かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

大パニックで浴室ドアが

2019年01月09日 22時43分20秒 | みゆみゆとの生活
今日はバス停迎えの水曜日。
バスから降りながら「あみやきてい いくよ?」と言っていた。
「いやいや、水曜日から焼き肉は食べに行かないよ。」そう話したら、「はいー」と答えて黙った。

そのあと、「ケーキ かいにいくよ」と言うので、「また今度ね。今日は晩ごはんのお買い物だけだよ。」と答えると、今度はなぜか全くあきらめてくれない。
家に帰るまで、ずっと後ろ向きに歩いて言われ続けた。
一触即発。かなり不安定。
こりゃ学校で何かしんどかったんだな、と思う。
水曜日は「作業」が3時間あって、我慢も多い曜日なのです。

家に着いてからも「ケーキ かいにいく!」はヒートアップ。
たとえこのままケーキ屋さんに行ったとしても、お店には入れないだろうレベルの大声。
そして、そもそも水曜日にケーキ屋さんに行くパターンは作りたくない。

トイレに入っても、大声で「ケーキやさん!!」と言うので、
「ケーキ屋さんは2月になったらね。お姉ちゃんの誕生日に行こう。今日は行かない。」そう説明したのが、結果的には最後の引き金になっちゃった。

「わぁっ!」とひっくり返り、泣きながらトイレに足を突っ込もうとするそうちゃん。
必死にそれを止めると、今度は手をバシャバシャ入れ、顔まで浸けようとする。
制服も床もびしょ濡れ。
大パニックに突入していて、全く制御が効かない。

なんとかトイレから引っ張り出して洗面所まで引きずったら、今度は洗濯機を蹴ってべこべこに凹ませた。
洗濯機蹴られると、音が凄まじい。
馬乗りになって止めてもはね飛ばされ、その勢いでお風呂のドアを蹴られた。
バッターン!
ドアは派手に外れて浴室内へ。
スローモーションみたいに見えたよ。
割れなくて、怪我がなくて、よかった。

と、思うまもなく、今度は手当たり次第に洗面台の中身を出しては投げ始めた。
あー、もう限界。一人では止められない。

(後で記録用に撮った。)

ピークに暴れている時に、みゆみゆに頼んでお隣さんを呼んできてもらい、助けてもらいました。
他人が一人入ったことで、少し冷静になったのか、やや動きが止まったそうちゃん。
そういえばお腹も空いてるんじゃないかと、急いでイチゴとおにぎりせんべいを食べさせました。

神様みたいなお隣さんに感謝。
そうちゃんが落ち着くまで、家にいてくれました。
おかげで片付けもできた。
いやー、大変だった。

後で学校の連絡帳を見たら、学校でも不安定で、突然「おいもたべたい!」とプチパニックになっていたそうです。
おにぎりせんべい、焼き肉、ケーキ、おいも。
食べ物の要求が激しい時は、それそのものに執着があるというよりも、全般的に精神状態が不安定であることの証のように思う。

夜はたらふく食べさせて、レンドルミン(頓服)+ドライブで早めに寝かせました。
まずはしっかり寝ておくれ。

ちなみに外れたお風呂のドアですが。

このままお風呂に入ると寒いな、と気落ちしたんだけど、
カチャカチャ触ってるうちに直せました。
よかった。

これが直っただけでも、リセットされたような気分になりました。
慣れなのか、元来の忘却力の高さか。
明日もがんばれる。大丈夫。

けど、これが続くと参るなー。