かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

金華山登山

2019年01月14日 19時25分19秒 | みゆみゆとの生活
朝、そうちゃんをデイに送り届けた後、御在所ロープウェイにいくつもりだったのだけど。
「ロープウェイに乗ってる場合じゃないんじゃない?私たち、体力つけないと。」
というわけで行く先を岐阜に変更し、金華山に登ることにした。

一年ぶりの金華山。
去年登った時は、みゆみゆと。あれも思い付きだった。
スカートに革靴で登って知らないおじさんにたしなめられたような。
今日はズボンに運動靴。大丈夫。

いつもは「瞑想の小道コース」なのですが、今日は「七曲りコース」で登ってみた。
それにしても、山に似つかわしくない出で立ちの夫。

会社に着ていくコートに黒いジーパン。中はえり付きカラーシャツ。
山を行きかう人たちが、「こんにちはー」と言いにくそうで、半分くらいしか声かけてくれない。

しかし彼は、会社でかなりの階段を上っていたので、ずんずん歩いて登山ルックの人々を抜かしていく。
ビジネス健脚なのだ。

山頂の岐阜城まで、約50分。
瞑想の小道よりずいぶん楽でしたが、階段の連続が私には結構しんどかった。

帰りは瞑想の小道コースで。
これは失敗。
岩だらけの崖は、登るより降りる方が大変。
夫も足が痛そうでした。そりゃそうか。そもそも靴が・・・。

夫と登ったのは4年半ぶり。
前回登った時のサンダルばきの奥さん
を思い出した。
サンダルに日傘で瞑想の小道コースを登ってたツワモノ。
私も「そそとして」登れるようになりたい。
体力つけなきゃなー。それからいい靴も買おうかと思う。

この週末は心の洗濯がだいぶできた。

昨日の晩のEテレで観たチェロ弾きにも魂を相当揺さぶられた。
ハイドンのチェロ協奏曲もブラボーだったけど、アンコールで弾いたソロがすごすぎた。
「哀歌」ソッリマ作曲 チェロ:ナレク・ナフジャリャン
チェロの概念が変わった。
歌でハモリながらチェロ弾く人ってのも初めて見たし。
なんて世界は広いんだ。
なんて美しく力強い音楽なんだ。
あんぐり開いた口がふさがらないまま、手が痛くなるまで拍手しました。テレビの前で。

さて、明日から忙しい。
そうちゃんも、イマイチ調子が悪い。
今日はやや衝動性が落ち着いたものの、1か月ぶりのてんかん発作がありました。
心の栄養を糧に、がんばろ。