ははーん

グループホーム見学の時、そうちゃんは。
入り口でちゃんと「こんにちは」をして、靴を靴箱の空いてる場所へ入れようとしてた。
いやいや、そこ入居者さんのとこだから。

お部屋を見て回りながら見学してる間は、ソワソワと落ち着きがなく。
勝手にドアを開けようとしたり、急に走り出そうとしたり。
独り言の声も大きめ。　

まあね。
「グループホームの見学だよ」はわからんわな。
しょうがない。
グループホーム？それ食べれるの？の世界だよね。

空き部屋を見ながら説明していただいた後、一番奥の部屋へ。
そこはショートステイ用のお部屋でした。
ドアを開けて布団が目に入った瞬間、
そうちゃんの目がキラン、と光った。

　ははーん、そういうことね

納得顔でスリッパを脱ぎ、いそいそと布団に入ろうとするそうちゃん。
放っておいたらそのまま「おかあさん　バイバイ」と言っただろう。
…預けられ慣れてる。
いつでもどこでも泊まれる人。

「今日はお泊まりしないよ。見るだけ。また今度来ようね。」
そう説明したらすぐに立ち上がり、すんなり部屋を出ることができた。

その後はすっかり落ち着き、動きもゆっくり、独り言も出ず。
リビングの椅子に座って管理者さんに話を聞いている間、いるかいないかわからないほど静かに座っていてくれていた。

「これだけ落ち着いていれば全然大丈夫そうですけどねー」と管理者さん。
「でも、突発的な行動がある子で強度行動障害はついてるんですよ」と私。
すると「そうですかー」と目を細め、「今はよそゆきかもしれませんね。」と笑ってくれた。そういう反応に、ホッとする。

その時詳しくは言わなかったんだけど、
そうちゃんが落ち着いていた理由は多分これ。
「ははーん」
正しい自閉ちゃんですからね。
分かれば安心するのだ。
自分の経験の中から類似情報を引っ張ってきて。

児相の一時保護から始まり、ショートステイ、長期入院、保護室入院、レスパイト入院と時によりあちこちに預けながら、ここまできた。
やむを得ずのことだったけど。
それぞれの施設に感謝です。
今になってその経験が、良いイメージの「ははーん」になって繋がってきています。

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学校からもらってきた健康診断結果、写メ載せとく。

身長170.6㎝　体重41.8㎏　肥満度－30％
やせすぎ

これは4月の時点。
もうちょい身長は伸びてるはず。
ということは、肥満度は更に減ってるな。
もうちょい白米食べてくれるといいんだけど。