やり直しだ。

これを何度か繰り返し、その後運転中も叫ばれながら、
命からがら家にたどりつきました。

ふう。
ま、こんな日もあるさ。

家に着いたら、なんだかそうちゃんはすっきりした顔をしていて。
おそばの「お」の字も言わず、穏やかに借りてきたビデオを見て過ごしました。
文句も言わずうどん食べてくれたし。

なんだったんだろう、と思うけど。

あるんだよねー、時々こういうこと。

出会いの機会

2016年06月22日 08時49分12秒 | みゆみゆとの生活
「人と人のつながり」って、鎖みたいにつながってくんだなー、と思う今日この頃。
誰かの紹介で新しい出会いがあったり、懐かしい人に再会したり。
その出会いが次につながっていくか、は私とお相手次第。

せっかくの出会いを、丁寧に、大切にしたい。
個人としての出会いも、仕事上の出会いも、どっちも、「私の出会い」だ。
もしニーズがあれば、どこへでも行って、講演もしますよ

そう言っていたら、ほんとにお話が舞い込んで。
なんだか向こう3週間、大変なことになってる。
来週2つ、再来週1つ、講演依頼があります。(親の会と、看護学校2つ
(昨日いっこ増えた。)
おんなじ話をしてもいいんだけど、せっかくだからお相手に合わせた内容でお話したいので、せかせかパワポで準備中。

未就学児の親御さんには、「人への伝え方」や、そのための「我が子の記録の取り方」を。
看護学生さんには、「障がいの基礎知識」と「施設等での合理的配慮」を。
保健師学生さんには、もう少し突っ込んで、「母支援」を。
そして、皆さんに共通して、「自閉症児の子育ての実際」や「親の思い」「受容について」をじっくりお話するつもりです。
それにそれに、インクルーシブや共生社会、地域とのかかわりについても、絶対お話したいことの一つです
それぞれ45分から1時間、お時間をいただきました。(時間足りるのか??)

こんな機会を与えていただけたことに、感謝して。
いつだって、全力投球するのよ

のためには・・・、まずは心の栄養つけなきゃ。
親しい人とランチ行ったり、音楽したり、人の心に寄り添ったりしながらね
(遊びの言い訳?・・・というかどこまでが遊びなんだか?)