かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

いくつに見える?

2019年01月22日 21時32分29秒 | みゆみゆとの生活
うちの坊や、まあまあ落ち着いている。
機嫌良く笑ってる時に、たまに顔の左右が違ってることがあるのは気になる。
何かおかしな電波が飛んでるように思えてならない。
そうちゃんの顔を見て左右差を発見しては、発作が来るのではないかと身構えてしまう。

ああ、もしかして、
一番落ち着いてないのは、私なのかも。
なんか毎日いろいろありすぎるからなー。

そういう日は、仕事が入っていた方がいい。
ちょうど今週は、月・火と午前中のみのお仕事だった。
昨日は認知症高齢者さんの相談。
今日は乳幼児のお母さんの相談。
目の前の「人」に興味を持って、言葉になっていない想いにも心を寄せる。

久々に徒歩で仕事に行ったら、歩いてる間にたくさん頭と心の整理ができたよ。
気持ちがスッキリしました。

昨日の高齢者相談で。
「わし、いくつに見えるかね?」とクイズを出されたおじいさんがいた。
これは難易度高い。
80前後かな?と思ったので、「70歳代ですか?」と聞くと、
「それはないわー。そんな若くないけど… 
 ん?わし、何歳だっけな?忘れてまった。」
なんと、クイズ出しといて答えがわからない(笑)。
「昭和何年生まれですか?」とお聞きすると、答えてくれたので、「では○○歳ですね。」と教えてあげたら、
「えっ。」固まるおじいさん。
ちょっとショックを受けていてかわいそう。
「そんなになるんか?ほうかー。ほんで、あんたはいくつだね?」
「○○歳ですよ。でも、歳なんて忘れとくくらいでちょうどいいですよー。若いつもりでいましようよ。」そう話したら、
「それもそうだな。」そう言ってその方は私の方をまっすぐ見て笑ってくれました。
ふわって、幸せになる笑顔で。

今日田んぼ道を歩いてる間に、何回かそのやり取りを思い出した。
そして気付いた。
あのとき、私も自分の歳、間違えて言ったわ。
一つ若く言っちゃった。
一人で照れ笑いしながらずんずん歩く、怪しい四十路女子。
それをカラスが見ていた。
小雨混じりの強い風。春に向けた肥料の強いにおい。
次々と色を変える、空、雲。

はははー。
私の育児の悩みなんて、ちっぽけじゃないか。
半ば強引に、そう決めつけたくなった。
どうにかなるさ、という気分の一日でした。

今日の歩数は1万3000歩。
ぐっすり眠れそうです。